第25回 FTA戦略的活用研究会が行われました

2018年9月21日にFTA戦略的活用研究会を行いました。

第25回目となり、3年目に入ります。

当日のテーマは、

  1. FTA戦略的活用研究会のメンバーによる国及び担当組織に対する改善要望をとりまとめた結果を経済産業省と議論した結果の報告
  2. アイアイネットワークのFTA支援システム
  3. 企業事例発表: プラチナ万年筆

1番目は、実務者には頭の痛い問題に対する改善要望です。例えば、古いFTAではHSコードがHS2002となっており、実務運用上の問題で実質的にFTAが利用できない事態を招いています。このような問題に対して、当日も経済産業省、外務省、ジェトロ他の方からコメントを頂き、意義のあるセッションとなりました。

参加企業からは、「レジュメは1枚だけど、とても重い1枚となりました。」とのコメントを頂きました。

2番目は、アイアイネットワークの貝崎さんからのプレゼンテーションです。貝崎さんは元デンソーでFTAのシステム化に携わった人です。その時の経験を生かし、使う側の目線にあったFTA原産地判定の簡易システムを皆さんに披露して下さいました。

3番目は、FTA戦略的活用研究会の新たなメンバーのプラチナ万年筆です。大きな市場であるEUとのEPA発効を睨み、どの様な体制で立ち向かうのかをお話し下さいました。取り組みの組織体制も生産、購買が関与するという仕組みで、生産のあり方にも言及されていました。

懇親会には、プラチナ万年筆の副社長もお越し頂き、経営陣のFTAのメリットとコンプライアンスの問題への認識がいかに大切かをご参加の皆さんと協議されていました。

とても有意義な会でした。

第26回は10月16日(火)です。

FTAのお役立ちリンク集を作りました

弊社サイトに、FTAのお役立ちリンク集を作りました。

今まで、役に立つと思われるFTAのリンクを短縮アドレスを使って紹介してきました。主に使っていたのが、bit.lyですが、これが会社からスパム認定され、アクセスが出来ないとのコメントを頂いたからです。

リンク集のサイトは以下となります。

ロジスティックのFTAお役立ちリンク集

ご活用下さい。

インドネシアへの輸出でのEPA活用時の悩み

インドネシアへの輸出でEPAを活用しようとすると、船の寄港地でも「非加工証明」を出せとの指示があり、とても困っている会社さんが多くあります。

本日のEPAセミナーで経済産業省原産地証明室の方のお話ですと、インドネシアと交渉をしており、インドネシア側から以下のような提案があったそうです。

物流会社が書類を提出

  1. 船荷証券番号
  2. 船に関する情報
  3. 寄港地での非加工の宣誓

まだ決定ではありませんが、なんとか出口が見えて来た気がします。

 

 

 

経済産業省委託事業 初心者向けEPA活用セミナー @名古屋開催中です

初心者向けEPA活用セミナーの講師として名古屋に来ています。

120名程度の参加者。

様々なお話があるので、私の持分は25分です。

初心者向けなので、私の部分、「広がるメガFTA〜メリットとリスク」は少々難しいかもしれません。

組織的にやることがわかっていただければ嬉しいです。

次回FTA戦略的活用研究会に、経済産業省原産地証明室の方がいらっしゃいます

なかなか来ていただけなかったのですが、次回FTA戦略的活用研究会に、経済産業省原産地証明室の方がいらっしゃいます。

役者は揃いました。

Global Edge Forum セミナーの第20回と第21回を行いました。

Global Edge Forumセミナーの第20回と第21回を行いました。

Global Edge Forumでは、他にない先端、実践的なセミナー開催を心がけています。

今回は、弊社ロジスティックから以下のセミナーをお送りしました。

第20回: 「FTA原産地証明アプローチと完全自己証明への備え」
第21回: 「日EU EPAの原産地規則を読み解く」

です。各テーマを1時間のプレゼン+30分ほどのQ&Aを行いました。

大盛況でした。参加者は90名程度でLive配信もほぼ同数です。

来場して頂いた方には、新しく作った本に挟む「しおり」をプレゼント。このしおりには、FTAで確認したい情報やHPアドレスを記載しており、手帳や本、特に弊社のFTA関連の本に挟まれるととても便利!(営業モード)

本をお買い求めの方には本にこのしおりを挟んで発送しています。また、FTA戦略的活用研究会のメンバーの方には、次回の会合で配布致します。

二つのセミナーの間に、「戦略的FTA活用ハンドブック」と「日EU EPA 原産地規則&品目別規則」を参加者の中から1名の方に抽選で1冊づつプレゼント。

間の時間には、FTAハンドブック、各FTAの協定本、そして、HS2002の本を閲覧できるようにコーナーを設けましたが、多くの皆さんに感心を持って見て頂けたと思います。

セミナー後、多くのメールを頂戴しました。とても励みになります。ありがとうございます。

社内の上部に理解してもらうために、Liveのビデオを見ることが出来るようにしてくれとのリクエストがありました。そこで1週間同一のURLで閲覧が出来るようにしておりますので、是非ご覧下さい。

第20回: https://youtu.be/LTjiUJfokBk

第21回: https://youtu.be/eCCJIQeKybQ