【用語の統一(本資料内)】
- 類=Chapter、項=Heading(4桁)、号=Subheading(6桁)、部=Section、注=Notes(部注/類注)
- ※第80類は**「類注(Chapter Notes)」がなく、主に「号注(Subheading Notes)」で定義が置かれています**。
【入力(ユーザーが与える情報:このブロックはそのまま残し、{ }を埋めてください)】
- 対象:HS2022 第{CHAPTER_NO}類(Chapter {CHAPTER_NO})
- 類名:{CHAPTER_TITLE_JP}(英語:{CHAPTER_TITLE_EN})
- 対象国・実務前提:{COUNTRY}(例:日本)/{IMPORT_EXPORT}(輸入/輸出/両方)
- 主な想定品目・用途(任意):{PRODUCTS}
- 参照するFTA/EPA(任意):{AGREEMENTS}(例:日EU EPA、CPTPP、RCEP…)
- 免責事項:このプロンプト末尾に固定文として既に貼付済み(変更しない)
(上記{ }の充足)
- 対象:HS2022 第{CHAPTER_NO}類 → 第80類(Chapter 80)
- 類名:{CHAPTER_TITLE_JP} → すず及びその製品(英語:Tin and articles thereof)
- 対象国・実務前提:{COUNTRY}/{IMPORT_EXPORT} → 日本/輸入・輸出(両方)
- 主な想定品目・用途:{PRODUCTS} → 錫インゴット、錫合金、錫くず、錫線・棒、錫箔/板、錫粉、錫製容器・食卓用品、はんだ用材料等
- 参照するFTA/EPA:{AGREEMENTS} → CPTPP、RCEP、日EU・EPA(例)
0. まず結論:この類に入るもの/入らないもの(超要約)
- この類に入る代表例(3〜6個):
- 未加工の錫(インゴット等):8001(錫(合金を除く)/錫合金)
- 錫くず(スクラップ):8002
- 錫の棒・形材・線:8003
- 錫の板・シート・ストリップ、錫箔、錫粉/フレーク、錫の管・管継手、その他の錫製品:8007
- この類から除外されやすい代表例(3〜6個/除外先の類・項も併記):
- 鉄鋼に錫めっきした板(いわゆるブリキ):通常は**第72類(鉄鋼製のめっき・被覆板等)**側で検討(例:7210)
- 錫のスラグ・灰・残留物(製錬残さ等):第26類 2620(残留物)
- 溶剤等と混合済みの“調製された”金属粉塗料等:第32類(調製塗料等)へ(部注の除外)
- フラックスで被覆したはんだ棒・はんだ線等:第83類 8311(被覆/中空の溶接・ろう付け・はんだ付け用品)
- 錫の化合物(酸化物・塩・有機錫等):第28〜29類(化学品)側(第80類は金属とその製品が中心)
- 実務での最重要分岐(1〜3個):
- 「錫(合金を除く)」か「錫合金」か(Sn≥99%+Bi/Cu閾値、または他元素合計>1%等)→ 8001.10 vs 8001.20
- “くず”か“再溶融したインゴット(塊)”か → 8002 か 8001 か
- 単なる錫製品か、他章の「特定用途・特定機能の物品」か(部注で機械/電気等へ飛ぶ)
- (任意)この類で特に“誤分類が高コスト”になりやすい場面:
- 8007(その他の錫製品)に何でも入れてしまう(実際は83類・84/85類・72類等へ分岐するケースがある)
1. 区分の考え方(どうやってこの類に到達するか)
1-1. 分類の基本ルール(GIRの使いどころ)
- この類で特に効くGIR:
- GIR1(見出し・注に従う):第80類は号注で「錫(合金除く)」「錫合金」の定義が置かれており、まずここで決めます。
- GIR3(混合物・複合品):錫めっき鋼板のように“主体が鉄鋼”なら第72類へ、など「材質の本質」を見ます(複合品ルールと各部注の除外も併用)。
- GIR6(6桁の決定):8001は 8001.10/8001.20 に分かれるため、**成分データ(分析値)**が必要になります。
- 「品名だけで決めない」ための観点:
- 材質(錫か、錫合金か、錫“めっき”された鉄鋼か)
- 形状・加工度(塊/線/粉/箔/容器など)
- 状態(スクラップか、再溶融して塊になっているか)
- 機能・用途(機械・電気の“部品”として特定されるか)
1-2. 判定フロー(疑似フローチャート)
- Step1:主材が錫(Sn)か?
- いいえ → 第72類(鉄鋼)や第74類(銅)等、主材の章へ(例:ブリキは第72類側が典型)
- Step2:錫が主材 → 未加工(塊)/くず/棒線/その他製品のどれか?
- 塊(未加工)→ 8001
- くず → 8002(ただし“再溶融インゴット”は8001)
- 棒・形材・線 → 8003
- それ以外の錫製品 → 8007
- Step3:8001の場合 → 錫(合金を除く)か錫合金かを号注で判定
- Sn≥99%かつBi<0.1%、Cu<0.4% → 8001.10
- それ以外(錫優勢で他元素合計>1%等)→ 8001.20
- よく迷う境界(例:第○類と第○類の境界):
- 錫製“容器/食卓用品”(8007) vs 特定機能を持つ機械・電気機器(第84/85類)
- 錫粉(8007) vs 調製塗料等(第32類:部注で除外)
2. 主な項(4桁)とその内容
2-1. 4桁(項)の主なもの一覧表(必須)
第80類は4桁見出しが少ないため全列挙します。なおWCO条文上、**[80.04] [80.05] [80.06] は角括弧付き(未使用/留保の見出し)**として掲載されています。
| 項番号(4桁) | 見出しの要旨(日本語) | 典型例(製品名) | 重要な分岐条件/除外/注意点 |
|---|---|---|---|
| 8001 | すずの塊(未加工錫) | 錫インゴット、錫地金、錫合金インゴット | 8001.10/8001.20の分岐は号注の成分定義で判定(Sn≥99%等) |
| 8002 | すずのくず | 錫スクラップ、錫屑、回収錫 | **スラグ・灰等(26.20)**は除外/再溶融して塊状なら8001へ |
| 8003 | すずの棒、形材及び線 | 錫棒、錫線、錫形材、(フラックス無しの)はんだ棒 | フラックス被覆は8311へ除外。鋳造して引抜き等の素材は8001側になり得る点に注意 |
| 8007 | その他のすず製品 | 錫板/箔、錫粉・フレーク、錫製容器、錫管・継手、ピューター食卓用品 等 | 第80類の“寄せ集め”だが、83類(一般用部品等)や84/85類(機械・電気)に当たると除外。また粉末は部注の定義参照 |
2-2. 6桁(号)で実務上重要な分岐(必須)
- 分岐条件(例:重量、成分割合、用途、加工状態、形状、包装、規格)の整理
- 第80類でHS6桁の“明確な分岐”があるのは主に 8001.10 と 8001.20 です。
- 8001.10(錫:合金除く):Snが重量で少なくとも99%で、BiとCuが各上限未満(Bi<0.1%、Cu<0.4%)。
- 8001.20(錫合金):錫が他元素より重量で最大であり、(i)他元素合計>1% または (ii)BiまたはCuが上限以上。
- 間違えやすい6桁ペア/グループ(2〜5組):
- 8001.10(錫:合金除く) vs 8001.20(錫合金)
- どこで分かれるか:成分(Sn比率、Bi/Cu、他元素合計)
- 判断に必要な情報:成分分析(試験成績表)、材料規格、MSDS(合金組成欄)
- 典型的な誤り:「Snが99%あるから無条件で8001.10」として、Bi/Cuが閾値以上を見落とす
- 8002(くず) vs 8001(塊)
- どこで分かれるか:“くず”の状態か、再溶融してインゴット等になっているか
- 判断に必要な情報:写真、梱包形態、製造工程(回収→再溶融の有無)
- 典型的な誤り:スクラップを溶かしてインゴット化したのに8002のまま申告
- 8001.10(錫:合金除く) vs 8001.20(錫合金)
3. 部注と類注の詳細解釈(条文→実務的な意味)
3-1. 関連する部注(Section Notes)
- ポイント要約:
- 第15部注1(除外):調製塗料等、機械・電気、車両等は第15部から除外され得ます。
- 第15部注5(合金の分類):卑金属合金は基本的に“最も重量が大きい金属”の合金として扱います。
- 第15部注8(くず・粉末の定義):粉末は「1mmふるいを90%以上通過」等の定義があります。
- 実務での意味(具体例つき):
- 錫粉でも、溶剤等と混合済みの調製品なら第32類(部注で除外される側)になり得ます。
- “錫を含む合金”でも、錫が最も重いなら錫合金として第80類で検討します(ただし第80類の号注条件も確認)。
- “くず”は単なる端材だけでなく、破損・切断等で本来用途に使えない金属製品も含み得ます。
- “この部注で他章に飛ぶ”代表パターン:
- 機械・電気機器の部分品(Section XVI)に該当 → 第84/85類へ(第15部から除外)
- 調製塗料・インキ等(第32類) → 第15部から除外
3-2. この類の類注(Chapter Notes)
- ポイント要約:
- HS2022の第80類は、**類注(Chapter Notes)がなく、号注(Subheading Notes)**で「錫(合金除く)」「錫合金」の定義を置いています。
- 用語定義(定義がある場合):
- 「錫(合金を除く)」=Sn≥99% かつ Bi<0.1%、Cu<0.4%
- 「錫合金」=錫が他元素より重量で最大、かつ(他元素合計>1%)または(Bi/Cuが閾値以上)
- 除外規定(除外先の類・項も明記):
- 号注自体は“除外先”を列挙する形式ではないため、除外は**部注(第15部注1等)**と各項解説で判断します。
4. 類注が分類に与える影響(“どこでコードが変わるか”)
この章は「類注があるからこそ起きる分岐」を可視化することが目的。
※第80類は“類注”ではなく“号注”中心なので、ここでは**号注(Subheading Notes)**の影響として整理します。
- 影響ポイント1:8001.10 ⇄ 8001.20(純錫か錫合金か)
- 何を見れば判断できるか(必要情報):
- Sn%、Bi%、Cu%、その他元素合計%(分析値)
- 現場で集める証憑:
- 成分分析表(第三者試験でも可)、規格書、SDS(組成)、製造仕様
- 誤分類の典型:
- Snが高いだけで8001.10にして、Bi/Cu閾値や他元素合計>1%を見落とす
- 何を見れば判断できるか(必要情報):
- 影響ポイント2:8002(くず)⇄ 8001(塊)
- 何を見れば判断できるか(必要情報):
- 形状(スクラップか、インゴット等の塊か)、再溶融の有無
- 現場で集める証憑:
- 写真、工程図(回収→再溶融→鋳造の有無)、梱包形態
- 誤分類の典型:
- 「原料はスクラップ由来」だけで8002にし、実際は再溶融インゴットで8001相当
- 何を見れば判断できるか(必要情報):
5. 分類でよくある間違い(原因→対策)
- 間違い:錫めっき鋼板(ブリキ)を第80類に入れる
- なぜ起きる:「錫だから第80類」と短絡しやすい
- 正しい考え方(どの注・どの見出しが根拠か):主材が鉄鋼のフラットロール品は第72類(例:7210)側で検討
- 予防策:基材が何か(鉄鋼/錫)を仕様書で確認、断面写真や材質証明を入手
- 間違い:Snが99%あるだけで8001.10と決める
- なぜ起きる:閾値がSnだけだと誤解
- 正しい考え方:Bi/Cuの上限や、他元素合計>1%等も要件
- 予防策:分析表でSn/Bi/Cu/他元素合計を必須項目化
- 間違い:再溶融した錫インゴットを8002(くず)で申告
- なぜ起きる:原料がスクラップ由来だと“くず”と思い込み
- 正しい考え方:再溶融しインゴット等の形状になれば8001側になり得る
- 予防策:工程(回収→溶解→鋳造)をインボイス説明に反映
- 間違い:フラックス被覆のはんだ棒を8003に入れる
- なぜ起きる:「はんだ=錫」として材質で判断
- 正しい考え方:フラックス被覆等は83類(8311)へ除外
- 予防策:被覆の有無(断面/仕様)を確認、品名に「flux cored/coated」等がないかチェック
- 間違い:錫粉を“何でも”8007にして、調製品を見落とす
- なぜ起きる:粉=金属粉と思い込み
- 正しい考え方:溶剤・樹脂等と混合した調製品は第32類等へ(第15部除外)
- 予防策:SDSの組成欄で“樹脂/溶剤/添加剤”有無を確認
- 間違い:錫製容器でも、機械装置付き(加熱/冷却等)を8007に入れる
- なぜ起きる:容器=8007と機能評価を省略
- 正しい考え方:機械装置の有無で第84類等へ分岐し得る(部注で飛ぶ)
- 予防策:設備仕様(バルブ/熱交換/駆動部)を図面で確認
- 間違い:“錫合金”のつもりが、実は錫が優勢でない
- なぜ起きる:商業名(ピューター等)だけで判断
- 正しい考え方:合金は“どの金属が重量で優勢か”が基準
- 予防策:必ず元素%で確認(社内で材料表を回収)
6. FTAやEPAで原産地証明をする際に気をつける点
6-1. HSコードとPSR(品目別規則)の関係
- HSの付番がPSR選択に直結します。HSを誤ると、適用すべき品目別規則そのものが変わり、原産性判断(CTC/RVC/加工工程)が崩れます。
- よくある落とし穴:
- 最終製品HSだけ合っていても、非原産材料のHSが誤っているとCTC判定がズレる
- 8007(その他)に“まとめ分類”すると、PSRの条件(CTH/CTSH等)が想定外になる可能性
6-2. 協定が参照するHS版の違い(HS2012/2017/2022のズレ)
- 協定・運用資料によって、PSRが参照するHS版が異なる場合があります。実務では税関の原産地規則ポータル等で、協定別に確認するのが安全です。
- トランスポジション(旧→新対応)の扱い方(一般論):
- まず“協定本文/附属書上のHS番号(旧版)”でPSRを特定し、必要なら相関表でHS2022番号に読み替える
- 結論に不安がある場合は、税関相談(原産地部門)や通関業者へ照会
6-3. 実務チェック(原産性判断に必要なデータ)
- 材料表(BOM)、原価、工程、原産国、非原産材料のHS、RVC計算の前提
- 証明書類・保存要件(一般論):協定・制度(第三者証明/自己申告)ごとに異なるため運用資料で確認
7. HS2022とそれ以前のHSコードでの違い(違うことになった根拠)
7-1. 変更点サマリー(必須:表)
| 比較(例:HS2017→HS2022) | 変更タイプ(新設/削除/分割/統合/文言修正/範囲変更) | 該当コード | 変更の要旨 | 実務への影響 |
|---|---|---|---|---|
| HS2017→HS2022 | 文言/構成の整理(注の削除) | 第80類 注(形状定義等) | HS2017では第80類注に棒・線・板・管等の定義があったが、HS2022条文(第80類)では号注と見出しのみの構成となっている | 「形状の定義」を参照する場合、部注・解説(税関解説等)で補う運用が必要 |
| HS2017→HS2022 | 変更なし(HS6桁の範囲変更は確認されていない) | 8001/8002/8003/8007 | WCO相関表(Table I)はHS2017→HS2022で“変更/新設”のある号を列挙する形式であり、そこに第80類の号が掲載されていない | HS6桁レベルでは大きな付番変更は起きにくい(ただし相関表はガイドで法的地位なし) |
7-2. 「違うことになった根拠」(必須)
- WCO HS2017の第80類には、注(Note)として棒・線・板・管等の定義が掲載されています。
- WCO HS2022の第80類は、号注(Subheading Notes:錫/錫合金の定義)と見出し列挙([80.04]等を含む)で構成され、HS2017にあった注が見当たりません。
- 一方で、日本税関の「関税率表解説」では、第80類の各項解説内で第15部注(粉末、棒・線、板・箔、管等の定義)を参照して理解する旨が整理されています。
- 以上より、「HS2022で第80類の注が削除され、形状定義は部注/解説等の参照で補う」点が実務上の主要差分と判断しました。
8. HS2022以前で付け加えられたHSコード/削除されたHSコード
ここは“HSの版改正で、章の見出し構造がどう変わったか”を俯瞰する目的です。
| 版の流れ | 主な追加・削除・再編 | 旧コード→新コード(概要) | 根拠 |
|---|---|---|---|
| HS2002→HS2007 | 80.04〜80.06が削除 | 旧:80.04〜80.06(錫箔・錫管等に相当する見出しが存在していた版がある)→ HS2007以降は80.07(8007)に集約され、80.04〜80.06は欠番化 | HS2007改正資料で「Headings 80.04 to 80.06. Delete these headings」と明記 |
| HS2007→HS2022 | 欠番の維持 | [80.04][80.05][80.06]が角括弧付きで残り、実体は8007に集約 | HS2022条文の見出し列挙で角括弧付き表示 |
9. 類注違反による通関トラブル(想定事例)
- 事例名(短く):“純錫”として申告したが、Bi/Cuが閾値超過
- 誤りの内容(どの類注/部注に抵触):号注の定義(8001.10要件)不適合
- 起きやすい状況:回収材由来の地金で不純物が上下する
- 典型的な影響:修正申告、追加納税、分析要求による遅延(一般論)
- 予防策:ロットごとの分析表添付、インボイスに成分記載
- 事例名:スクラップ(8002)で申告したが実体は再溶融インゴット(8001)
- 誤りの内容:部注8(くず)定義と、解説の除外(再溶融塊は8001)を見落とし
- 起きやすい状況:「原料=スクラップ」だけが社内伝言で残る
- 影響:品目更正、価格・統計影響、審査長期化(一般論)
- 予防策:工程証明(溶解の有無)と写真を事前準備
- 事例名:フラックス被覆はんだ棒を8003に誤分類
- 誤りの内容:8003解説の除外(83.11)を無視
- 起きやすい状況:「はんだ=錫棒」という品名だけで判断
- 影響:税番修正、規制や統計コードの修正(一般論)
- 予防策:被覆構造・材料表の確認、SDS添付
10. 輸出入規制事項(コンプライアンス観点)
- 日本前提で、この類で頻出の規制・許認可・検疫を整理(該当があるものだけ):
- 廃棄物(スクラップ等)としての輸出入は、バーゼル法(特定有害廃棄物等)に関係する可能性があります。該当性がある場合、経産省の輸出(承認)手続や環境省の案内を確認します。
- 記載の分類軸(該当がある項目のみ書く):
- 検疫・衛生(SPS等):通常、金属の錫そのものでは該当しにくい(ただし用途や付着物で別途確認)
- ワシントン条約(CITES)等:通常該当しにくい
- 安全保障貿易管理:個別品の仕様・用途により確認(本資料では一般論のみ)
- その他の許認可・届出:廃棄物該当性が鍵
- 確認先(行政・公式ガイド・窓口):
- 経済産業省(バーゼル法関連:輸出入管理)
- 環境省(廃棄物等の輸出入手続案内)
- 実務での準備物(一般論):
- 貨物の性状説明(写真、成分/汚れ/付着物、由来工程)
- 契約書・用途説明、運搬/処理計画(廃棄物該当の場合)
11. 実務チェックリスト(分類→通関→原産地→規制)
- 分類前チェック(製品情報の収集)
- 材質(錫/合金/めっき)、成分表(Sn/Bi/Cu等)、形状寸法、用途、製造工程
- 写真(全体/断面/被覆の有無)、SDS、規格書
- 分類後チェック(注・除外・境界の再確認)
- 8001の号注要件(Sn・Bi・Cu・他元素合計)
- 8002の“くず”定義と除外(再溶融塊、残留物)
- 83類/84-85類/72類などへの境界再確認
- 申告前チェック(インボイス品名、数量単位、補足資料)
- 品名に材質・形状・被覆有無を反映(例:Tin wire / Tin ingot / Flux coated solder wire 等)
- 分析表・写真を添付できる状態に
- FTA/EPAチェック(PSR・材料・工程・保存)
- 税関PSR検索で当該HS(4桁または6桁)を確認
- BOM・原価・工程の保存(協定別に運用確認)
- 規制チェック(許可/届出/検査)
- スクラップ等はバーゼル法該当性を一次判定(経産省・環境省情報で確認)
12. 参考資料(出典)
- WCO(HS2022条文、相関表、改正パッケージ等)
- WCO HS2022 Chapter 80(Tin and articles thereof) (参照日:2026-02-27)
- WCO HS2022 Section XV Notes(Base metals and articles of base metal) (参照日:2026-02-27)
- WCO Correlation Tables HS2017–HS2022(説明ページ・Table I) (参照日:2026-02-27)
- WCO HS2017 Chapter 80(Tin and articles thereof) (参照日:2026-02-27)
- WCO HS2007改正資料(80.04〜80.06削除の根拠) (参照日:2026-02-27)
- 日本税関・公的機関のガイド
- 税関:関税率表解説 第80類(80r) (参照日:2026-02-27)
- 税関:関税率表の解釈に関する通則(GIR) (参照日:2026-02-27)
- 税関:品目別原産地規則(PSR)検索/原産地規則ポータル、原産地規則マニュアル (参照日:2026-02-27)
- 規制(廃棄物等)
- 経産省:特定有害廃棄物等の輸出入管理/輸出承認手続 (参照日:2026-02-27)
- 環境省:廃棄物等の輸出入手続 (参照日:2026-02-27)
- 境界説明補助(例:ブリキ=鉄鋼のすずめっき板)
- UNSD(7210:tin-plated flat-rolled steelの区分情報) (参照日:2026-02-27)
免責事項
本資料は、HSコード(品目分類)、通関、FTA/EPA原産地、輸出入規制等に関する一般的な情報提供を目的として作成したものであり、特定の取引に対する法的助言、税務・関税上の助言、または通関上の最終判断を提供するものではありません。HSコードの最終的な決定は輸出入国の税関当局の判断により行われ、同一または類似の商品であっても、仕様・成分・用途・形状・加工度・取引実態・提出書類等により分類結果が異なる場合があります。関税率、原産地規則、輸出入規制、必要な許認可・検疫要件等は改正等により変更される可能性がありますので、必ず最新の法令・公的機関の公表情報・協定本文等をご確認ください。重要な取引については、税関の事前教示制度の活用、通関業者、弁護士・税理士等の専門家への相談を含め、必要な検証を行った上でご判断ください。本資料の内容の利用または利用不能により生じたいかなる損害についても、作成者は一切の責任を負いません。
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