輸出者が指定する商品のHSコード:本当に正しいの?

最近、代行で原産地証明書を作成する際に、商品のHSコードが(正直余りに)ひどいことがあります。

受ける側からすれば、顧客である輸出者、特に商社の主張するHSコードと違うHSコードで証明した場合、もし間違っていれば責任は受ける側にあり、少なくとも金銭的被害は補償しなくてはいけません。

だからといって、「これおかしいだろう」というHSコードで証明する事は、コンプラ上も問題があります。

先ずは輸出者にそのHSコードの正しさを確認してもらい、そのHSコードで証明するが、HSコードが間違っていた場合、非は証明者側にない事を納得してもらう必要があります。

違うHSコードを指定するのは、HSコードの知識がない事が大半でしょうが、意図的に関税が下がるHSコードにしている場合もあります。そういうものに加担するのは問題です。

輸出者が主張するHSコードに対して責任所在を明確にして、原産性の証明をした場合、日本商工会議所から、商品のHSコードの疑義をもらう事が多々あります。(まあ、日本商工会議所が疑義を持たれるのも当然ですが)

そこでの日本商工会議所とのやりとりも本当に面倒ですね。(それをしなければならない日本商工会議所の方、ご愁傷様です)

FTAにおける「生産」の定義

FTAにおいて、最終生産は原産地証明上重要な要素です。また、これは曖昧ではありますが、FTAの協定内に記載されています。

協定文を読むこと無く、自分の判断で生産と決めている方がたまにおられます。

検品とこん包をしているから、生産しているなど。

間違いのもとなので、正しい知識を身につけましょう。協定文を読むのも忘れずに。

第6回FTA原産地証明試験の解説動画をオープンしました

第6回FTA原産地証明試験の解説動画をオープンしました。

この解説動画は当日試験を受けた方にURLを記載したメールをお送りします。

復習にお役立てください。

第6回FTA原産地証明試験終了しました。

FTA戦略的活用研究会の第90回として行いました「第6回FTA原産地証明試験」、昨日終了しました。

20問の新作問題を30分で解いていただくもので、31名の方に受験頂きました。

試験結果は、合格点85点のところ、最高点は79点。合格まであと一歩でした。

また、平均点は今回はかなり低く37点。過去2回が50点だったので、少々難しかったと思います。

試験の後に、TSストラテジーの藤森さんから試験の解説を頂きました。

FTA戦略的活用研究会の恒例の懇親会も実施。20名の方にご参加頂きました。

第7回はもう少し先ですが、実施していきたいと思います。

今回の結果をバネにして、FTAの原産地証明知識・スキルを向上して頂けると幸です。

知識、スキルアップには弊社が用意していますFTA原産地証明Web学習ツールをぜひご活躍ください。

当日の写真がこちら

最近のとある商工会議所への原産判定申請が厳しくなった件

とある企業の原産地証明をお手伝いして感じるのはとある商工会議所への原産判定申請が簡単に通らなくなったこと。

問題点を指摘頂き、大変助かります。ただ、かなり厳しくなったなと感じています。

とあるお客様のところで証明を担当している人にその話をしたら共感を得た。この人はかなりの期間証明を行っていらっしゃるのですが、「最近時間がかかるようになりました。この前のものは1か月かかりました。」

厳しくチェックすることは商工会議所にもメリットばかりではない。摘まれている案件が山のようになるはずですね。

最近、検認が増えているために、チェックが厳しくなっているのでしょうか。

日本商工会議所の第一種特定原産地証明書発給システムがメンテナンス中

出来上がったFTAの原産判定証拠書類をもとに依頼をかけようと、日本商工会議所の第一種特定原産地証明書発給システムにアクセスしたが、残念ながらメンテナンス中。

2024年2月2日(金)22:00~2月5日(月)8:00

はメンテナンス中だそうだ。

残念。

第5回「FTA原産地証明検定試験」無事終了

第5回「FTA原産地証明検定試験」が無事終了しました。

オンラインでの試験なので、実施の際はいつもドキドキしています。

昨日の受験者向け速報から、情報がアップデートされました。

受験者数: 44名

平均点:  49.4点

毎回、平均点が50点ですので、今回も変わらずといえるでしょう。ただ、原産地証明をするにおいては心許ない数値と言わざるを得ません。

合格点は90点を設定していますが、そこに到達したひとがいませんでした。

最高点は84点で1名の方。それ以外には80点台はいらっしゃらず。

70点台が9名の方でした。もう一歩ですね。

今回の最高点の方は前回同様FTA原産地証明のWeb学習を受けている人でした。成果が出ていてうれしく思います。

 ・ その方の名誉のために申しますが、テスト問題は全て新作です。

 ・ 問題集からの転載ではありません。

「FTA原産地証明のWeb学習」は安価な価格設定をしている為、是非皆様に学習していただきたいなと思います。

企業の担当者の底上げと間違いのない検認対応のためにぜひご検討ください。

第1回「Web学習者向け 原産地証明基礎講座」

ロジスティックがサービスを展開しているFTA原産地証明のWeb学習。その受講者向けの初心者向け無料セミナーです。第1回は、Web学習者だけではなく、未受講の方もご参加頂けます
  ・ 未受講の方には申し訳ございませんが、講座の資料の配付はございません。資料は受講者のみ配布です。
  ・ Web配信はございません。講座は会場のみです。但し、Web学習者向けには、ビデオを後日公開いたします。

内容: 「FTAにおける原産地証明の基礎を学ぶ」
日時: 2023年10月25日(水) 15:30~16:40
会場: 東京国際フォーラム 会議室棟G405 (東京都千代田区丸の内3丁目5?1)
     ・ webでの配信はございません。
定員: 35名      
料金: 無料

申込み;
https://smoothcontact.jp/front/output/7f00000127485b9cdbb492fc4fa0cb1e
(短縮アドレス) https://bit.ly/FTA-Web-learning01

■■ 「FTA原産地証明」のWeb学習に関して ■■
以下のサイトにご案内がございます。
 https://smoothcontact.jp/front/output/7f00000127485b9cdbb492fc4fa0cb1e 
 (短縮アドレス)  https://bit.ly/FTA_POO_EL

以下のサイトで、サンプル問題10問を試すことが出来ます
 https://gef.quizgenerator.net にアクセス
   ・ 以下でログイン
         ID:    fta-test
         PW:    fta-tester@1
多くの方がアクセスした場合、ログイン出来ない場合があります。その場合は時間をおいてログインください。

YouTubeに説明ビデオがあります
 https://youtu.be/VifyRLt6I44
 (短縮アドレス)  https://bit.ly/FTA_EL

第5回無料「FTA原産地証明検定試験」

「FTA原産地証明検定試験」の第5回をWeb上で行います。

FTAを活用する際に必要な原産地証明の証明スキル。

ご自身のスキルがどの程度かを知るための試験となります。合格点は85点。

無料ですので、是非ふるってチャレンジください。会場受験とWebでの受験も可能です。

今回は新問題ですので、今までの試験を受けていらっしゃらない方も、過去に受けられた方もぜひチャレンジしてください。
  ・ 試験は30分。試験後に正解と成績をすぐに確認できます

現在、弊社が提供しているFTA原産地証明のWeb学習の学習者は申込みなしに受験が可能です
  ・ 現在のWeb学習HPにIDとPWでアクセスすれば、試験に参加できます。

受験形式
  ・ 会場受験とWeb受験ができます
       -会場は、東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内3丁目5-1 会議棟 G405)となります
  ・ 会場でのテスト問題の解説はありません
  ・ 会場では、試験後に別のセミナーを開催します。セミナー受講は必須ではなく、テストで終了され、退出されても結構です
      - 「FTA原産地証明基礎講座」(15:30~16:40)です。上記試験とは内容上直接関係ありません。
      - Web学習の利用の方向けの基本中心のセミナーです。詳しくは本メールの後半に記述があります。
      - この基礎講座はWeb学習をしていない方も聴講可能です

日時
2023年10月25日(水) 14:00~15:00の間の30分でご受験下さい
  ・ 会場受験の場合は13:30に開場します
  ・ 14:00に試験問題がWeb上でオープンとなります
  ・ 試験を受けるに当り、何を参照いただいても結構です
  ・ 試験時間は30分ですので、14:30までに試験を開始して下さい
      - それ以降の参加も可能ですが、終了時間は15:00(回答時間最大30分)ですので回答時間が短くなります
  ・ 試験の定員は50名です。 試験が終わった後に、即座に試験結果が出ます。

受験資格
下記の条件があります
  ・ 試験を受けられる方のキャパシティは50名までです。(現段階のシステムの制約です)
  ・ 各社から最大3名までが受験できます
  ・ 弊社の「FTA原産地証明」Web学習を受講されている方、FTAの原産地証明の実務を実際に行う必要のある企業の方を優先します

試験までの流れ
1 以下のサイトから申込みをする
https://smoothcontact.jp/front/output/7f00000127485b9cda31681ad65479e
(短縮アドレス) https://bit.ly/FTA-test-005

2 ID、パスワード、アクセスするURLを記したメールを受験対象者にお送りします
  ・ 上記理由で受験がかなわなかった方へは、その旨のメールをお送りします
3 試験は14時開始です。遅れても参加可能ですが、15:00には試験が終了することをお忘れなく
  ・ 試験時間は30分です
4 試験では、資料の閲覧(書籍、資料、インターネットなど)が可能です
  ・ 会場ではWi-Fiが使えます
5 試験が終了したら、左のメニューバーからアクセスし、結果と解説を閲覧