今抱えている案件で2つの商品の原産判定が下りました。
いろいろな事を考えさせられた案件でした。
今後のサービスに役立てることが出来そうな点がいくつもありました。
が、とにもかくにも疲れました。
世界で有利に戦うためのコツ
本日、アドバイザー契約をしている顧客の企業でFTA業務を引き継いだ3名にFTAの色はをレクチャーを3時間行いました。
3人なので、一方的な講義ということではなく、いろいろな事を聞いたり、彼らからの質問を受けたり双方向の有意義な時間を過ごせたと思います。
びっくりしたのは、この企業での引き継ぎが(申し訳ありませんが)表面的なもので、なぜこういうことをしなければいけないかという引き継ぎがないので、FTAの業務として行っているのだが、何をしているのか理解が足りず、困っていたとのこと。
当方のレクチャーはなぜこうなっているか、なぜこうしなければいけないかを説明しますので、「今日の話で今までやらなければいけないことに納得がいきました。」というれしい感想を頂きました。
人事異動でこういうことが起こっているとすると、企業の原産地証明の質も問題がある企業が多くありそうです。
担当者を付けた、引き継ぎしたというだけではダメですね。
抽象的で分からないかもしれませんが、原産地証明で日本商工会議所から原産判定をもらって、「できた。問題ないじゃないか。プロに払うのは馬鹿げている。」と思っている人の多いこと。
証明を見ると、問題が多いことが少なくない。
時間をかけて、経験を積んで証明をしてきた人のことを言っていない。問題がないと思う。
しかし、人の証明をものまねして、日本商工会議所から問題なく判定をもらった人の証拠書類を精査するといかに問題の多いことか。
「できた」と思う人を変えることはできない。
ましてや、仕事の欲しい私たちの言っていることは半ば仕事が欲しい「嘘つき」なのであろう。
その上司も分かったつもりで「FTAは問題ないです。」となる。
検認などの問題が発生してから、「困った。どうしよう」なのである。
当方も問題が起こってから対処できることなどしれている。
FTAでの対処は、検認時でも問題が無いようにする「予防」なのである。
そのことが少しでも分かってくれたら、うれしいのだが。
昨日、FTAアドバイザー契約をしている企業から、RCEPを使って輸入企業にFTAの関税削減効果をシェアをお願いするための方策を相談されました。
これは常日頃から私が言っているFTAの戦略的活用の一つです。
・他にもサプライチェーンなど論点はあります
FTAによる関税削減は、原産地証明という苦労を輸出企業が行い、輸入関税の削減とう果実を受けるのは輸入企業というアンバランスさを持っています。
輸入企業(=お客様)から言われて行う必要悪がFTA業務になっているのです。
今日の今日まで、日本企業のFTA活用の大半(感覚的に95%)は顧客から言われてFTAを適用し、証明の苦労をする一方、関税削減の恩恵を受けるのは輸出企業のグループ企業でない限り、輸入企業というアンバランスを続けています。
どうやって関税削減の成果のせめて一部でも取り込むようにする施策を日本企業は考えないのでしょうか。
先の企業のような相談が増えることが、海外販売戦略で利益の果実を得る日本企業が増える事に繋がります。
先日、FTA-BPOセミナーを行いました。
テーマは「FTA業務の悩みと解決方法」
このセミナーでは、FTAの原産地証明を行っていることでの担当者、企業の悩みについて示し、その対策方法を語っています。
究極の対策方法は、(宣伝になりますが)FTAの原産地証明業務をプロに業務委託(BPO:Business Process Outsourcing)をご紹介しました。
BPOに対しては、参加者の方から反響があり、原産地証明で悩むよりそこは外部に預けて、運用に集中、ひいては本業に集中したいという声を多く頂きました。
BPOするとコストが高いと思われますが、新人が分からずに勉強して、苦労して原産判定をする時間と、プロがちゃちゃっと見て1~2時間で証明する事のどちらが精度高く、安価に出来るかは明らかです。実際サービスとしては安価だと思っています。
御社でも、選択肢の一つとしてお考えになられるとよろしいかと思います。
内容に関して詳しく知りたい方はこちらからお問い合わせください。
2024年11月19日に行いました、FTABPOセミナー第1回「FTA業務の悩みと解決方法」のビデオをYouTubeにアップしました。
FTABPOセミナー第1回「FTA業務の悩みと解決方法」
企業、特に担当者が抱えるFTA業務の悩みは尽きることがはありません。 原産地証明、検認に対する恐れ、業務の継続性の不安などFTA業務に対する悩みを紐解き、それに対する解決の道筋を企業事例も含めて提示します。また、当社を中心とした、FTAにおける日本一流のメンバーによるFTA業務支援サービスもご紹介します。
パート1 (60分)
原産地証明、検認に対する恐れ、業務の継続性の不安などFTA業務に対する悩みとその解決案
株式会社 ロジスティック 代表取締役 嶋 正和
パート2 (30分)
企業が抱える悩みと対処:企業事例
FTAラボ 所長 國松 佳史
■■ 日時 ■■ 2024年11月19日(火) 14:00~15:30
Teamsの録画で、音が聞こえにくい可能性があります。
その際は、以下のビデオもお試し下さい。
パート1
パート2
FTA-BPOセミナー第1回、好評のうちに終了しました
2024年11月19日に行いましたが、220名の方にご参加頂きました。
Teamsのタウンホール機能を使いました。配信はお一人を除き問題なく行えたと思います。
この内容は、ビデオにて閲覧できる予定にしています。
次回は第2回。FTAの基礎について、藤森さんより語っていただきます。
セミナーの詳細はこちらから。
FTA-BPOセミナー 第三弾をHSコードの基本解説として行います。
・Webでの開催で1時間程度
・HSコードの専門家が解説
2025年の1月中旬~下旬にかけて行う予定ですが、日付がまだ決まっておりません。
セミナーの詳細が決まった際にお知らせが欲しい方は、以下からご登録ください。
また、以下のセミナーもWebで開催予定です。リンクをクリックすれば詳しい情報に飛びます
FTA-BPO 001 「FTA業務の悩みと解決方法」(2024年11月19日)
FTA-BPO 002 「FTA実務の基本 ~押さえるべきポイントを徹底解説~」(12月11日)
是非参加をご検討ください。
FTA BPOチームがお届けする無料FTAウェビナー第二弾。
今回は、FTA原産地証明に関する基本的な内容を専門家がお話しします。業務に携わる初心者の方にぴったりの内容です
Webのみでの開催となります。
ふるってご参加下さい。
「FTA実務の基本 ~押さえるべきポイントを徹底解説~」(60分)
FTA原産地証明に関する基本的な内容を専門家がお話しします。業務に携わる初心者の方を対象としています。
FTAとは何かから知りたい方にぴったりです。
TSストラテジー株式会社 代表取締役 藤森 陽子
・FTA BPOチーム メンバー
■■ 日時 ■■
2024年12月11日(水) 14:00~15:30
■■ セミナー形式 ■■
Webでの開催のみ(Teams利用予定)
セミナーへのご参加は、実際にFTAを活用する企業に限定させていただきます。
お申し込みの後、ご参加頂く方にリンクをお送りいたします。
■■ 申込み ■■
下記のフォームにご記入の上、送信ボタンを押してください。
フォームURL:
https://smoothcontact.jp/front/output/7f000001759978eef6eba6fa333192c6
短縮URL: https://bit.ly/FTA_BPO20241211
■■ 今後のセミナーに関して ■■
今後、FTAに関するセミナーを他の講師を招いてWebで行う予定です。以下のリンクでセミナー案内をメールにてお送りします。
https://smoothcontact.jp/front/output/7f0000011c302b5ef23e4bdeee5f593f
短縮アドレス: https://bit.ly/FTA_Sem.inar_Toroku