社内で効果的かつコンプラ問題なしに原産地証明を行うプロジェクトを多く行っています。
その中で痛切に感じるのは、情報の集中欠如と、意思決定フローの欠如です。
他の論点では十分な体制が取れている企業が、ことFTAの原産地証明では全くといっていいくらい、その仕組みができていません。
担当者の最大の関心事は、証明方法であり、一旦証明をやりすごせば、(きつい言い方ですが)その証明を忘れてしまいます。それゆえに、問題点が放置されると同時に、責任も放置され、誰がとるのかが分からなくなってしまうのです。
検認がこれから増えると思われる中で、この状況を放置することはあまりいいことではないことは明らかです。