用語は次で統一します:類=Chapter、項=Heading(4桁)、号=Subheading(6桁)、部=Section、注=Notes(部注/類注)。
0. まず結論:この類に入るもの/入らないもの(超要約)
- この類に入る代表例(3〜6個):
- **農薬・消毒剤等(殺虫剤/殺菌剤/除草剤/消毒剤等)**で、所定の形状・包装(小売用等)や調製品・浸み込ませた物品として供されるもの(例:家庭用殺虫スプレー、消毒用ワイプ)→典型的に 38.08
- 溶剤・シンナー(有機混合溶剤)や塗膜はく離剤などの調製品 →典型的に 38.14
- 燃料/潤滑油用添加剤(アンチノック、酸化防止、粘度向上等) →典型的に 38.11
- 診断・試験試薬(キット含む)や認証標準物質(CRM) →典型的に 38.22
- 廃溶剤・下水汚泥・感染性廃棄物等(注の定義に合致する「廃棄物」) →典型的に 38.25
- 冷媒等のガス混合物(メタン/エタン/プロパンのハロゲン化誘導体を含む混合物)で、他のより特定の見出しに当たらないもの → 38.27
- この類から除外されやすい代表例(3〜6個/除外先の類・項も併記):
- 化学的に単一の元素・化合物(単体化学品):原則として 第28類/第29類(無機/有機化学品)へ(例外は類注で限定)
- 化学品+食用品等(栄養価のある物質)の混合物で、食料品の調製に使うタイプ:21.06 等へ(「ビタミン配合粉末」等で迷いがち)
- 医薬品(治療・予防目的の医薬品):30.03/30.04 へ
- 使用済み触媒(金属回収等の性格が強いもの):26.20 や 71.12 等へ(触媒の形状・用途で分岐)
- 石油系油分が主の廃油:27.10 へ(38.25の「その他の廃棄物」から除外)
- ニコチン/たばこ関連の新規区分に当たる物品:24.04 へ(HS2022で明示的に除外)
- 実務での最重要分岐(1〜3個):
- 単体化学品(単一化合物)か?/混合物・調製品か?(第28/29類 vs 第38類の入口)
- 「製品」か「廃棄物」か?(38.25に行くには注の定義・証拠が必要)
- 38.27(ガス混合物)に当たるか?:当たっても、名称/機能で特定された他の見出しが優先(部注)
- (任意)この類で特に“誤分類が高コスト”になりやすい場面:
- 38.08(農薬・消毒剤):法規制(農薬取締、毒劇物、危険物、SDS等)・許認可・表示の影響が大きい
- 38.22(診断試薬/CRM):医療系用途や輸入規制・品質証明(証明書の有無)が論点になりやすい
- 38.25(廃棄物):廃棄物処理法・感染性廃棄物マニュアル等のコンプライアンス、通関審査の厳格化につながりやすい
- 38.27(冷媒等のガス混合物):HS2022で新設され、旧コード運用のままだと申告補正リスク

1. 区分の考え方(どうやってこの類に到達するか)
1-1. 分類の基本ルール(GIRの使いどころ)
- この類で特に効くGIR:
- GIR1(見出し+注で決める):第38類は「〜その他(n.e.s.)」が多く、注(部注・類注)に“優先順位”や“除外”が書かれているため、GIR1が中心です。
- GIR6(号=6桁の決定):38.08のように号注(Subheading Notes)で対象物質・包装重量が指定され、6桁が変わります。
- 「品名だけで決めない」ための観点(第38類で特に重要):
- 成分:単一化合物か、混合(配合)か。主要成分・CAS・含有率(特に38.27は%条件がある号あり)。
- 用途(機能):添加剤(38.11)、触媒(38.15)、試薬(38.22)、培地(38.21)などは用途が決定打。
- 形状/包装:38.08は「小売用の形状・包装」「調製品」「浸み込ませた物品」などがカギ。
- “製品”か“廃棄物”か:38.25は注で定義され、同じ成分でも「廃棄物」扱いかでコードが変わります。
1-2. 判定フロー(疑似フローチャート)
- Step1:化学品(化学工業・関連工業の生産品)としての性格があるか
- ない場合:第38類以外(例:化粧品→33類、洗剤→34類、プラスチック製品→39類等)へ。
- Step2:化学的に単一の元素/化合物(単体化学品)か?
- Yes → 原則 28類/29類へ
- ただし、例外(38.01の人造黒鉛、38.08の所定形状の農薬等、38.13の消火器用装てん物、38.22の認証標準物質、注3で38.24に入るもの等)は第38類に残る
- No → Step3へ
- Yes → 原則 28類/29類へ
- Step3:廃棄物か?(38.25の定義に合うか)
- Yes → 38.25候補(ただし廃油等は27.10等の除外あり)
- No → Step4へ
- Step4:メタン/エタン/プロパンのハロゲン化誘導体を含む混合物(38.27)か?
- Yes → まず「名称/機能で特定された他見出し(例:溶剤=38.14、ブレーキ液=38.19等)」に当たらないか確認
- 当たる → そちらが優先(部注)
- 当たらない → 38.27
- No → Step5へ
- Yes → まず「名称/機能で特定された他見出し(例:溶剤=38.14、ブレーキ液=38.19等)」に当たらないか確認
- Step5:第38類内の個別項(38.01〜38.23等)に当たるか
- 当たる → その項へ
- 当たらない → 最後に **38.24(化学工業の化学品・調製品 “その他”)**を検討(ただし他章・他項の特定見出しを先に潰す)
- よく迷う境界(例:第○類と第○類の境界):
- 第28/29類(単体化学品) vs 第38類(混合物・調製品)
- 第21類(食品調製品) vs 第38類(栄養価のある物質を含む混合物の扱い)
- 第27類(石油製品/廃油) vs 38.25(廃棄物)
- 38.14(有機混合溶剤) vs 38.25(廃溶剤)(“製品”か“廃棄物”かが本質)
- 38.27(ガス混合物) vs 旧運用(38.24)(HS2022で構造変更)
2. 主な項(4桁)とその内容
2-1. 4桁(項)の主なもの一覧表(必須)
| 項番号(4桁) | 見出しの要旨(日本語) | 典型例(製品名) | 重要な分岐条件/除外/注意点 |
|---|---|---|---|
| 3801 | 人造黒鉛、コロイド状黒鉛、黒鉛/炭素ベースのペースト・半製品 | 人造黒鉛粉、電極用カーボンペースト | 天然黒鉛(25.04)や加工済み製品(68.15/85.45等)との境界に注意 |
| 3802 | 活性炭、活性天然鉱物、動物性炭 | 浄水用活性炭、活性白土 | 木炭(44.02)やカーボンブラック(28.03)等と混同注意 |
| 3803 | トール油(精製の有無不問) | クラフトパルプ副産トール油 | 植物油脂類との区別(由来・工程) |
| 3804 | 木材パルプ製造残液(リグニンスルホン酸塩等) | リグニンスルホン酸塩液 | 3803(トール油)除外が明示 |
| 3805 | テレピン油等のテルペン系油、粗ジペンテン等 | テレピン油、松根油 | 精油(33類)との境界に注意(製法・用途) |
| 3806 | ロジン、樹脂酸および誘導体、ロジンスピリット等 | ロジン、エステルガム | 樹脂系(39類)・香料用途(33類)との誤認に注意 |
| 3807 | 木タール、木クレオソート等、植物ピッチ系調製品 | 木クレオソート、木ナフサ | 由来(木材蒸留)・用途で確認 |
| 3808 | 殺虫剤/殺菌剤/除草剤/消毒剤等(小売形状・包装/調製品/浸漬品) | 家庭用殺虫剤、除草剤、消毒シート | 単体化学品は原則対象外。号注で対象物質・包装重量の分岐あり |
| 3809 | 繊維/紙/皮革等の仕上剤、染色助剤(他で特定されない) | 繊維仕上剤、紙用サイズ剤(でん粉系含む) | 用途(どの産業向けか)が分岐(繊維/紙/皮革) |
| 3810 | 金属表面の酸洗い剤、はんだ付け等のフラックス、溶接用粉・ペースト等 | 酸洗いペースト、はんだフラックス | 金属+他材料の粉・ペースト等、用途で判定 |
| 3811 | 燃料/潤滑油等の添加剤(アンチノック等) | ガソリン添加剤、潤滑油添加剤 | 鉛化合物ベースか、石油系油分含有か等で分岐 |
| 3812 | ゴム加硫促進剤、可塑剤、安定剤(酸化防止等) | ゴム加硫促進剤、樹脂安定剤 | TMQ混合物等で細分あり(3812.31等) |
| 3813 | 消火器用装てん物、消火弾 | 消火器充填剤 | 類注で例外扱い(単体化学品でもここに残り得る) |
| 3814 | 有機混合溶剤/シンナー、塗膜はく離剤 | ラッカーシンナー、剥離剤 | 混合(コンポジット)であることが前提。単一溶剤は29類になりやすい |
| 3815 | 反応開始剤/促進剤、触媒調製品(他で特定されない) | 担持触媒(Ni、Pt等)、触媒調製品 | 使用済み触媒や金属粉/金属ガーゼ状触媒は除外規定あり |
| 3816 | 耐火セメント/モルタル/コンクリ等(ドロマイトラムミングミックス含む) | 耐火モルタル、耐火キャスタブル | 38.01製品除外が明示。HS2022で文言が明確化 |
| 3817 | 混合アルキルベンゼン/アルキルナフタレン | LAB(洗剤原料)等 | 27.07や29.02該当品は除外(石油系/単体芳香族との境界) |
| 3818 | 電子用ドープ元素(ウエハ等形状)・ドープ化合物 | ドープSiウエハ | デバイス化(85類)との境界、形状・用途で確認 |
| 3819 | ブレーキ液等(石油油分<70%) | ブレーキフルード | 石油系油分比率が分岐点(70%) |
| 3820 | 不凍液、解氷液 | エンジン冷却用不凍液 | 38.19(ブレーキ液)との混同注意 |
| 3821 | 微生物/細胞の培地(維持・培養) | 培地粉末、細胞培養培地 | 用途(培養用)で判定。試薬(38.22)と区別 |
| 3822 | 診断/実験室用試薬(キット含む)、認証標準物質 | 検査キット、標準液(CRM) | 認証標準物質は原則38.22が優先(ただし28/29類品は除く) |
| 3823 | 工業用脂肪酸、精製由来酸性油、工業用脂肪アルコール | ステアリン酸、オレイン酸(工業用) | 15類油脂・石けん原料との境界:工業用・精製副産等の確認 |
| 3824 | 鋳型用バインダー、その他の化学品・調製品(n.e.s.) | 鋳物砂バインダー、セメント添加剤、修正液等 | “最後の受け皿”。部注で「セットは3824」等の優先規定あり。号注3でPOPs含有品等の細分 |
| 3825 | 化学工業残留物、都市ごみ、下水汚泥、感染性廃棄物、廃溶剤等 | 廃溶剤、下水汚泥、感染性廃棄物 | 注で「都市ごみ」「下水汚泥」「その他の廃棄物」を定義。廃油は27.10除外 |
| 3826 | バイオディーゼル(石油油分<70%) | FAME系バイオ燃料 | 「脂肪酸モノアルキルエステル」「燃料用途」「由来(動物/植物/微生物)」を確認 |
| 3827 | メタン/エタン/プロパンのハロゲン化誘導体を含む混合物(n.e.s.) | 冷媒ガスブレンド(HFC等混合) | HS2022新設。部注で他の名称/機能見出しが優先。号で含有物質・%条件あり |
2-2. 6桁(号)で実務上重要な分岐(必須)
- 分岐条件(例:重量、成分割合、用途、加工状態、形状、包装、規格)の整理
- 38.08(農薬・消毒剤等):
- 号注で「特定物質を含むか」「包装の正味重量(≤300g、>300g≤7.5kg 等)」で6桁が分かれます。
- 38.25(廃棄物):
- 「都市ごみ/下水汚泥/感染性廃棄物/廃有機溶剤」など、廃棄物の種類で6桁が分かれ、廃有機溶剤はハロゲン化の有無でも分岐します。
- 38.27(ガス混合物):
- 6桁(実際は38.27の下で細分が多い)で、含有する特定ガスの種類や、**質量%の閾値(例:HFC-125が55%以上等)**により分岐します。
- 38.22(診断/試薬):
- HS2022では「マラリア用」「蚊媒介感染症用(Zika等)」「血液型判定用」などの細分があり、用途・キット仕様の確認が必要です。
- 38.08(農薬・消毒剤等):
- 間違えやすい6桁ペア/グループ(2〜5組):
- 3808.52/3808.59 vs 3808.91〜3808.94(一般の殺虫/殺菌/除草/消毒)
- どこで分かれるか:号注の特定物質リスト該当と、正味重量(≤300g等)
- 判断に必要な情報:SDS(有効成分)、配合表、ラベル、包装形態・正味量
- 典型的な誤り:有効成分がリスト対象なのに一般号で申告、または重量条件の見落とし
- 3825.41(廃有機溶剤:ハロゲン化) vs 3825.49(廃有機溶剤:その他)
- どこで分かれるか:廃溶剤がハロゲン化溶剤を主に含むか
- 判断に必要な情報:廃棄物分析結果、SDS/成分、回収目的の有無、マニフェスト等
- 典型的な誤り:「再生用だから製品扱い」として38.14へ寄せる(ただし注の定義上は“廃溶剤”なら38.25側)
- 3827(ガス混合物)内の閾値系(例:3827.62/3827.63/3827.64…)
- どこで分かれるか:HFC-125、HFC-134a、HFC-143a、HFC-32等の質量%条件・HFO混入の有無
- 判断に必要な情報:組成表(mass%)、ガス分析証明、SDS
- 典型的な誤り:旧コード(HS2017の3824.7系)を使い続ける/%条件を体積%で見てしまう(mass%条件に注意)
- 3822(試薬) vs 3006(医療用に特定されたもの)
- どこで分かれるか:38.22本文で「30.06のものを除く」とされるため、当該試薬が30.06に該当する用途・態様か
- 判断に必要な情報:使用目的(体外/体内、診断方法)、添付文書、キット構成
- 典型的な誤り:「医療っぽい」だけで30類へ寄せる/逆に30.06相当を38.22で申告
- 3815.11(Ni系担持触媒) vs 3815.12(貴金属系担持触媒) vs 3815.90(その他)
- どこで分かれるか:担体上の活性物質がNi(化合物含む)か、貴金属(化合物含む)か
- 判断に必要な情報:触媒仕様書、金属分析、用途(新品/使用済み)
- 典型的な誤り:使用済み触媒や金属ガーゼ触媒まで3815に入れてしまう(類注で除外)
- 3808.52/3808.59 vs 3808.91〜3808.94(一般の殺虫/殺菌/除草/消毒)
3. 部注と類注の詳細解釈(条文→実務的な意味)
3-1. 関連する部注(Section Notes)
- ポイント要約:
- 部注3:小売用セットでGIR3(a)で決められない場合、38.24に分類する、という“逃げ道”が明示されています(化学品キットで重要)。
- 部注4(HS2022で新設):38.27に該当しても、名称/機能で特定された他の見出しに当たるなら、そちらを優先(38.27は“最後”)。
- 実務での意味(具体例つき):
- 例:DIY用途の「接着・洗浄・下地処理」等が一式になった化学品キットで、どの品が本質か判断が割れる場合、部注3の考え方が効き、38.24に収斂する可能性があります(ただし他章の特定見出しを先に検討)。
- 例:冷媒混合ガスが38.27の要件を満たしても、それが他の見出しで用途・機能として明確に規定される製品なら、38.27ではなくその見出しへ(部注4)。
- “この部注で他章に飛ぶ”代表パターン:
- セット商品の扱いで38.24へ収斂(他章で特定されない場合)
- 38.27該当でも、名称/機能で特定された他見出しへ(38.27の濫用防止)
3-2. この類の類注(Chapter Notes)
- ポイント要約:
- 注1:第38類からの主要な除外(単体化学品、食品調製用混合物、24.04、医薬品、使用済み触媒等)を列挙。入口で必ず確認。
- 注2:認証標準物質(CRM)の定義と、(28/29類品を除き)38.22優先ルール。
- 注3:38.24に“必ず入る”物品の列挙(培養結晶、フーゼル油、インク除去剤(小売包装)等)。
- 注4〜6:38.25関連の定義(都市ごみ、下水汚泥、その他の廃棄物)。廃棄物の範囲が注で決まる。
- 注7:38.26の「バイオディーゼル」定義(脂肪酸モノアルキルエステル、動物/植物/微生物由来等)。
- 用語定義(定義がある場合):
- 認証標準物質(CRM):証明書で特性値・方法・不確かさ等を示し、分析/校正等に適する標準物質
- 都市ごみ(municipal waste):家庭・ホテル・病院等からのごみ等を含むが、分別された個別材、産業廃棄物、廃医薬品、臨床(感染性)廃棄物は含まない等
- 下水汚泥(sewage sludge):都市排水処理で生じる汚泥(ただし肥料用途で適する安定化汚泥は除外)
- その他の廃棄物(other wastes):感染性廃棄物、廃有機溶剤、酸洗い廃液・廃ブレーキ液等、化学工業廃棄物等。ただし石油油分が主の廃棄物は除外(27.10)
- バイオディーゼル:燃料用途の脂肪酸モノアルキルエステル(動物/植物/微生物由来)
- 除外規定(除外先の類・項も明記):
- 食品調製用混合物 → 主として 21.06
- 医薬品 → 30.03/30.04
- 使用済み触媒 → 26.20/71.12 等
- 石油油分主体の廃棄物 → 27.10
4. 類注が分類に与える影響(“どこでコードが変わるか”)
この章は「類注があるからこそ起きる分岐」を可視化することが目的。
- 影響ポイント1:「単体化学品」なら原則28/29類へ(第38類は例外限定)
- 何を見れば判断できるか(必要情報):成分が単一化合物か、混合物/調製品か。純度、CAS、反応物/溶媒の残存等。
- 現場で集める証憑:SDS、COA(分析証明)、仕様書、製造工程、成分表
- 誤分類の典型:「用途が農薬/溶剤だから」といって単一化合物を38類に入れてしまう
- 影響ポイント2:認証標準物質(CRM)は(28/29類品を除き)38.22が優先
- 何を見れば判断できるか:**認証書(certificate)**に、認証特性値・測定方法・不確かさが記載されているか。
- 現場で集める証憑:CRM証明書、ロット情報、用途説明(校正/分析用)
- 誤分類の典型:標準液を「化学品(28/29類)」として申告してしまう(ただし28/29類品は例外でそちらへ)
- 影響ポイント3:38.25(廃棄物)の定義に当たると、同じ成分でもコードが変わる
- 何を見れば判断できるか:
- 発生源(家庭系/医療系/化学工業等)
- “廃棄物”としての性格(使用済み/汚染/再使用不可等)
- 廃油(石油油分主)なら除外(27.10)
- 現場で集める証憑:マニフェスト、廃棄物分析、SDS相当、処理契約、写真、ロット履歴
- 誤分類の典型:廃溶剤を「有機混合溶剤(38.14)」として申告、または廃油を38.25に入れてしまう
- 何を見れば判断できるか:
- 影響ポイント4:38.27(ガス混合物)は“最後”。名称/機能で特定された見出しが優先
- 何を見れば判断できるか:その混合物が、他の見出し(名称/機能)に該当するか(例:溶剤、ブレーキ液等)。
- 現場で集める証憑:用途説明、SDS、組成(mass%)、製品規格
- 誤分類の典型:「冷媒ガスっぽいから38.27」と短絡(部注4に反する可能性)
- 影響ポイント5:バイオディーゼル(38.26)は定義(注7)+石油油分70%基準がカギ
- 何を見れば判断できるか:脂肪酸モノアルキルエステル(FAME等)か、燃料用途か、由来(動物/植物/微生物)か、石油油分比率(70%未満)
- 現場で集める証憑:成分分析(FAME含有)、燃料規格、混合比、SDS
- 誤分類の典型:バイオ燃料を石油製品側(27類)や“その他調製品”(38.24)へ寄せる
5. 分類でよくある間違い(原因→対策)
- 間違い:「化学品っぽい」だけで38.24(その他)に入れる
- なぜ起きる:38.24は受け皿で、製品名だけ見て早合点しやすい
- 正しい考え方(どの注・どの見出しが根拠か):まず38.01〜38.23や他章の特定見出しを検討し、最後に38.24(n.e.s.)
- 予防策:SDS・用途・工程(調製品か)を取得し、候補見出しを「用途順」に潰す
- 間違い:単一化合物(高純度溶剤など)を38.14(混合溶剤)として申告
- なぜ起きる:「シンナー/溶剤」という商流名で判断してしまう
- 正しい考え方:38.14は“有機混合溶剤/シンナー”。単体化学品は原則28/29類へ
- 予防策:純度・組成(単一/混合)をCOA/SDSで確認
- 間違い:農薬原体(有効成分単体)を38.08に入れる
- なぜ起きる:用途(農薬)に引っ張られる
- 正しい考え方:38.08は「所定の形状/包装」「調製品」「浸み込ませた物品」等。原体単体は原則28/29類側になりやすい
- 予防策:包装形態(小売用か)、剤型(調製品か)、含有率・溶媒等を確認
- 間違い:3808.52/59や3808.61〜69の“物質リスト・重量条件”を見落とす
- なぜ起きる:6桁の細分が細かく、SDSの成分名(ISO名等)と突合しない
- 正しい考え方:号注で対象物質が指定され、包装重量で分岐
- 予防策:SDSの有効成分名(ISO/INN)→号注リスト照合、正味重量の確認(≤300g等)
- 間違い:診断キットを“医薬品っぽい”として30類へ、または逆に30.06相当を38.22へ
- なぜ起きる:医療用途の区分が曖昧、キット構成を見ない
- 正しい考え方:38.22本文で「30.06のものを除く」とされるため、体外診断用か/投与用か等を確認
- 予防策:添付文書、用途(in vitro/in vivo)、キットの構成部材リストを入手
- 間違い:廃溶剤を“再生原料”として38.14(製品)扱いにしてしまう
- なぜ起きる:回収・再生目的=製品、と思い込み
- 正しい考え方:38.25には「廃有機溶剤」の定義があり、提示形態が“廃棄物”なら38.25で整理される
- 予防策:発生履歴、再使用可否、マニフェスト、分析表を整備
- 間違い:冷媒ガス混合物を旧HS(3824.7系)で申告し続ける
- なぜ起きる:社内マスタ更新漏れ、旧取引慣行
- 正しい考え方:HS2022で新設38.27、旧の38.24内細分(3824.7系)が再編(削除)
- 予防策:相関表で旧→新をマスタに反映、SDS組成(mass%)で38.27号を確定
- 間違い:触媒を一律に3815へ(使用済み触媒や金属ガーゼ触媒を含む)
- なぜ起きる:「触媒=3815」と短絡
- 正しい考え方:注で使用済み触媒や**金属/合金から成る触媒(粉状/ガーゼ状等)**は除外が明示
- 予防策:新品/使用済み、形状(担持/金属ガーゼ等)、回収目的(貴金属回収等)の確認
6. FTAやEPAで原産地証明をする際に気をつける点
6-1. HSコードとPSR(品目別規則)の関係
- HSの付番がPSR選択に直結すること:
PSRは最終製品HSに紐づくため、HSを誤ると「CTC(関税分類変更)」「RVC(付加価値)」「加工工程要件」などの判断軸が丸ごと変わります(=原産性判断が崩れる)。 - よくある落とし穴:
- 材料側のHS(28/29類)と、製品側のHS(38類)を取り違え、CTC判定を誤る
- 38.24(その他)に寄せてしまい、PSRが過度に厳しく/緩く見える
- 38.27(新設)移行後も旧HS前提のPSRを当てはめてしまう(協定の参照HS版が重要)
6-2. 協定が参照するHS版の違い(HS2012/2017/2022のズレ)
- 「当該協定が参照するHS版(例:HS2012参照 等)」を明記:
実務では、税関のPSR検索等で協定ごとに参照HS版が異なる点に注意が必要です。 - 協定本文・運用が参照するHS版がHS2022とズレる場合の注意:
- HS2022で新設・分割・統合(例:38.27新設)の場合、協定上は旧HSでPSRが書かれていることがあります
- その場合は「トランスポジション(旧→新対応)」の考え方が必要になります(一般論として、WCO相関表等を参照し、当該協定の運用ガイダンスに従う)。
6-3. 実務チェック(原産性判断に必要なデータ)
- そろえるべき基本データ:
- 材料表(BOM)、原価、工程(製造フロー)、原産国
- 非原産材料のHS(特に28/29類の単体化学品 vs 38類の調製品で差が出る)
- RVC計算の前提(工場出荷価格等)
- 証明書類・保存要件(一般論):
- 協定別の保存年限・証憑要件に従い、SDS・仕様書・配合設計・工程記録を保存(分類根拠=原産地根拠にもなる)
7. HS2022とそれ以前のHSコードでの違い(違うことになった根拠)
7-1. 変更点サマリー(必須:表)
| 比較(例:HS2017→HS2022) | 変更タイプ(新設/削除/分割/統合/文言修正/範囲変更) | 該当コード | 変更の要旨 | 実務への影響 |
|---|---|---|---|---|
| HS2017→HS2022 | 新設+再編 | 38.27(新設) | 旧HSでは「メタン/エタン/プロパンのハロゲン化誘導体を含む混合物」が38.24内(3824.71〜3824.79等)に置かれていたが、HS2022で38.27として独立 | 冷媒ガス等のコードが変わり、社内マスタ更新・品目管理・統計・PSRに影響 |
| HS2017→HS2022 | 削除 | 3824.7(旧:3824.71〜79) | 旧の3824.7系サブヘディング群がHS2022で削除され、38.27側に移転 | 旧コードで申告すると補正リスク。過去データとの比較は相関表必須 |
| HS2017→HS2022 | 新設(部注追加) | 部注(Section VI Note 4) | 38.27に該当しても、名称/機能で特定された他見出しが優先、という優先ルールを追加 | 38.27の“濫用”を防ぎ、用途に応じた見出しへ誘導。社内判定ロジック見直し |
| HS2017→HS2022 | 分割(細分化) | 3822(試薬) | HS2017は3822.00のみだったが、HS2022ではマラリア用等に細分(3822.11等) | 診断キット等で6桁の選定が必要(統計・規制・優遇税率の枝分かれ可能性) |
| HS2017→HS2022 | 文言修正(範囲明確化) | 3816 | HS2022で「ドロマイトラムミングミックスを含む」旨が明確化 | 耐火物系の分類検討で説明資料に反映(特に“何が含まれるか”の説明に有用) |
| HS2017→HS2022 | 定義拡張(注の修正) | 注7(バイオディーゼル) | HS2022では由来に「微生物由来」が明示的に入り、定義が拡張 | アルゲ燃料等の説明がしやすくなる。燃料系の分類根拠資料に反映 |
7-2. 「違うことになった根拠」(必須)
- 参照した根拠資料(相関表、WCO条文、各国税関の解説、協定付属書など):
- WCO HS2022 第38類条文(見出し・類注・号注)
- WCO HS2017 第38類条文(旧コードの存在確認:3824.71〜79、3822.00 等)
- WCO 相関表(HS2022↔HS2017):38.27新設、3824.7削除等の“改正理由”注記
- WCO「HS2022改正ハイライト」(Kigali改正に関連して38.27や部注の導入が言及)
- 日本税関「関税率表解説 第38類」(国内実務向けの注・解説)
- “どの資料のどの情報に基づき、何が変わったと判断したか”:
- 38.27新設は、HS2022条文に38.27が新たに掲載されていること(条文)と、相関表で“New heading 38.27 / New heading Note 4 to Section VI / Deletion of subheading 3824.7…”等の説明が付されていること(相関表)から判断しました。
- 3822の細分化は、HS2017条文では3822.00のみ、HS2022条文では3822.11等に分割されていることから判断しました。
- **バイオディーゼル定義の拡張(微生物由来)**は、HS2017注7とHS2022注7の文言差から判断しました。
8. HS2022以前で付け加えられたHSコード/削除されたHSコード
(主要ポイントのみ。実務では相関表で“旧→新”を必ず突合してください。)
- HS2007→2012→2017→2022の流れ(主要な追加・削除・再編)
| 版の移行 | 主な追加/削除/再編(第38類中心) | 旧コード→新コード(例) | 根拠 |
|---|---|---|---|
| HS2007→HS2012 | 38.26(バイオディーゼル)新設、注7新設 | (旧)3824.90 等に含まれていたバイオディーゼル →(新)3826.00 | 相関表の注記(新設理由・移転) |
| HS2012→HS2017 | 38.08の細分見直し(DDT小包装等)、3808.52新設、3808.61〜69新設、新号注追加。3812.31新設 | (旧)3808.50 →(新)3808.52/3808.59/3808.61〜69 等 | 相関表(Rotterdam条約等の監視目的が言及) |
| HS2017→HS2022 | 38.27新設、旧3824.7削除・移転、部注4新設、3822細分化 | (旧)3824.71〜79 →(新)3827.11〜 等 / (旧)3822.00 →(新)3822.11等 | 相関表・HS条文・改正ハイライト |
- 補足:旧コード→新コード対応の出し方(一般論)
- まずWCO相関表(2017↔2022、2012↔2017等)で機械的に候補を出し、
- 次に**現物の仕様(組成、用途、包装形態、廃棄物性)**で新側の見出し・号注を満たすか確認、
- そのうえで、協定(PSR)や国内統計品目(国内コード)への落とし込みを行う、という順序が安全です。
9. 類注違反による通関トラブル(想定事例)
- 事例名(短く):「農薬原体」を38.08で申告して補正
- 誤りの内容(どの類注/部注に抵触):38.08は所定の形状・包装/調製品等が前提。単体化学品は原則除外(注1)
- 起きやすい状況:品名が「○○農薬(原体)」、SDS未確認、包装がドラム
- 典型的な影響:修正申告、追加納税、検査強化、遅延
- 予防策:SDS/COAで単一化合物か確認、剤型・包装条件を確認、事前教示活用
- 事例名(短く):食品向け「栄養価のある混合物」を38類で申告
- 誤りの内容:注1(b)の除外(食品調製用混合物は主に21.06)
- 起きやすい状況:「食品用プレミックス」「栄養添加粉末」等で、化学品と誤認
- 典型的な影響:分類変更による関税率差、規制/表示(食品側)への波及、遅延
- 予防策:用途(食料品調製か)を確認、成分に“栄養価物質”が含まれるか整理
- 事例名(短く):廃溶剤を38.14(製品)で申告して差戻し
- 誤りの内容:38.25(廃溶剤)の定義・号注の見落とし
- 起きやすい状況:「回収して再生するから製品」と説明、マニフェスト不備
- 典型的な影響:廃棄物関係の追加資料要求、審査長期化、保管費用増
- 予防策:廃棄物としての発生経緯・分析結果・処理フローを事前に準備
- 事例名(短く):冷媒混合物を旧HS(3824.7)で申告して補正
- 誤りの内容:HS2022で38.27が新設され、旧3824.7が削除・移転
- 起きやすい状況:社内マスタ未更新、海外サプライヤーの旧HS表記
- 典型的な影響:修正申告、統計修正、通関遅延
- 予防策:相関表でマスタ更新、SDS組成(mass%)で新号を確定
10. 輸出入規制事項(コンプライアンス観点)
- 日本前提で、この類で頻出の規制・許認可・検疫を整理(該当があるものだけ)
- 検疫・衛生(SPS等)
- 第38類は「食品・動植物検疫」より、化学物質・医療・廃棄物・危険物側の規制が中心になりがちです(品目により例外あり)。
- 安全保障貿易管理(該当する場合)
- 化学品は用途・需要者次第でキャッチオール規制等の対象となり得ます(輸出側)。
- また、化学兵器禁止法関連物質の輸入は外為法に基づく承認が必要となる場合があります(輸入側)。
- その他の許認可・届出(例:化学品・危険物・農薬・フロン・廃棄物)
- 化審法(化学物質審査規制法):新規化学物質・既存化学物質の規制枠組み(製造・輸入に影響)
- 安衛法のラベル表示・SDS提供:SDS/ラベル対象物質の取り扱い(輸入者の体制整備が重要)
- 毒物及び劇物:該当物質の取扱い・届出等(自治体運用も含む)
- 消防法(危険物):溶剤・塗料・添加剤等で危険物該当し得る
- 農薬取締法:38.08のうち農薬に該当するものは登録・表示等が論点
- フロン排出抑制法:冷媒(38.27該当品を含み得る)で管理が問題になる場合
- 廃棄物処理法:38.25該当の廃棄物の取扱い(感染性廃棄物の判断・処理手順等)
- 確認先(行政・公式ガイド・窓口):
- 経産省(化審法、外為法/安保貿易)、厚労省(SDS/表示、化学品安全)、農水省(農薬)、環境省(フロン、廃棄物)
- 実務での準備物(一般論):
- SDS、成分表(CAS/含有率)、用途説明、ラベル案
- 廃棄物なら:マニフェスト、分析表、発生源説明、処理フロー
- 冷媒混合物なら:組成(mass%)とガス分析証明、用途(冷媒/その他)
- 農薬/消毒なら:有効成分・濃度、登録情報、用途区分(農薬/医薬品/雑品等の線引き)
11. 実務チェックリスト(分類→通関→原産地→規制)
- 分類前チェック(製品情報の収集)
- 製品名(商流名)だけでなく:用途、成分(CAS/%)、剤型、包装(正味量)、安全データ(SDS)
- 「廃棄物」かどうか:発生履歴、再使用可否、汚染状況、処理目的
- 38.22候補なら:**認証書(CRM)**の有無
- 分類後チェック(注・除外・境界の再確認)
- 注1の除外(21.06、24.04、30類、使用済み触媒等)に当たらないか
- 38.27候補なら部注4(他見出し優先)を適用したか
- 38.08候補なら号注の物質リスト・重量条件を確認したか
- 申告前チェック(インボイス品名、数量単位、補足資料)
- インボイス品名に「用途(additive, reagent, waste solvent等)」と「主成分」を反映
- 必要に応じて:SDS、仕様書、写真、組成表、証明書(CRM/ガス分析)
- FTA/EPAチェック(PSR・材料・工程・保存)
- 協定参照HS版(HS2012/2017等)を確認し、必要なら相関表で読み替え
- BOMと非原産材料のHS、RVCの根拠資料を保存
- 規制チェック(許可/届出/検査)
- SDS/ラベル、危険物、毒劇物、農薬、フロン、廃棄物、安保貿易(用途・需要者)を横断確認
12. 参考資料(出典)
- WCO(HS2022条文、相関表、改正パッケージ等)
- WCO HS Nomenclature 2022:Chapter 38(条文・注・号注) (参照日:2026-02-21)
- WCO HS2022:Section VI Notes(部注:Note 3/4 等) (参照日:2026-02-21)
- WCO HS2017:Chapter 38(旧コード確認) (参照日:2026-02-21)
- WCO 相関表(HS2022↔HS2017) (参照日:2026-02-21)
- WCO “Amendments effective from 1 January 2022”(38.27等の改正背景) (参照日:2026-02-21)
- 日本税関・公的機関のガイド
- 税関「関税率表解説 第38類(各種の化学工業生産品)」 (参照日:2026-02-21)
- 税関:PSR検索等の注意事項(協定参照HS版の違い) (参照日:2026-02-21)
- 税関:Advance Ruling / 事前教示(品目分類) (参照日:2026-02-21)
- FTA/EPA本文・付属書・運用ガイダンス(一般論の補助)
- WCO “Guide for Technical Update of Preferential Rules of Origin” (参照日:2026-02-21)
- 規制・コンプライアンス(日本)
- 経産省:化審法概要(制度説明資料) (参照日:2026-02-21)
- 厚労省:安衛法におけるラベル表示・SDS提供制度 (参照日:2026-02-21)
- 総務省消防庁:危険物規制の概要(消防法関連) (参照日:2026-02-21)
- 農水省:農薬取締法(概要) (参照日:2026-02-21)
- 環境省:フロン排出抑制法(概要) (参照日:2026-02-21)
- 環境省:廃棄物処理法(制度ページ) (参照日:2026-02-21)
- 環境省:感染性廃棄物処理マニュアル(参考) (参照日:2026-02-21)
- 経産省:化学兵器禁止法関連物質の輸入(外為法承認) (参照日:2026-02-21)
- 経産省:補完的輸出規制(キャッチオール規制) (参照日:2026-02-21)
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