インドの税関でHSコード紛争:その10

判決年
2024

税関(港・空港等)
ムンバイ空港

輸入品・申告HSコード
Saffron(0910)

税関主張HSコード
フードフレーバー(3302)

経緯
DFIA上のCTH不一致。CESTATは「説明優先」で輸入者勝訴

結果
免税認容

インドの税関でHSコード紛争:その9

判決年
2024

税関(港・空港等)
チェンナイ港

輸入品・申告HSコード
風船&スタンド(9503)

税関主張HSコード
玩具該当でBIS未取得
→没収

経緯
CESTATは「パーティー装飾」で玩具非該当と判断し、一部救済

結果
罰金減額

AI×FTAの新しいページができました!

こんにちは!

この度、当社のロジスティクスHPをマイナーチェンジし、今一番力を入れている**「AI」と「FTA業務」**の新しいページを追加しました!

このページでは、弊社の強みである以下の3つのテーマについて解説しています。

  • AIによるHSコード自動付番
  • CTC対比表の自動作成モデル
  • 米国「実質的変更基準」の適合判断ツール

「どうやって使うの?」「どんな仕組みなの?」といった具体的なモデルの詳細は、今後少しずつお話ししていきますので、お楽しみに!

原産地証明をAIで行う(施行実験中)

HSコードの符番システムはほぼめどが立ちました。

このエンジンを使えば、HSコードの年次変更も可能。

ここまで来れば、CTCでのHSコード符番は問題なくできるようになります。

現在、この部分を実験中。

一連の流れを自動で行うところはまだですが、それぞれの要素
 ・HSコード符番
 ・HSコードの年次変更(対象HS年次を特定もできるようになっている)

ができれば原産地証明はできたも同然。
 
気になる部分品の部分もトライしている部分では正しく符番できているようです。

自分で言うのも何ですが、このシステムのいいところは、出した解答を100%と言わず、こういう可能性がある(どの程度確かと考えているかを示せる)その曖昧な部分の他の選択肢、どういうことが分かれば確定できるかを示せるところです。

当然、その根拠を左証として示す様にしています。

これらのトライアルの結果から一連の流れが対応できるようにプロセスを修正してはトライをしています。

企業の方でご関心ありますか?

お問い合わせはこちらまで

インドの税関でHSコード紛争:その5

判決年
2025

税関(港・空港等)
ムンバイ港

輸入品・申告HSコード
Samsung Remote Radio Head(8517.62)

税関主張HSコード
無線送受信機(8517.62)
※輸入者は免税請求

結果
未判決
(係争中)

HSコードのご相談は、ロジスティックまで

インドの税関でHSコード紛争:その4

判決年
2024

税関(港・空港等)
チェンナイ港

輸入品・申告HSコード
乗用車用LCDクラスタ(9013.80)

税関主張HSコード
車載表示装置(8529.90)

経緯
技術解説書不足。
CESTATは税関側を支持

結果

追徴税確定

HSコードのご相談は、ロジスティックまで

インドの税関でHSコード紛争:その3

判決年
2024

税関(港・空港等)
チェンナイ港

輸入品・申告HSコード
自動車用CKDキット(8708.99)

税関主張HSコード
完成車CBU(8703.33)

経緯
部品欠品でも完成車とみなすかが争点。
マドラス高裁は税関敗訴

結果
低関税適用

HSコードのご相談は、ロジスティックまで

FTAでの対象HSコード年次:AIに尋ねると本当によく間違う

HSコードがおよそ5年おきに更新されること、FTAではFTAでのルールを決める際のHSコードの年次が各協定で決まっていることは、担当者では極々当たり前です。

しかし、「日本インドCEPAのHSコードの年次はいつ?」と聞いてもとあるAIでは正しく回答できないことが多くあります。

大変残念なことです。

現在、AIを使ったHSコード符番システムとFTA業務支援システムを構築中でほぼできあがりつつあります。

ただ、こういったところの単純なミスは困るので、頑張って問題点を探し出し、修正をしています。

HSコードの年次はAIにはわかりにくいのですかね。

HS Code符番のAIモデル:3つめ

ChatGPT、Gemini、に続いてどれがいいかを定めるために3つめのモデルを試しています。

AIエンジンとしては新しいと言っていいのか分かりません。

Perplexity AIです。こちらは、上記のモデルでも使われるAIを選択して使うことができます。(サブスクをした場合)

Xの最新のGrok 4も使えます。また、Claudeも使うことができます。

これらの違いが結果にどう影響を当たるかを見ようと思っています。