HSCF: 付番トライアル013:サバ

近くのスーパーで見かけた鮮度の高い魚の写真。商品説明は以下の写真だけ

1) 結論

  • 推定HS(6桁):0302.44
  • 要約:画像上は氷載せの丸魚で、近接する札が「さば」を示すため、生鮮・冷蔵のさばが最有力。03.02 は生鮮・冷蔵魚、0302.44 は「さば」に対応します。
  • 確度(%):74%
サバのイメージ図。HSCFのアウトプットではありません。

2) 根拠

  • 適用通則・注:GRI 1 により、まず項の規定と関係する部・類注で所属を決め、GRI 6 により同一項内の6桁号を決めます。
  • 判定ポイント:第03類は、各項に規定する状態の魚に適用され、加熱調理その他この類に記載しない方法で調製したものは第16類に移ります。
    また、03.02 項は「生鮮又は冷蔵の魚」を含み、輸送中の一時的保存のために塩又は氷を加えて包装したものも含みます。さらに 0302.44 は「さば」です。
  • 仮定:申告時点で、①丸魚のまま、②生鮮又は冷蔵、③フィレではない、④塩蔵・くん製・加熱・味付けなし、⑤近接する札が当該魚を指している、という前提で推定しています。
  • 排他・除外の理由
    03.03 は「冷凍したもの」に限られるため、冷凍であれば 0303 側へ移ります。
    03.04 はフィレその他の魚肉であり、画像は丸魚に見えるため外れます。
    03.05 や 16 類は、乾燥・塩蔵・くん製・加熱調理・その他の調製がある場合で、画像上はそこまで確認できません。
  • 型番・画像

A

  • 観察ポイント:
    • 氷上に丸魚がばら積みされている。
    • 小売の鮮魚売場の陳列に見える。
    • 切身・フィレ・缶詰・調製品の外観ではない。

B

  • 観察ポイント:
    • 近接する売場札は「…さばです」と読める可能性が高い。
    • 札が当該陳列を指しているなら、魚種は「さば」とみるのが自然。
    • ただし、札が別商品のものである可能性は残る。

C

  • 観察ポイント:
    • 銀白色の体側、青黒い背部模様、頭尾付きの全魚体である。
    • 冷凍ブロックやフィレには見えない。
    • 体型・売場札の読みからは、さば系丸魚とみるのが最も妥当。

候補比較(日本語)

候補HS理由棄却理由確度%
0302.44近接札が「さば」を示す可能性が高く、画像は氷載せの丸魚で 03.02 の生鮮・冷蔵魚に整合。0302.44 は「さば」。札が別商品のもの、又は申告時点で冷凍状態なら外れる。74
0303.54種がさばのままでも、申告時に「冷凍したもの」なら 03.03 側に移り、0303.54 が対応。画像では氷載せの小売鮮魚陳列で、硬凍結品には見えない。14
0302.43画像だけで見ると、銀色の細身魚体は いわし類にも見え得る。0302.43 は「いわし」。近接札が「さば」を示す可能性があり、背部模様・体つきもややさば寄り。12

4) 争点・注意

最大の争点は、魚種認定と**申告時の状態(冷蔵か冷凍か)**です。
画像だけでは学名まで確定できないため、近接札が正しければ 0302.44、札が別商品を指していて実物がいわし類なら 0302.43、申告時に冷凍なら 0303.54 へ変わります。

5) 追加で必要な情報

  • 売場札・納品書・インボイスに「さば」と明記されていますか。Yes/No
  • 申告時点で商品中心部は凍結していますか。Yes/No
  • 丸魚(頭尾付き)のままですか。Yes/No
  • 塩蔵・酢漬け・くん製・加熱・味付けのいずれかがありますか。Yes/No
  • 標準和名または学名(例:まさば / ごまさば / まいわし)が確認できますか。Yes/No

6) 参考資料・出所

  • General Rule of HS code classification.pdf(通則1・6)
  • 関税率表解説20250923.pdf(2025-09-23版、第03類総説、03.02項、03.03項)
  • 税関 20250622 関税の説明.pdf(2025-06-22版。関税率表解説・分類例規の位置づけ)