付番トライアル: 2025年12月7日
以下の入力により、結果が出力されています。情報は写真のみです。
HS付番をする商品情報
下記の写真をアップロード。一つは全体イメージ。もう一つは裏側の商品の品番などの情報が記載された情報写真
よく行くコメダの店にある写真から判断しました。


入力条件(日本語:ユーザー条件のみ)
- 品名/用途:卓上送信機(木目)/飲食店テーブルからスタッフ呼び出し用(本体上面に「ボタンでお呼び下さい」の表示)
- 材質:—
- 構成・セット:単体写真のみ(セット構成の情報なし)
- 電気性・測定/通信:ラベル記載「卓上送信機」より無線送信器である旨が判明(詳細方式は記載なし)
- 寸法・仕様値:—
- 型番・画像:型式 STR-T、Made in Japan、製造販売元:株式会社パシフィック湘南(裏面ラベル)/画像2枚(上面・底面ラベル)
- 通関国・前提:—
日本語版

- 結論
- 推定HS(6桁):8526.92(無線式遠隔制御装置)
- 国別例示(任意):
- JP:8526.92-000(無線式遠隔制御装置)
- US:8526.92.50(Radio remote control apparatus)
- EU:8526 92 00(Radio remote control apparatus)
- 要約:提示品はレストラン等の「呼び出しボタン」として卓上に置かれる単機能の無線送信器(卓上送信機)。本体自体は音・光の表示機能は持たず、離れた受信機に作動信号を送って人員呼出を行う用途であるため、電気式信号装置(8531)ではなく「無線式遠隔制御装置」に該当。
- 確度(%):80%
- 根拠
- 適用通則・注(例:GRI 1, 6、類注・部注):GRI 1(見出しと部・類注の文言により所属決定)、GRI 6(号レベルの比較)。16部(機械類・電気機器)中の85類のうち、見出し8526は「レーダー装置、無線航法装置並びに無線式遠隔制御装置」を包含。
- 判定ポイント(主用途、主要材質、機能、構成、セット該当性 等):
- 主用途:テーブルから離れた受信装置へ呼出し信号を無線送出(遠隔操作・起動のための送信器)。
- 機能:押下により符号化した無線信号を送る(本体に受信・表示機能なし)。
- セット性:提示は送信機単体(受信表示器は別体)。
- 仮定(入力不足を補う前提):
- 本体に音響・光表示機能は無い(呼出表示・音出しは受信側)。
- 通信は短距離の特定小電力等で、電話網・無線LAN等の「通信ネットワーク装置」(8517)には該当しない。
- 受信装置の遠隔起動を目的とする専用送信器である。
- 排他・除外の理由(他の類・項ではない理由):
- 8531(電気式の音響・視覚信号装置):本体自体がベル・警報・表示を行う装置ではなく、信号は無線で別機器に伝達されるため不適。セット一括提示であっても、表示主体が受信側である限り当該送信機単体は8531の「装置」やその「部分品」(8531.90)よりも8526の「無線式遠隔制御」に即す。
- 8517(電話機・その他の通信装置):公衆/ローカル無線ネットワークの通信機器ではなく、専用の短距離リモコン用途であるため不適。
- 8525(放送送信機等):放送・通信用の一般送信機ではなく、遠隔制御を目的とする専用送信器であるため不適。
- 型番・画像:
- 画像A(上面):楕円形の木目調外装、中央に押しボタン。表面に「ボタンでお呼び下さい」。
- 画像B(底面ラベル):型式「STR-T」、品名「卓上送信機(木目)」、Made in Japan、製造販売元「株式会社パシフィック湘南」。
- 画像C:—(未提供)
- 候補比較
| 候補HS(6桁) | 区分 | 適用観点 | 棄却・留保理由 | 確度% |
|---|---|---|---|---|
| 8526.92 | 無線式遠隔制御装置 | 押下で無線信号を送出し、離れた受信機を起動=典型的なラジオリモコン用途 | 用途・機能が見出し文言と整合。 | 80 |
| 8531.80/8531.90 | 電気式信号装置/その部分 | 呼出しシステム全体は「信号装置」に見える場合がある | 送信機単体は信号を表示せず、受信器の動作を遠隔起動する役割に限られるため優先度低。セットでの提示時のみ再検討余地。 | 15 |
| 8517.62 | 通信ネットワーク機器 | 無線通信を行う点 | 汎用通信ネットワーク(携帯・無線LAN等)の通信装置ではなく、専用短距離リモコン用途。 | 5 |
- 争点・注意
- 送受信が一体化し「本体が表示・警報を行う」形態で提示される場合は、8531(電気式信号装置)も検討余地。
- セット(送信機+受信表示器)で同梱提示される場合は、通則3(セット/主たる性質)を適用し全体での分類を再判定。
- 電波法等の適合(技適マークの有無)や周波数帯は輸入規制に関わる実務注意点(HS分類の可否とは別)。
- バッテリー内蔵の場合、輸送・危険品規制(リチウム電池)に留意。
- 追加で必要な情報
- 本体に音・光の表示機能の有無(送信のみか)。
- 受信器とのセット輸入の有無/構成(同梱か別送か)。
- 使用無線方式・周波数帯、届出・適法性(技適)。
- 電源(電池種別・容量・取り外し可否)。
- 取扱説明書や仕様書の有無(型式STR-Tでの仕様)。
- 参考資料・出所
- WCO Explanatory Notes(HS2022) 85.26(Radio remote control apparatus), 85.17, 85.31
- 日本・実行関税率表(HS2022版)第85類
- 関税率表の解釈に関する通則(GRI 1, 3, 6)
- メーカー表示情報(画像に基づく型式・品名記載)
二つ目の写真のような情報がなくても、問題の無い判断はできますが、商品に関する品番、メーカー情報があればより正確な判断ができます。
