第25回FTA戦略的活用研究会 大阪会場 を行いました

12月16日に第25回FTA戦略的活用研究会の大阪会場を行いました。

企業プレゼンテーションをオリエンタルモーターさんに行っていただき、後半は研究会で調べていくテーマに従い、話しました。

今回は「検認」。大阪でのサンプルは少なかったので、東京での回答を踏まえてお話をしました。

新規の参加企業も2社あり、大阪での活用に広がりを感じています。

12月13日にFTA戦略的活用研究会の第98回が行われました:テーマは「検認」メンバー調査

12月13日にFTA戦略的活用研究会の第98回が行われました:テーマは「検認」メンバー調査でした。

第98回ということで、第100回まで後2回です。

今回は、以前に決まったメンバー調査の第1回となります。

メンバー調査の希望を前回募りましたが、以下の様な内容でした

•検認の定期調査

•サプライヤ証明の見直し、頻度、撮り直し

•VAにおけるデータの出所

•判定の見直しの基準(どれくらい前)

•海外現法のFTAコントロールをどうしているか

•FTAのサプライヤ証明、同意通知の契約(T社など)

–責任の所在

–契約書への記述

•TSVによる効率化、有用性

私の希望で調査してもいいのではということで以下の項目も列挙しました。

–HSコードの選定方法

–JCCIのオフィスにおける対応の違い

–RCEPの認定輸出者使っている?

–CTCにおけるグルーピングの考え方

企業からのメンバーへの質問

当日は、企業から一つ意見を聞きたいとの声が上がり、それに関してみなからの意見を募りました。

項目は、「サプライヤからの情報を元にして証明した場合、商工会議所によってその会社の捺印が必要な事がある。そうでない商工会議所もある。ない方がいいのだがどうした方がいいか。」というものでした。

もと商工会議所の方より、経済産業省の原産性を判断するための基本的考え方と
整えるべき保存書類の例示には、下記のようなチェック欄があるのでチェックすればいいとの指摘を頂きました。(最近資料に追加された項目ですね)

チェックをすれば捺印は不要というのが現在の見解です。

昔、商工会議所と議論をしたことがあります。資料の確認と捺印をサプライヤからもらう事は不要ではないかと話をしたところ、「サプライヤからの部材の情報が、証拠書類で指摘をする度に変わっているので、サプライヤの捺印をもらうようにした」とのこと。

私はそれから、必ず資料には企業名の入った捺印をもらうようにしています。言われたからでないです。捺印が押されたことにより、その内容はサプライヤが確認して認めたことになるからです。

捺印をもらう事は面倒ですが、だからといってチェックですませることは業務の手間を減らすことになりますが、責任の所在を明確にすることが出来なくなります。

このようなチェックでは、サプライヤが検認時に「内容が正しいかどうかは知らない」と言われてしまえばそれまででしょう。

証拠書類を作るのは、商工会議所に認めてもらうことが目的でもありますが、最終的には相手国税関の検認に問題なく対処するためのものです。この部分は手間をかけなければ行けない部分だと思います。

特に私のような、アウトソーシング受託で原産証明の証拠書類を作成する身としては、情報源の責任は確実にしておきたいところです。

手間を省きたい気持ちは分かりますが、省いていい部分と省いてはいけない部分があります。経済産業省も、商工会議所もこの点はどちらでもいいのです。相手国から確認が来たときに困るのは企業で、検認が数年後に来ることを考えれば、来たときに証拠書類の内容が正しいことを証明するのは企業ですから

検認調査の結果

研究会では「検認」を定期的に調査しようということになりました。

今回は第1回です。いろいろな情報が集まってきました。やはり検認の数は急激ではないですが増えていますね。特に検認の現状が分からないEU、そしてRCEPです。企業はちゃんと準備をしておいた方がいい。

ここでは、具体的な内容には触れません。お知りになりたかったら、研究会にご参加下さい。

一つ言えるのは、先に述べた話と同じで、企業の原産地証明が、「日本商工会議所」対応に終始しているということ。必要な情報はミニマムで、商工会議所がOKであれば問題なし、自己証明の場合もミニマムで、というスタンスが明らかです。

原産地証明の証拠書類は本来相手税関の検認時にスムーズに対応できるためのものです。ですので、検認が来て資料をバタバタと準備するのはいかがなものかと思います。

この話は長くなりそうなので、別日にまとめて投降しようと思います。

第25回FTA戦略的活用研究会 大阪のご案内

■■ 第25回FTA戦略的活用研究会 大阪のご案内 ■■

第25回FTA戦略的活用研究会は以下の内容で開催します。

東京会場のメンバーでお越しいただける方は、歓迎いたします。

1 FTA活用に関する問題点と解決方法の討議  

  ・2月の研究会で企業の抱えるFTA活用の悩みをメンバーで話し合うことを行います。

  ・第3回目はオリエンタルモーターの方にFTA活用アップデートをお願いします

オリエンタルモーター株式会社

FTA活用アップデート

2 FTA研究会意見交換: 検認の定期的調査
今回は、関心トップの「検認」定期調査です。

皆さんのご経験、ご関心をお聞かせください。

日時

2024年12月16日(月) 15:00~17:00

まだメンバー企業ではなく、ご関心のある方はこちらからお問い合わせください。

第97回FTA戦略的活用研究会はなかなかおもしろい会でした

第97回FTA戦略的活用研究会はなかなかおもしろい会でした。

企業プレゼンはDICさんが発表。

FTA活用の今のお話を伺いました。事業部の担当にFTAのライセンスを企業として配布し、意識と知識を高めているのは素晴らしいと思いました。

後半は、研究会で調査し、意見交換するテーマを何にするかを議論しました。

多くの意見が出て、多数決で当面の課題を選出しました。

具体的な項目名は別に報告しますが、第一回はやはり皆さんの関心のある「検認」のいまです。

このテーマは定点観測を皆さん希望されており、半年に一度は調査、議論しようと思っています。

このFTA戦略的活用研究会、ご関心がおありでしたら、このHPからお問い合わせください。

FTA戦略的活用研究会 大阪会場終了しました

今回は、日立ソリューションズのNACCSのソリューションのプレゼンテーション(Web)と企業プレゼントしてのオムロンのHSコードの企業内ルールとデータベースづくりに関するお話しを頂きました

12名の方が参加されました。

懇親会は9名。参加率も高く、参加する皆さんの意識も非常に高いのがうれしいですね。

FTA戦略的活用研究会 東京会場 終了しました

2024年10月25日のFTA戦略的活用研究会東京会場終了しました

テーマのせいか、出席者は通常よりも少ない回となりました。
 ・一つはNACCSのお話しだったもので

ただ、今後のFTA戦略的活用研究会の運営に関する討議を行い、皆さんからためになる意見を頂戴できたのが何よりです。

まず、

現在、メールを通じで行っているFTA戦略的活用研究会への申込みはメンバーフォーラムからの開催通知に対して返事をすることで対応する事になります。案内もフォーラムを通じて行い、メールでの案内は第100回で終了しまします。

フォーラムは固有のURLから入っていただき、登録をして頂く必要があります。このURLはFTA戦略的活用研究会の会合で案内しております。それ以外ではお伝えしません。

FTA戦略的活用研究会での主たるテーマは、企業によるFTAの活用情報、問題点の共有を中心とします。

また、企業からアンケートを募り、例えば、「CTCでのグルーピングはどの様なパターンで行っているか」など実際の業務に関する調査と結果報告をすることで他社と自社の運用形態の比較が出来る調査なども行っていきます。「自社は他社と比べてやり方が違う。このようにすればいいのか」などの気づきが得られればと思います。関心として多いのは「検認」の現状。これもアンケートを採り、企業を特定しない範囲で皆さんとシェア出来ればと考えています。

FTA戦略的活用研究会の会に参加するには、企業プレゼン(簡単なものでいいのです)が必要ですが、既に100回近く行っている為に、改めて企業プレゼン(のアップデート)をメンバーが自主的に名乗りを上げて行ってくれています。「昔はこうだったが、今はこうなっている」などをお話し頂いています。次回はDICさんがお話ししてくれます。

新規FTAがない中で提供できる情報も減ってきました。その中で改めて研究会の目的に回帰して役に立つ情報をシェアできる研究会にしたいと思っています。

第24回FTA戦略的活用研究会 大阪のご案内

第24回FTA戦略的活用研究会は以下の内容で開催します。

東京会場のメンバーでお越しいただける方は、歓迎いたします。

  ・2月の研究会で企業の抱えるFTA活用の悩みをメンバーで話し合うことを行います。

  ・第2回目はオムロンの方にお願いします

問題提起: オムロン株式会社

モデレータ; 株式会社ロジスティック

テーマ;   HSコードの社内付番体制

NACCS対応ゲートウェイサーバーをご紹介いただきます

NACCSに対応したデータ交換を効率的に行うためのゲートウェイ機能を提供し、

入力ミスの削減や運用の簡易化を実現するソリューションとなります。

日時

2024年10月28日(月) 15:00~17:00

場所

大阪堂島アバンザ オムロン会議室

大阪市北区堂島1-6-20 堂島アバンザ

研究会後、懇親会を行います。

スポンサー企業の問題と、昨今の飲食店値上げにより、ご参加される場合、懇親会参加費を2000円お願いしております。

ご参加の方には、「会議参加費」として領収書をお出しいたします。

研究会へのお申し込み
申込サイトから可能ですが、FTA戦略的活用研究会のWebフォーラムから該当の投稿に「参加」と記入していただければ問題ありません。

  ・フォーラムに以前お申し込みされた方はそちらのIDとPWでフォーラムに入り、該当の投稿に「参加」と返信していただければOKです。

  ・今後、FTA戦略的活用研究会への最終的な申込み方法はフォーラムへの参加の返答のみにする予定です

  ・フォーラムへの参加方法は、FTA戦略的活用研究会の会場でのみご案内します。参加方法に関するお問い合わせにはお答しかねます。

GEF事務局

まだ会員でなく、関心をお持ちの方は、下記へ。

https://global-scm.com/Contact.html

第96回FTA戦略的活用研究会のご案内

■■ 第96回FTA戦略的活用研究会のご案内 ■■

研究会のメンバーのみの案内です。

以下の内容で開催したく思います。

1 日立ソリューションズ提供のソリューションの紹介

NACCS対応ゲートウェイサーバーをご紹介いただきます

NACCSに対応したデータ交換を効率的に行うためのゲートウェイ機能を提供し、

入力ミスの削減や運用の簡易化を実現するソリューションとなります。

2 FTA戦略的活用研究会東京会場の内容に関して

前回、時間が無く、今回に繰り越しとなった案件です。
昨今の状況を鑑み、今後のFTA戦略的活用研究会の進め方を変えようと考えています。
FTA戦略的活用研究会は、企業のFTA活用での悩みを参加企業の方々とシェアし、解決策を探し出すために立ち上げました。
その原点に立ち戻り、その目的が達成できるようにしていきたいと思っています。それ故にご参加される事を重視した内容とします。

その方向性(案)を当日お示しします。皆さんのご意見をお聞かせください。

研究会へのお申し込みは、この申込サイトから可能ですが、FTA戦略的活用研究会のWebフォーラムから該当の投稿に「参加」と記入していただければ問題ありません。
  ・フォーラムに以前お申し込みされた方はそちらのIDとPWでフォーラムにお入りください
  ・FTA戦略的活用研究会への最終的な申込み方法はフォーラムへの参加の返答のみにする予定です
  ・フォーラムへの参加方法は、改めてFTA戦略的活用研究会の会場でのみご案内します。それ以外の問い合わせにはお答しかねます。

日時
2024年10月25日(金) 14:00~17:00

場所
東京国際フォーラム 会議棟G402
東京都千代田区丸の内3丁目5ー1

GEF事務局

FTA戦略的活用研究会 東京は第95回を迎え、とてもよい盛り上がりでした

FTA戦略的活用研究会の東京は第95回を9月20日に行いました。

インドネシアの改定議定書の話が最初にあり、その後に商社の長瀬ビジネスエキスパートさんから最近のFTA対応に関するプレゼンテーションがありました。

これ以外に、今後のFTA戦略的活用研究会では企業の情報交換を中心にしたいという運営側と企業との意見交換を設けようと思いましたが、長瀬さんの方からその提案をプレゼンテーション内で受け、話をするまでもないかなという雰囲気になりました。

懇親会も行い、とても良い会でした。