HSCF: 付番トライアル011:インターフォンの親機で実験

試したもの
インターフォンの親機の写真でHSコードの判定を試した

入力条件(日本語:ユーザー条件のみ)

  • 品名/用途:—
  • 材質:—
  • 構成・セット:—
  • 電気性・測定/通信:—
  • 寸法・仕様値:—
  • 型番・画像:画像1枚(壁面に取り付けられた機器の写真)
  • 通関国・前提:—

日本語版

1) 結論

  • 国別例示(任意):
    • JP:8517.62-000(有線・無線ネットワーク用の音声・画像等の受信・変換・送受装置)
    • US:8517.62.0090(Machines for reception, conversion and transmission or regeneration of voice, images or other data, other)
    • EU:8517 62 00(Machines for the reception, conversion and transmission or regeneration of voice, images or other data)
  • 要約:壁面設置のモニター・受話器・マイクを一体化した室内用インターホン(ドアホン)と判断。音声・画像を相互にやり取りする通信機器に該当し、警報器(85.31)や単体モニター(85.28)ではないため、85.17に分類。
  • 確度(%):75%

2) 根拠

  • 適用通則・注(例:GRI 1, 6、16部注、85類注):項の記載(85.17)に基づきGRI1で判断。必要に応じてGRI6で号を特定。
  • 判定ポイント(主用途、主要材質、機能、構成、セット該当性 等):
    • 主用途:来訪者との通話・映像確認・解錠操作を行う室内親機。
    • 機能:音声(マイク・スピーカー)と画像(カメラからの映像受信)を通信線でやり取りする装置。
    • 構成:受話器、スピーカー開口、表示パネル、解錠ボタン等が一体。
    • セット性:写真は室内親機単体だが、通常は屋外カメラ子機等と組み合わせて通信機能を発揮。
  • 仮定(入力不足を補う前提):
    • 本体は屋外子機と有線で接続され、音声・画像信号の送受を行う。
    • アラーム専用ではなく、通話・映像確認が主機能。
    • 一体の機能装置として提示(部分品ではない)。
  • 排他・除外の理由(他の類・項ではない理由):
    • 85.31(電気式の可視・可聴信号装置:ベル・警報等):本機の主眼は警報ではなく、双方向通話・映像通信であるため不適。
    • 85.28(モニター・プロジェクター):単なる映像表示装置ではなく、音声入出力を含む通信機器であるため不適。
    • 85.25(テレビカメラ等):屋内親機は送受の通信装置であり、撮像機器に限定されないため不適。
  • 型番・画像:ユーザー提供画像(1枚)
    • 画像A(全体):受話器・表示パネル・スピーカー開口・解錠ボタン様のUIを確認。
    • 画像B(操作部):通話・解錠などの機能ボタンがあり、通話機能が主機能であることを示唆。
    • 画像C(配線想定):壁面据付・背面配線前提の親機形状で、屋外子機との有線通信を想定。

候補比較(代替候補の比較表)

候補HS(6桁)見出しの趣旨該当する可能性棄却・採用理由確度(%)
8517.62音声・画像等データの受信・変換・送受装置高い双方向の通話・映像通信を行う室内親機に整合75
8531.80電気式可視・可聴信号装置(ベル、警報盤等)呼出音は付随機能。主たる性質は通信のため不採用15
8525.89テレビカメラ等のその他本体は撮像機ではなく通信親機。用途不一致5
8528.59その他のモニター表示のみではなく通話・制御を伴うため不採用5

※ 表の前後に空行を入れ、列数は全行で統一しています。

3) 争点・注意

  • セット提示か単体提示か:屋外カメラ子機とセットで提示される場合も、通信機能の本質から85.17の枠内で構成品を判断(必要に応じGRI3(b)又は16部の部分品規定を検討)。
  • 部分品に該当する場合:室内親機が「専ら又は主として」当該インターホンに使用されるなら85.17の部分品(8517.70相当;各国の細分に依存)となる可能性。
  • IP型(LAN接続)か否か:いずれも85.17の通信装置の範囲に含まれるが、無線/有線・プロトコルにより各国細分が異なる場合あり。
  • 解錠制御の有無:解錠は付随機能。主機能(通話・映像通信)による分類が優先。

4) 追加で必要な情報

  • 正式な品名・型番(例:銘板写真、取扱説明書)
  • 接続方式(2線式/4線式、IP(LAN)/RS-485 等)、無線対応の有無
  • 単体提示か、屋外子機・電源アダプタ等との「小売用のセット」提示か
  • 防犯警報機能の有無(アラーム専用ではないことの確認)
  • 市場国(通関国)と適用HS版(HS2022 など)

5) 参考資料・出所

WCO解説、各国実行関税表、裁定・裁決番号、メーカー仕様書 等


※ 本判定は画像のみを根拠とした暫定案です。型番・接続方式の確定により、**8517.70(部分品)**や各国細分への落とし込みが変わる可能性があります。