HSCF: 付番トライアル008:道の駅で撮った農産物(カボチャ)

付番トライアル: 2025年12月14日

写真のみでHSコードの特定を図りました

HS付番をする商品情報

★ 入力条件(日本語:ユーザー条件のみ)

  • 型番・画像:画像(1枚)

日本語版

  1. 結論
  • 推定HS(6桁):0709.93
  • 国別例示(任意):
    • JP:0709.93-000(かぼちゃ類(生鮮又は冷蔵)の例)
    • US:0709.93.0000(かぼちゃ類(生鮮又は冷蔵)の例)
    • EU:0709 93 00(かぼちゃ類(生鮮又は冷蔵)の例)
  • 要約:提示画像は、丸形でリブ(溝)のある「かぼちゃ/スカッシュ/ひょうたん等(カボチャ属)」の生鮮品(未加工・ホール)として扱うのが自然であり、第07類「食用の野菜」における 0709.93(その他の野菜(生鮮又は冷蔵)のうち かぼちゃ類)が最有力です。
  • 確度(%):85%
  1. 根拠
  • 適用通則・注(例:GRI 1, 6、類注・部注):GRI 1(項の規定と類注/部注に基づく)およびGRI 6(号レベル決定)。
  • 判定ポイント(主用途、主要材質、機能、構成、セット該当性 等):
    • 物品性状:野菜(かぼちゃ/スカッシュ/ひょうたん等)の外観。未加工の丸ごと1個で提示。
    • 加工状態:缶詰、瓶詰、加糖、酢漬、冷凍、乾燥、粉末等の調製・保存加工の形跡がない(画像上)。
    • 分類ロジック:第07類のうち、生鮮/冷蔵の「その他の野菜」0709項 → その内訳で「かぼちゃ、スカッシュ及びひょうたん(カボチャ属)」0709.93。
  • 仮定(入力不足を補う前提):
    • 生鮮又は冷蔵で輸出入される「ホールのかぼちゃ類」である。
    • 食用用途の通常流通品であり、装飾専用品として特別な加工(乾燥処理、塗装、ラッカー処理等)はない。
  • 排他・除外の理由(他の類・項ではない理由):
    • 0710(冷凍野菜):冷凍状態(個別急速冷凍等)を示す情報がないため。
    • 2005/2001等(調製・保存した野菜):酢漬、加糖、煮沸、缶詰等の保存処理が見られないため。
    • 1212等(種子・植物性生産品):種子単体ではなく、果実(かぼちゃそのもの)で提示されているため。
  • 型番・画像:画像を3枚添付(A/B/C)

A: 全体写真

  • 観察ポイント:
    • 複数のかぼちゃ類が青果売場のように陳列。
    • いずれも未加工のホール状態。

B: 対象個体の外観(例)

  • 観察ポイント:
    • リブ(溝)のある丸形で、かぼちゃ/スカッシュ類の典型的形状。
    • 切断・調理・冷凍等の加工痕がない。

C: ラベル(例)

  • 観察ポイント:
    • 値札・バーコードが貼付され、小売流通の青果物であることを示唆。
    • 調製品表示や冷凍表示は読み取れない範囲。
  1. 候補比較
    候補の比較は次のとおりです。
候補HS(6桁)理由棄却理由/留意点確度(%)
0709.93かぼちゃ/スカッシュ/ひょうたん等(カボチャ属)の生鮮又は冷蔵品に該当冷凍・調製品だった場合は別項85
0710.80野菜(かぼちゃ類)が冷凍で提示/輸入される場合の受け皿冷凍の事実(温度帯、冷凍表示)が必要8
2005.99かぼちゃが調製又は保存(例: 煮沸後、缶詰/レトルト等)されている場合画像は未加工ホールに見える4
0709.990709項に属するが、0709.93以外の「その他」に該当する場合対象がカボチャ属であれば通常0709.93が優先3
  1. 争点・注意
  • 「生鮮又は冷蔵」か「冷凍」かで、07類内でも項/号が変わります(0710へ移行)。
  • 「調製/保存」(酢漬、加糖、煮沸、缶詰、レトルト、ピューレ等)があると、20類(2001, 2005等)側が有力になります。
  • 装飾専用品で、乾燥処理や表面コーティング等により「食用の野菜」としての性格が弱い場合、14類等の検討が必要になることがあります(実務上は客観的性状と注記で判断)。
  1. 追加で必要な情報
  • 輸出入時の状態:生鮮/冷蔵/冷凍/乾燥の別(温度帯、保存方法)。
  • 加工有無:カット、加熱、蒸し/煮沸、ピューレ化、缶詰/瓶詰、味付けの有無。
  • 品種・学名:カボチャ属かどうか(かぼちゃ、ズッキーニ、ひょうたん等の区分)。
  • 用途:食用か、装飾用途か(ただし分類は客観的性状が主)。
  • 包装・表示:ラベルに「冷凍」「調製」「原材料」等の記載があるか。
  • 通関国・前提:輸入国(日本/EU/US等)と、求める国内細分(8桁/9桁/10桁)。
  1. 参考資料・出所
  • HS2022: 第07類(食用の野菜、根及び塊茎) 0709項(その他の野菜(生鮮又は冷蔵))、0709.93号(かぼちゃ、スカッシュ及びひょうたん(カボチャ属))。
  • WCO解説書(EN): 07.09項(該当範囲の確認)。
  • (参考) 日本の「関税率表の解釈に関する通則」(GRI)の考え方。

HSCF: 付番トライアル006:Googleにあった写真から(電子部品)

付番トライアル: 2025年12月9日

以下の入力をすることで、結果が出力されています。情報はGoogleで検索したたくさんの「電子部品」から適当にピックアップした写真のみです。

電子部品は、単純に写真からだけでHSコードが特定できる気がしなかったのですが、以外でした

HS付番をする商品情報

この写真だけでは正直何かは分かりませんでした。専門家なら分かるのでしょうが。品番も分かりませんし。

HSCFの回答は、

入力条件(日本語:ユーザー条件のみ)

  • 品名/用途:—
  • 材質:—
  • 構成・セット:—
  • 電気性・測定/通信:—
  • 寸法・仕様値:—
  • 型番・画像:画像1点(円筒形・中央孔あり・2ピンの基板実装用ブザー外観)
  • 通関国・前提:—

日本語版

  1. 結論
  • 国別例示(任意):
    • JP:8531.80-000(その他の電気式の音響又は視覚の信号装置)
    • US:8531.80.9000 など(Electric sound or visual signaling apparatus, other)
    • EU:8531 80 00(その他の信号装置)
  • 要約:画像は基板実装のブザー/サウンダに典型的。完成品の音響信号装置として、HS8531の“その他”8531.80が妥当。
  • 確度(%):70%
  1. 根拠
  • 適用通則・注:GRI 1で見出し8531(鐘、サイレン、ブザー等の音響信号装置)に文言適合。GRI 6で8531.80に特定。
  • 判定ポイント:円筒ケース・音孔・2ピンの外観/アクティブ/パッシブいずれでも「信号装置」。
  • 仮定:完成品ブザーで、裸の圧電素子ではない。
  • 排他・除外:8531.90(部分品)ではない/8518(ラウドスピーカ類)ではない/8541.60(圧電結晶)ではない。
  1. 候補比較(代替案)
候補HS理由棄却理由確度%
8531.80音響信号装置としての完成品ブザーアクティブ/パッシブ不明でも8531内70
8531.908531の部分品完成品に見える15
8518.90ラウドスピーカの部分品信号装置が主用途10
8541.60圧電結晶素子ケース入完成品ではない5
  1. 争点・注意
  • アクティブ/パッシブの別や定格は国別細分の根拠になり得るため、データシート確認が必要。
  1. 追加で必要な情報
  • 型番・メーカー、データシートURL
  • 駆動方式・電圧/周波数・音圧
  • 通関国(JP/US/EU等)
  1. 参考資料・出所
  • WCO EN 85.31(音又は視覚の信号装置:ブザー等の例示)
  • 各国実行関税表:見出し8531(.80/.90)

確度がある程度高いのですが、正直信じられませんでした。

精度を上げるため、ホームページにデータスペックがありました。それをアップロードして、追加情報としました。

入力条件(日本語:ユーザー条件のみ)

日本語版

  1. 結論
  • 国別例示(任意):
    • JP:8531.80-000(その他の電気式の音響又は視覚の信号装置)
    • US:8531.80.9000 等(Electric sound or visual signaling apparatus, other)
    • EU:8531 80 00(その他の信号装置)
  • 要約:UGCM1205XPは基板実装用の小型ブザー/サウンダ(圧電系、5V駆動想定)。アラーム・ビープ音の発生による信号装置であるため、HS8531.80が妥当。
  • 確度(%):90%
  1. 根拠
  • 適用通則・注:GRI 1で見出し8531(ブザー等の電気式信号装置)に適合、GRI 6で“.80 その他”に特定。
  • 判定ポイント:データシートにブザー/サウンダとしての仕様(定格電圧・周波数・音圧)が記載/ケース入り完成品/圧電素子単体ではない。
  • 仮定:単体完成品として輸入。特定機器の専用品やスピーカ用途ではない。
  • 排他・除外:8531.90(部分品)ではない/8518(ラウドスピーカ類)ではない/8541.60(圧電結晶)ではない。
  1. 候補比較(代替案)
候補HS理由棄却理由確度%
8531.80音響信号装置の完成品ブザー90
8531.908531の部分品完成品の装置7
8518.90ラウドスピーカの部分品主用途が“信号”2
8541.60圧電結晶素子ケース入り完成品ではない1
  1. 争点・注意
  • アクティブ/パッシブや駆動方式の違いは国別8桁/10桁の分岐に影響し得るため、輸入国表の要件確認が必要。
  1. 追加で必要な情報
  • 正式メーカー名・仕様(駆動方式、定格V/周波数、音圧)
  • 通関国(JP/US/EU等)
  1. 参考資料・出所
  • UGCM1205XP データシート(ユーザー提示URL)
  • WCO Explanatory Notes 85.31
  • 各国実行関税表:見出し8531(.80/.90)

写真だけでのHSコードと同一。確度はかなり上がったので、最初の推定が間違っていなかったということです。


やりますね。HSCF。確度90%ならほぼ、これでしょう。

HSCF: 付番トライアル004:卓上送信機(木目)/飲食店テーブルからスタッフ呼び出し用

付番トライアル: 2025年12月7日

以下の入力により、結果が出力されています。情報は写真のみです。

HS付番をする商品情報

下記の写真をアップロード。一つは全体イメージ。もう一つは裏側の商品の品番などの情報が記載された情報写真

よく行くコメダの店にある写真から判断しました。

入力条件(日本語:ユーザー条件のみ)

  • 品名/用途:卓上送信機(木目)/飲食店テーブルからスタッフ呼び出し用(本体上面に「ボタンでお呼び下さい」の表示)
  • 材質:—
  • 構成・セット:単体写真のみ(セット構成の情報なし)
  • 電気性・測定/通信:ラベル記載「卓上送信機」より無線送信器である旨が判明(詳細方式は記載なし)
  • 寸法・仕様値:—
  • 型番・画像:型式 STR-T、Made in Japan、製造販売元:株式会社パシフィック湘南(裏面ラベル)/画像2枚(上面・底面ラベル)
  • 通関国・前提:—

日本語版

  1. 結論
  • 推定HS(6桁):8526.92(無線式遠隔制御装置)
  • 国別例示(任意):
    • JP:8526.92-000(無線式遠隔制御装置)
    • US:8526.92.50(Radio remote control apparatus)
    • EU:8526 92 00(Radio remote control apparatus)
  • 要約:提示品はレストラン等の「呼び出しボタン」として卓上に置かれる単機能の無線送信器(卓上送信機)。本体自体は音・光の表示機能は持たず、離れた受信機に作動信号を送って人員呼出を行う用途であるため、電気式信号装置(8531)ではなく「無線式遠隔制御装置」に該当。
  • 確度(%):80%
  1. 根拠
  • 適用通則・注(例:GRI 1, 6、類注・部注):GRI 1(見出しと部・類注の文言により所属決定)、GRI 6(号レベルの比較)。16部(機械類・電気機器)中の85類のうち、見出し8526は「レーダー装置、無線航法装置並びに無線式遠隔制御装置」を包含。
  • 判定ポイント(主用途、主要材質、機能、構成、セット該当性 等):
    • 主用途:テーブルから離れた受信装置へ呼出し信号を無線送出(遠隔操作・起動のための送信器)。
    • 機能:押下により符号化した無線信号を送る(本体に受信・表示機能なし)。
    • セット性:提示は送信機単体(受信表示器は別体)。
  • 仮定(入力不足を補う前提):
    • 本体に音響・光表示機能は無い(呼出表示・音出しは受信側)。
    • 通信は短距離の特定小電力等で、電話網・無線LAN等の「通信ネットワーク装置」(8517)には該当しない。
    • 受信装置の遠隔起動を目的とする専用送信器である。
  • 排他・除外の理由(他の類・項ではない理由):
    • 8531(電気式の音響・視覚信号装置):本体自体がベル・警報・表示を行う装置ではなく、信号は無線で別機器に伝達されるため不適。セット一括提示であっても、表示主体が受信側である限り当該送信機単体は8531の「装置」やその「部分品」(8531.90)よりも8526の「無線式遠隔制御」に即す。
    • 8517(電話機・その他の通信装置):公衆/ローカル無線ネットワークの通信機器ではなく、専用の短距離リモコン用途であるため不適。
    • 8525(放送送信機等):放送・通信用の一般送信機ではなく、遠隔制御を目的とする専用送信器であるため不適。
  • 型番・画像:
    • 画像A(上面):楕円形の木目調外装、中央に押しボタン。表面に「ボタンでお呼び下さい」。
    • 画像B(底面ラベル):型式「STR-T」、品名「卓上送信機(木目)」、Made in Japan、製造販売元「株式会社パシフィック湘南」。
    • 画像C:—(未提供)
  1. 候補比較
候補HS(6桁)区分適用観点棄却・留保理由確度%
8526.92無線式遠隔制御装置押下で無線信号を送出し、離れた受信機を起動=典型的なラジオリモコン用途用途・機能が見出し文言と整合。80
8531.80/8531.90電気式信号装置/その部分呼出しシステム全体は「信号装置」に見える場合がある送信機単体は信号を表示せず、受信器の動作を遠隔起動する役割に限られるため優先度低。セットでの提示時のみ再検討余地。15
8517.62通信ネットワーク機器無線通信を行う点汎用通信ネットワーク(携帯・無線LAN等)の通信装置ではなく、専用短距離リモコン用途。5
  1. 争点・注意
  • 送受信が一体化し「本体が表示・警報を行う」形態で提示される場合は、8531(電気式信号装置)も検討余地。
  • セット(送信機+受信表示器)で同梱提示される場合は、通則3(セット/主たる性質)を適用し全体での分類を再判定。
  • 電波法等の適合(技適マークの有無)や周波数帯は輸入規制に関わる実務注意点(HS分類の可否とは別)。
  • バッテリー内蔵の場合、輸送・危険品規制(リチウム電池)に留意。
  1. 追加で必要な情報
  • 本体に音・光の表示機能の有無(送信のみか)。
  • 受信器とのセット輸入の有無/構成(同梱か別送か)。
  • 使用無線方式・周波数帯、届出・適法性(技適)。
  • 電源(電池種別・容量・取り外し可否)。
  • 取扱説明書や仕様書の有無(型式STR-Tでの仕様)。
  1. 参考資料・出所
  • WCO Explanatory Notes(HS2022) 85.26(Radio remote control apparatus), 85.17, 85.31
  • 日本・実行関税率表(HS2022版)第85類
  • 関税率表の解釈に関する通則(GRI 1, 3, 6)
  • メーカー表示情報(画像に基づく型式・品名記載)

二つ目の写真のような情報がなくても、問題の無い判断はできますが、商品に関する品番、メーカー情報があればより正確な判断ができます。