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AIのFTA業務への適用

AI(人工知能)がもたらしたFTA業務の革新

AIによってFTA原産地証明業務の品質は大幅に向上できる

AIはFTA原産地証明を「自動化」するだけ、と思っていませんか?

AIの活用で、煩雑なFTAの原産地証明業務を自動化したい。
多くの方がそう期待されています。もちろん、自動化によって日々の業務負担が大幅に軽くなることは、計り知れないメリットです。
 

「100%の自動化」という幻想

しかし、「AIがボタン一つで100%完璧な証明書を作ってくれる」という考えは、残念ながら実務の現実とは少し異なります。
実際の現場で担当者が日々頭を悩ませているのは、**「いかに効率よく、限りなく正確な証明に近づけるか」**という点です。これは、単に機械を導入すればすぐに解決するほど単純な課題ではありません。むしろ、「AIが全てを自動で行う」という考えは、原産地証明の複雑な実務を経験したことがない方の見方だと言えるでしょう。

私たちが考えるAIの真の価値

私たちロジスティックは、AIを単なる「自動化ツール」とは考えていません。
AIの真の価値は、専門的な判断が求められる原産地証明の「品質」そのものを、飛躍的に向上させる点にあります。AIは業務を代行する機械ではなく、より確かな証明を実現するための強力なパートナーなのです。
 

ロジスティックが行っている現在のAI適用

AIは日々進化しています。ロジスティックでは現在、以下のサービスでAIを活用しています


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FTA(自由貿易協定)の活用において、最も困難かつ重要なのがHSコードの特定です。弊社は、長年にわたりHSコード判定の専門知識とノウハウを培ってまいりました。
通常のAIでは太刀打ちできないこの領域において、私たちは独自のソリューションを開発。蓄積されたノウハウと、「通則」・「注」、世界各国の判定事例、画像解析技術を組み合わせ、多角的な視点から確度の高いHSコードを導き出す革新的なAIによる付番システムです。
最新のHS2022年版はもとより、FTAで遡って必要となる過去のHSコードも瞬時に特定可能。貴社の貿易業務を、比類なき精度で支援します。

独自のHSコード付番エンジンにより、材料のHSコード特定を効率化します。お手持ちの材料情報をシステムに読み込ませるだけで、対象年次のHSコードを根拠と共にスピーディーに提示します。
これにより、CTC対比表作成の基礎となる情報が簡単に入手可能です。

国際貿易環境が大きく変動する中、米国への輸出における原産国の特定は、これまで以上に重要な経営課題となっています。
米国では「実質的変更基準」という独自の規定で原産国を決定しており、サプライチェーンやコスト管理に大きな影響を与えます。
この課題に対応するため、弊社はAI技術を駆使した「原産国 分析・評価サービス」の提供を開始いたしました。複雑な判定基準を専門的に分析し、お客様の米国事業を強力にサポートします。