FTA原産地証明のシステム化の落とし穴

FTAにおける原産地証明を自動化されたい企業は多くあります。

システム化することは複雑な情報を確実に処理することができ、人によるエラーを防ぐにはいいことであると思います。

ただ、気をつけていただきたいことがあります。情報システムももとは人が作るロジックに従って処理をするものであり、そのロジックが間違っていれば、間違った証明を量産することになります。「検認」でこのことが発覚すれば、大問題です。

また、そのロジックは作った人しか分からないので、年数が経つと、そのロジックが分からなくなります。このことは「検認」時に大きな問題になります。「システムが原産地証明を作成したから」という理由は通らないことは明確でしょう。人間が確実にロジックをフォローしないと大事になります。

AIが騒がれていますが、AIにより証明されるとさらにロジックが曖昧になります。AIの判断が入るからでその判断が企業がなされたものと見なされますから、もしその理屈づけが間違っていたら厄介です。

情報システムによる証明の簡略化は進める際に上記のことを考えて、対策を講じていただくのがよろしいかと存じます。

第22回FTA戦略的活用研究会 大阪のご案内

演題:「自己申告のよくある質問と原産地ポータルの紹介
税関の原産地ポータルの便利な使い方を紹介していただきます。

経産省や商工会議所のセミナーでは触れられることの少ない、
自己申告の注意点とよくある質問について解説していただきます。
(主として輸入についてですが、輸出の際にも参考となると思います。)

演者: 大阪税関業務部原産地調査官 北浦 眞喜 様

日時
2024年6月21日(金) 15:00~17:00

場所
大阪堂島アバンザ オムロン会議室
大阪市北区堂島1-6-20 堂島アバンザ

研究会後、懇親会を同堂島アバンザB1の「釣宿酒場マヅメ 梅田本店」で行います。

スポンサー企業の問題と、昨今の飲食店値上げにより、ご参加される場合、懇親会参加費を2000円お願いしております。
ご参加の方には、「会議参加費」として領収書をお出しいたします。

申込みはお送りしたメールをご覧下さい。

FTA戦略的活用研究会にご関心のある方は、こちらからお問い合わせください。

第92回FTA戦略的活用研究会 東京のご案内

第92回FTA戦略的活用研究会は以下の内容で開催します。

その一環でもありますが、今回は皆様の日々の業務の中でのFTAに関する悩み相談会を研究会で行おうと思っています。ご参加のフォームに、その問題点を記して頂けますと、そのテーマを研究会で取り上げ、メンバーと解決策を模索したいと思います。当然、社名を公開するのが憚れる場合、匿名として私、嶋が企業名非公開のままその内容を読み上げますので、問題ございません。貿易などFTA周りのテーマであれば、FTAに限ることもございませんので、参加申込みのフォームにご記入頂けますと幸いです。

研究会ですべての相談に対応できない場合、相談をフォーラムに公開し、皆様の意見を頂くつもりです。これも、匿名性は上記と同じ対応をする予定です。

例えば、このような問い合わせがありました「非特恵の原産地証明書の証拠書類はCTHで用意しなければいけない。大変困っている。何か働きかけはできないか。」

お悩み事、ございましたらぜひ下記の「相談内容」にお書き込みください。

(2) 企業プレゼンテーション: 
新たに研究会にお入りになられた○○さんよりFTA活用のプレゼンテーションを頂きます。

本セッションは、会場で行い、配信はございません。

研究会後、通常通り懇親会を行います。会場は「パパミラノ 東京国際フォーラム店」です。

日時
2024年6月14日(金) 14:00~17:00

場所
東京国際フォーラム 会議棟G502
東京都千代田区丸の内3丁目5ー1

詳しくは、お送りしたメールをご覧下さい。

FTA戦略的活用研究会にご関心のある方は、メールにてお問い合わせください。

https://global-scm.com/Contact.html

FTA戦略的活用研究会で好評なHSコード ワークショップ:その中の問題から

HSコードを特定するワークショップを行っていますが、皆さんもチャレンジしますか?

一問だけ出しますね。

次の商品のうち、HS品目表において、汎用性の部分品に該当するものはどれか、その番号を選びなさい。

1,銅製の管用継手     

2.アルミニウム製の管   

3.時計用のボルト(鉄鋼製)

4.時計用のばね(鉄鋼製) ×

5.時計用の留金(銀製)  

HSコードワークショップ、終了しました

第92回FTA戦略的活用研究会東京会場で昨日行いました篠崎さんによる「HSコード ワークショップ」終了しました。

篠崎さんから出された3問に関して、50名の方が参加されました。門戸を研究会メンバー以外の方にも拡げたため、定員に達しましたので、ご参加頂けない方もいらっしゃったのが残念です。

10のグループに分れ、協力しながらHSコードに関する答えを探し出し、それを発表した上で、先生の回答を聞くという流れで行われました。

初めての方で、当初とまとっていらっしゃる方も時間を経るにつれ、グループで積極的に発言されるようになりましたね。

このワークショップは人気なので、また行いたいと思います。

「HSコード付番 ワークショップ」好評につき満員となりました

「HSコード付番 ワークショップ」は、好評につき満席となりました。

ご参加頂けないのは大変申し訳ございません。

今後のセミナーの案内をお送りしますので、こちらからご登録頂けますと幸いです。

HSコード付番の無料ワークショップを開催します

本来ですとFTA戦略的活用研究会の一環として予定していたのですが、席にゆとりがありますので、会員の企業様以外にも解放することとしました。

開催まで1週間ないのですが、もしお時間が合うのでしたら、ご参加下さい。

■1■ HSコード付番 ワークショップ ■■
GEFでは、「HSコード付番 ワークショップ」を実施します。

第91回FTA戦略的活用研究会として実施しますが、若干の席がございますので、皆さんにもご案内する次第です。

来週なので、既にご予定がおありでしょうが、お時間がございましたらご参加をご検討ください。

「HSコード付番 ワークショップ」
FTA戦略的活用研究会で有名な元税関の篠崎先生に、HSコードを特定する問題を数問お出しいただきます。
当日、グループを組んで、その商品のHSコードは何か、その理由を考えてもらいます。
そして、篠崎先生から解答と解説をしていただく、研究会の人気コンテンツです。

当然、新作問題が出題されます。当日は、HSコードに関する情報を得られるような、書籍、PC、タブレットをお持ちください。
 ・ ネットを使われる場合は、各自でご用意ください。

日時
2024年5月22日(水) 14:00~17:00

場所
東京国際フォーラム 会議棟G402
東京都千代田区丸の内3丁目5ー1

費用
無料

定員
40名(10名ほどの空きがございます。)

申込み
https://smoothcontact.jp/front/output/7f00000117af41338f6c2c7c047a8ee

■2■ HSコードの付番の方法 Web学習ツール ■■

今回のワークショップに関係するサービスです

FTA・EPAにおいて、HSコードの付番はとても大切となりますが、その一方、その方法を学ぶ方法があまりありません。

また、主たるサイトで間違った付番方法を説明しており、FTAを活用する方々へ謝った知識を与えています。

HSコードの付番方法は、検認などで相手の税関にHSコードの妥当性を問われた時に正しい方法で説明する必要がある大切なもので、その妥当性を巡り訴訟になることも少なくありません。

皆様にその正しいHSコード付番方法を理解していただくために、Webでの学習ツールを開発しました。

説明動画(YouTube)
https://youtu.be/a1XODc2oE0Y

説明資料
https://www.dropbox.com/scl/fi/38gfograwyvdm8ai7hxlu/HS-code-20230814-HS.pdf?rlkey=eym207uho7pzptlaisbz4ery8&dl=0

サンプル問題の利用、お申し込み
https://smoothcontact.jp/front/output/7f0000014673dbcfef77861268ac5a

依頼されていた3件のEPA原産地証明の証拠書類作成を終了。日本商工会議所から判定番号をスムーズに頂戴しました。

依頼されていた3件のEPA原産地証明の証拠書類作成を終了。日本商工会議所から判定番号をスムーズに頂戴しました。日本商工会議所からの質問も特になく、かなりのスピードで承認を頂きました。(大阪商工会議所)

日本商工会議所へ申請する際に気をつけるべき点があります。

申請する側からすれば、質問も無く、かつスムーズに判定を頂戴するのが理想ですが、そのためには、提出する証拠書類を日本商工会議所が判定しやすい形式にすることです。

今回のスムーズさに対して、今年の1月に申請したものは3週間、日本商工会議所都のやりとりは5回以上ありました。

その際の問題は、日本商工会議所が納得してもらえるような証拠書類用のデータがなかったこと。それ故に顧客から情報を集めるのに時間がかかったことに起因します。

今回のスムーズな申請は、それとは正反対で、作っている自分でも「問題なし」と思える情報を頂戴したので、非常に短時間で判定を頂きました。

FTAの原産地証明をも鑑みた情報の整理も企業は今後考えるべきだと思います。

第91回FTA戦略的活用研究会のご案内

第91回FTA戦略的活用研究会は以下の内容で開催します。

「HSコード付番 ワークショップ」
FTA戦略的活用研究会で有名な元税関の篠崎先生に、HSコードを特定する問題を数問お出しいただきます。
当日、グループを組んで、その商品のHSコードは何か、その理由を考えてもらいます。
そして、篠崎先生から解答と解説をしていただく、研究会の人気コンテンツです。

当然、新作問題が出題されます。当日は、HSコードに関する情報を得られるような、書籍、PC、タブレットをお持ちください。
 ・ ネットを使われる場合は、各自でご用意ください。

日時
2024年5月22日(水) 14:00~17:00

場所
東京国際フォーラム 会議棟G402
東京都千代田区丸の内3丁目5ー1

申込み
会員の方にはメールでもう仕込みサイトのURLを通知いたします。また、研究会のフォーラムにても掲示しております。

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