本日は6月1日
東京国際フォーラムが3か月先の9月の会議室の予約を開始する日です。
早速、申込み、FTA戦略的活用研究会(東京)は以下の日程となりました。
- 2020年9月16日(金) @東京国際フォーラムG402 14:00~17:00
ご予定の程、よろしくお願いします。
世界で有利に戦うためのコツ
知り合いの会社(の米法人)にアメリカから検認が入ったようです。
お教え頂きました。
アメリカの場合、検認はアメリカ側の輸入者に来るので、日本側は矢面に立つことはないのですが、当然輸入者から情報提示を要求されます。
このシステムは少々面倒で、輸入者が輸出者の原産性証明情報にアクセスしてくるものになります。 今回の場合、米法人なので開示に対しては障壁は低いと言えるでしょうが、相手が独立資本である場合、少々厄介です。 輸入者からの情報要求にどれだけ応えるのか。
また、第三者証明のように頼りになる人たちもいません。 (コンサル契約を民間としていたら別ですが。)
本当に検認が増えました。
特に今後のFTA業務は検認も想定した業務で対応する必要がありますね。
「FTA原産地証明での課題点解説:機械、輸送・自動車関連産業向け」のタイトルで、セミナーを行います。
機械や自動車・輸送機器など関連産業ではFTAの原産地証明において大きな課題を抱えていることが多くあります。その論点を明確にし、対策をお話ししたいと思います。この論点は他の産業でも有効な項目となりますので、ぜひご参加を検討下さい。
今回は会場を4会場で行います。(東京、大阪、名古屋、浜松)
「サプライヤー証明の落とし穴」
サプライヤー証明では、依頼する場合も、受ける場合も大きな課題点が存在します。正しく証明が出来ない場合、例え自社での証明が正しくとも他社の間違いで証明が破綻します。その問題点と解決の方向性をお話しします。
株式会社ロジスティック 代表取締役 嶋 正和
「部分品、附属品におけるHSコード付番の方法」
機械や自動車含む輸送機器でのFTA証明では部分品、附属品のHSコード付番がとても大事になります。
HSコードの専門家にお越し頂き、お話しをして頂く予定です。
「FTA関連情報の取得・管理を最新システムで!:Touch & Feel (実システムを体験)」
トムソン・ロイターのONESOURCE Global Tradeは貿易特化型のモジュールと最新コンテンツの統合システムです。FTA分野に於いても制度情報や原産地規則の確認、サプライヤーの管理やBOMの計算、その管理等、幅広くご活用いただけます。
トムソン・ロイター株式会社
- ONESOURCE Global Tradeの紹介
- ONESOURCE Global Tradeの「Touch & Feel」 – 実システムを触って体験
※当日ご体験いただける機能は実システムの一部となります
参加費用:
無料
日時、会場と各会場のお申し込み:
(名古屋)
日時: 4月18日(月) 14:00~17:00
会場: TKP名古屋駅前カンファレンスセンター5A (名古屋駅前)
お申し込み: こちら
(東京)
日時: 5月9日(月) 14:00~17:00
会場: 東京国際フォーラム 会議棟G402 (東京駅、有楽町駅前)
お申し込み: こちら
(大阪)
日時: 5月19日(木) 14:00~17:00
会場: ナレッジキャピタル・カンファレンスルームC04 (大阪駅前)
お申し込み: こちら
(浜松)
日時: 6月15日(水) 14:00~17:00
会場: オークラアクトシティホテル 「ローズ」 (浜松駅)
お申し込み: こちら
お問い合わせ:
株式会社ロジスティック
メール: info@logistique-inc.com
「化粧品関連業界向けFTA活用セミナー」を開催します。
セミナー概要
化粧品は特にアジア向け輸出で高関税が課されており、かつ、FTAを活用すればその障壁を下げることができます。
ただ、日本の化粧品輸出者の原産地証明は間違っていることが多く、検認によりコンプライアンス問題を発生する恐れがあります。
どういった問題があるか、その解決策は何かをセミナーで語ります
講演:
「化粧品業界におけるFTA活用のチャンスとリスク」
株式会社ロジスティック 代表取締役 嶋 正和
会社HP: https://global-scm.com
「FTA専門商社と化粧品業界支援プログラム(仮)」
小池産業株式会社
会社HP: https://www.fta.koikesangyo.co.jp/fta/index
日時
2022年4月8日(金) 14:00~16:00
会場
東京国際フォーラム(東京有楽町)会議棟G402
https://www.t-i-forum.co.jp/access/access/
Web配信も予定しております。
セミナーの詳しい説明はこちらからダウンロード出来ます。
申込みはこちらから
3月23日に東京で行いましたセミナー「今見えてきたRCEP利活用のポイントと検認リスク」、多くの方にご参加頂きました。
特に会場参加の方が増え、コロナの対応で気が引き締まると同時に、皆さんにお会いできるのがとてもうれしく思いました。
当方のセミナーの「売り」は、「実践で使えるセミナー」です。 問題点があればそれに対して深く入っていく、そんなセミナーを常日頃心がけるようにしています。
前半のRCEP活用のポイントは実際に使う人の観点からお聞き頂き、よかったと思います。
また、実際に発生しているRCEPの問題点と対策は、FTA戦略的活用研究会で会員企業にヒアリングしたリアルな「悩み事」とその対策、他では聞けない内容でした。
私のパートでは、「なぜ、日本企業の証明方法が問題なのか」と増えている検認の実際を語りました。「木を見て森を見ず」がキーワードといえます。
最後に、トムソン・ロイターのONESOURCEのシステムを触って見るパートです。
システムは説明を聞いているだけではなかなか中身が分からないものです。ですので会場を3分割してそれぞれにトムソン・ロイターの説明の方がついて、会場参加者の人にシステムを触ってもらって理解してもらうようにしました。
この方法はWeb参加者にはわかりにくいと思います。1つのブースのみをオンラインで流していましたが、会場は3つのブースをわたることが出来るので、会場とWebでは経験できるレベルが自ずから違ってきます。
前にもFTA戦略的活用研究会で同様のことを実施しましたが、そのおかげで受注に至ったとのこと。わかりやすく、判断もしやすいですから。
当方の危惧としては、このセッションで帰る人が多い可能性を考えていましたが。杞憂に終わりました。ほとんどの方が残られ、触ろうとされたので参加者にも企業にもよかったのではないかと思います。
最近、企業向けのFTA、特にRCEPに関することを社内で話してほしいとのセミナー依頼を多く受けます。
先日は、商社の方にセミナーをいたしました。商社の方はその多くが自ら営業し、顧客とやり取りの中でFTAの原産地証明を行うケースが多く、実務の中で困っていらっしゃることが多いと言えます。
質問が多くいただけたので嬉しい限りですが、実践の中での苦悩から出てくる話が多く、こちらがタメになります。
例えば、中国の税関がRCEPでのHSコードを2022で対処するケースがあり、RCEPの HS2012と違っていることで、日本側がおかしいとの指摘を受けたとのこと。「日本の商工会議所は遅れている」などと曰うとか。
また、日本のジェトロの資料では「遡及は相手国税関に聞いていください。」という話も中国での話が具体的に聞け、当方も勉強になりました。
また、各個人が努力するにも限度があり、会社としての統一的な対応やサポートが必要とおっしゃる方がいらっしゃり、個人の対応では限界があることを切に伝えられていました。
その他のセミナーやコンサルタントのフォーカスは原産地証明方法であることが多く、それ自体は大切なことなのですが、実際の世界はその先で苦労しているということを官民ともに我々は知るべきです。
これらの一部の話は、来週のセミナーでお話ししようと思います。
最近、転職の相談、人材採用の相談にのることが少なくありません。
通常の転職ならば、人材紹介会社などの本来の仕事でしょうが、FTAの造形があり、証明業務などに精通している方の紹介やそんな方を企業に紹介する事です。
FTAの関連業務に対する知識、能力は一般的な企業の中では余り認知されませんし、その能力が如何に優れていても、それだけで採用対象になることはあまりないのです。ですから、一般的な人材紹介会社で、そのような能力を必要とする会社を紹介することはほとんど見かけません。ニッチマーケットなのです。
翻って、FTA戦略的活用研究会。ここには、そういった知識、スキルを持った人が集まってきます。企業もFTAの原産地証明などに力を入れている会社も少なくありません。それ故に人材紹介の市場が自然と起こりうるのです。
私も何件か橋渡しをしました。(人材紹介業ではないので、紹介料はないのですが)またひとがいないかとの打診も受けています。
RCEPの高まりとともに、人の能力の認知と仕事としての受入が進めばいいなと考えています。
第65回FTA戦略的活用研究会 東京会場、無事に終了しました。
今回のテーマは、「第2回HSコード ワークショップ」です。 コロナの環境下ですが、会場参加のみとさせて頂きました。
参加希望者にまず、10問のHSコード特定問題をお送りします。 参加希望者はその問題に回答し、その解答用紙のコピーを参加証として受付に提出し、参加します。
講師は問題解説を進める際に解答用紙のコピーを基にして、参加者に解答とその根拠の説明を求めます。
かなり実践的な講座で、セミナーのように単に聞いていればよいというのではなく、参加者自身も時間をかけて解答する必要があります。大変に聞こえますが、このワークショップはとても評判がいいのです。
20名超の参加者がいらっしゃいました。今回の問題は前回に比べ難しかったのか、10問中6問が最高で複数名の方がいらっしゃいました。
トップ賞にシャンパンを用意しましたが、トップの方が多かったため、じゃんけんでの決着に。
この後、講評会を希望者と行い、意見交換をさせて頂きました。15名の参加を頂き、参加率がことのほか高かったです。
例えば、このような問題が出題されました。
問 次に掲げる物品のうち、有機化学品として関税率表第29類に属するものはどれか。(複数選択可)
1.エチルアルコール(単一なもの)
2.メチルアルコール(単一なもの)
3.メタン(単一なもの)
4.尿素(単一なもの)
5.核酸
次回のFTA戦略的活用研究会 東京会場は、4月15日(金)を予定しており、企業の事例発表とFTA運用上の課題を2月に引き続き行います。(かなりの量を積み残していましたので。)