判決年
2024
税関(港・空港等)
チェンナイ港
輸入品・申告HSコード
自動車用CKDキット(8708.99)
税関主張HSコード
完成車CBU(8703.33)
経緯
部品欠品でも完成車とみなすかが争点。
マドラス高裁は税関敗訴
結果
低関税適用
HSコードのご相談は、ロジスティックまで
世界で有利に戦うための考え方
判決年
2024
税関(港・空港等)
チェンナイ港
輸入品・申告HSコード
自動車用CKDキット(8708.99)
税関主張HSコード
完成車CBU(8703.33)
経緯
部品欠品でも完成車とみなすかが争点。
マドラス高裁は税関敗訴
結果
低関税適用
HSコードのご相談は、ロジスティックまで
判決年
2023
税関(港・空港等)
ムンバイ空港
輸入品・申告HSコード
ATM用LCD(8473.50)
税関主張HSコード
汎用モニター(8528.59)
経緯
税関が汎用性を理由に再分類。
CESTATは「専用品」で輸入者勝訴
結果
追徴税取消し
HSコードのご相談は、ロジスティックまで
判決年
2025
税関(港・空港等)
カンドラ港
輸入品・申告HSコード
Base Oil(2710.19)
税関主張HSコード
軽油HSD(2710.19↔2710.50)
経緯
DRIが「実質は軽油」と主張し没収。CESTATで輸入者勝訴
→グジャラート高裁が覆し税関勝訴
→最高裁で再逆転、「最も類似」テストで輸入者勝訴
結果
罰金取消し・関税差額還付
HSコードのご相談は、ロジスティックまで
日本企業のEPA利用輸出における原産性否認事例10選:
その1 HSコードの解釈の相違による否認
対韓国向け動物用医薬品
日本の輸出者が動物用医薬品(HSコード: 3004.50)として申告し、EPAの優遇税率を適用しようとしたところ、韓国の税関では異なるHSコード(3003.90)に分類されるべきだと判断されました。
この結果、日本側が根拠としていた品目別原産地規則(PSR)を満たさないことになり、特恵関税の適用が否認されました。
原因:
日本と韓国におけるHSコードの解釈・運用の違いにて生じました。輸出入国間でHSコードの解釈が異なることは珍しくなく、特に6桁(項)以下の国内細分については相違が生じやすいものです。
教訓:
事前に輸出相手国のHSコード分類を確認し、相違がある場合は、輸入者を通じて相手国税関に事前教示を受けるなどの対策が求められます
ロジスティックのアドバイス:
ロジスティックではこのようなことがないように、無料でのFTA業務チェックサービスを行っています。ご関心のある方はこちらからどうぞ
本日は東京会場の研究会です。
企業プレゼンテーションは、ヤマハ発動機。
グローバルでのFTA活用の素晴らしさを教えてもらいました。質疑応答もヤマハさんからも参加者からも多く出て、活発な意見交換がなされました。
そして、FTA関連の企業の意見交換
テーマとしては、企業の定める原産地基準。トランプ関税とアメリカの原産地規則などいろいろなポイントが提起されました。
本日は私からも現段階の国別相互関税リストを配ってあります。いろいろな意見が飛び交いました。
そして最後のテーマは私が作成しつつあるAIによるHSコード符番システム。そのデモや成果物を見せてのお披露目会です。
皆さんには感心を持ってもらえたと思います。
懇親会は6名の方が参加しました。これくらいのサイズだと活発な意見が飛び交い、大変勉強になりました。
HSコードを特定する、特に写真で写したもののHSコードを特定することを考えています。
例えば、こんなもの。
お分かり頂けると思いますが、DAMのカラオケシステムのスピーカーですね。
まず最初に、あるAIを使いました。
結果はこちら。
推定6桁コード | 品名(英語) | 適用理由 | 推定精度 |
---|---|---|---|
8518.22 | Loudspeakers, multiple-type, mounted in the same enclosure | 写真の箱形スピーカーはウーファ+ツイータ等複数ドライバを同一キャビネットに収めたカラオケ用拡声器と推定されるため。「拡声器(エンクロージャーに取り付けてあるかないかを問わない)」を規定する8518項中、複数型を規定する8518.22が最適。 | 75 % |
参考:単一ドライバ構成なら 8518.21、キャビネット無しの裸ドライバなら 8518.29。スタンド単体を別送する場合は「部分品・付属品」として 8518.90 に分類される可能性があります。
ちゃんとDAMのスピーカーと特定しています。
HSコードの特定自信の割合は75%と控えめ。
そして、違うAIを使ったところ、判定の毎に答えが違いました。
・電子たばこ
・電気ケトル
・革製ベルト
・色鉛筆
どんどん遠ざかっている気がします。
判定するHSコードは99%の確率で自信があるそうで、使えませんね。
今の時代は、AIもきちんと選択をする必要がありますね。
先日から、お話ししているAIを使ってのHSコード符番システムですが、割とこなれてきました。
現在二つのプラットフォームで開発し、正確性などを比べています。
・ChatGPT
・Gemini
FTA-BPOサービスでの活用に限定するか(つまりは、外部には提供しない)か、ビジネスとして展開するかは思案中です。
当然、結論は皆さんのご興味次第であります。
他にもHSコードのAIはありますが、当方は、専門家の知見を組み込んだ内容となっています。
ご関心のある方、こちらからお知らせ下さい。
・競合となる方からのご関心には返答しないこともありうることをご理解下さい。