第19回 FTA戦略的活用研究会を行いました。

3月16日(金)に第19回 FTA戦略的活用研究会を行いました。

テーマは3つ

  1. HSコードの考え方: 日本関税協会 宮崎氏
  2. HS Classifier サービスの概要とデモ: トムソン・ロイター 箱田氏
  3. RCEPの原産地規則のあり方討議: メンバーによる問題提起と討論

HSコードはFTAの原産地証明で大変大切です。宮崎さんの説明はとても為になります。事例として、食器洗いのスポンジで、皆さんにHSコード符番の練習をしてもらいました。大変面白いないようだったと思います。

それに呼応して、トムソン・ロイターのサービスHS Classifierをご紹介頂きました。対話形式でのHSコード特定ができ、また、その決定ワークフローを支援するシステムです。今までいつも説明ばかりで、デモがなかったので今回はデモを中心にお話し頂き、わかりやすかったと思います。ちなみにロジスティックでもこのデモは行えます。

最後のRCEPですが、業界ごとに省庁からどのような原産地規則が望ましいかのヒアリングがあり、そういった情報を交換しました。協議の中で原産地規則がどのような方向で話されているか、例えばインドはCTC&VAなのか等。

また、原産地証明書発行がどうなるか(ように協議しているか)の話も出、大変有意義な回となりました。

次回は、4月20日となります。

第17回目のFTA戦略的活用研究会では、FTA検認に関するセッションでした

1月19日に第17回FTA戦略的活用研究会を行いました。

テーマは、FTAの検認です。

企業に取ってFTAの検認がどのようなものであるかを、商工会議所や、経産省、自己証明で関与される税関の見方。また、企業はどのようなことを考えなければならないか等の意見交換を行いました。

今現在で、FTA検認に関しての一番中身の濃い研究会だったと思います。

  • 年間に何件くらいあるのか
  • どのような形で企業に知らされるのか
  • どのようなものを要求されるのか
  • 自己証明になると何がどのように変わるか、プロセスは?(日EU、TPPではどう違う?)

これらの疑問にメンバーが答え、また、企業の中で検認経験企業からのコメントももらいました。

参加者が自分の専門領域から様々意見を言い合う、FTA戦略的研究会ならではの研究会になったと思います。

第16回FTA戦略的活用研究会を実施しました。

2017年12月15日に第16回FTA戦略的活用研究会を行いました。

講演は、SGHグローバル・ジャパン株式会社の

「インドのGST改革とインド物流のついて」

佐川急便グループはエクスポランカ買収からインド物流の改革を進めていらっしゃいます。インドの物流現状をより具体的にお話し頂け、また、参加者の多くの企業がインドへの戦略を深めていることから多くの質問が出ました。

企業のFTA活用事例は、長瀬ビジネスエキスパートからご発表いただきました。

185年の歴史のある商社である長瀬産業。商社のFTA活用あり方でメンバー企業との間で様々な意見が交換されました。

第16回FTA戦略的活用研究会風景
第16回FTA戦略的活用研究会風景です。様々な意見が交わされました、

この研究会の真の醍醐味は、この後のメンバー間意見交換会です。

場所を移し、2時間行いました。新しい人もいらっしゃるので、改めて自己紹介をした後で、意見交換を行いました。

プロが集まり、互いが切磋琢磨すると同時に、相談できる仲間となっていることがなによりもうれしい成果です。

PS. ライブ放送を予定していましたが、機材のトラブルで今回は出来ませんでした。申し訳ありません。原因は特定できたので、次回は問題ないと思います。

トムソン・ロイターと行ったGEFセミナーに関する東洋経済の記事:まちがいだらけ

11月上旬に日本EU EPAのセミナーをトムソン・ロイターと行いました。

GEFとしてのジョイントセミナーで多くの方にお越し頂きました。

トムソン・ロイターはさすがに世界規模の会社だけあってマーケティングにもお金をかけますね。

会場がリッツカールトン東京。そして、東洋経済での広告記事を出されています。

セミナーの概略をライターさんが書かれ、そのセミナーのビデオと資料は登録してくれたらダウンロード出来るという仕組みです。

まねしようかな。

ただ、少々難があったのはライターさんが書かれる記事。言っていないこと、間違ったことばかりでした。

FTAはその専門用語含めあまり容易な内容ではありません。それ故に正しい記事を書くのは難しいでしょう。

メディアの取材記事はヒアリングはするが、記事の校正はインタビューされる側にはさせてくれない。

確かに、いちいち文章にインタビューされる側から難癖をつけられても困るのはよく分かりますが、間違った文章がでることは当方の信用にも関わります。

幸い、この記事は広告記事なので修正をお願いすることができました。(オンライン掲載で、紙面ではなかったことが幸いです。)

メディアはいい宣伝にはなりますが、間違うと専門性が疑われるので今はあまりメディアに依存しないようにしています。

 

第18回 Global Edge Forumセミナー: 日EU経済連携協定 (EPA) セミナー(2017年11月02日:主催:トムソン・ロイター)

GEFの第18回セミナーのご案内です。

今年7月に大枠合意を迎えた日EU経済連携協定 (日EU・EPA) は、日EU間のさらなる貿易の円滑化および自由化、経済活発化への大きな糸口となることから、各方面から高い期待が寄せられています。 それと同時に、英国のEUからの離脱、米国のTPPからの離脱を背景に、世界へ向けて保護主義を牽制し、自由貿易を推進するメッセージともなりました。

本イベントでは、日EU・EPA交渉の経緯と今後の展望を、実際に日本側の交渉団を率いた外務省片平氏より、日EU・EPAをはじめとするFTAを活用するために企業としてどのような努力をしてゆくべきかという観点から、各方面の専門家よりお話しいただきます。ご多忙の折とは存じますが、皆様のご参加をお待ちしております。

★★開催概要★★

日EU経済連携協定 (EPA) セミナー

■日時■
2017年11月2日 (木) 14時開始 (13時半開場)

■会場■
ザ・リッツ・カールトン東京 2階 グランド ボールルーム

■参加費■
無料(事前登録制)

■プログラム■
14:00-14:10
ご挨拶   Taneli Ruda
Managing Director, Global Trade Management, Thomson Reuters

14:10-15:00
講演 1 「日EU・EPA交渉の経緯および展望」
外務省 国際法局経済条約課長 片平 聡 氏

15:00-15:30
講演 2 「日EU・EPAでも導入される自己証明制度は脅威なのか?」
TSストラテジー株式会社 代表取締役 藤森 陽子 氏

15:30-15:45
休憩

15:45-16:15
講演 3 「検認・監査対応 — EU韓FTAを題材に — 」
トムソン・ロイター・ジャパン ソリューションコンサルタント 箱田 優子

16:15-16:50
講演 4 「経営層の関心を得るためには何をすべきか。」
(株) ロジスティック 代表取締役 嶋 正和 氏

16:50-17:00
ご挨拶

17:00-18:00
懇親会

セミナー詳細資料はこちらから

申込みはこちらから

第13回 FTA戦略的研究会を実施しました。外務省からの日EU EPAのお話しは大変勉強になりました

第13回FTA戦略的活用研究会を9月15日に行いました。

急遽ではありましたが、外務省の方から日EU FTAのお話しを伺いました。

メンバーがFTAの猛者(失礼!)なので、ジェトロなどのセミナーとは違った観点からのお話しで、大変為になりました。

  • EUのFTAとその他の国のFTAの違い
  • 発効に至るまでの問題点とその解決の方向性
  • 韓国EU FTAとの相違

会のメンバーからも多くの質問が寄せられました。

その後、別の外務省の方から、メンバーに対して、インドネシアに関する問題となっている点に関する意見収集をさせて欲しいとのことで、お話し頂きました

これが出来るのがこの会のいい点ですね。すぐにかなりの意見が集まりました。

当日は、私の方から、原産地判定の企業の問題点を提起することを使用としましたが、30分程度しかなく、あまり込み入った討議にはなりませんでした。(残念!)

それでも、新たなメンバーが参加されたり、とても有意義な会でした。

 

 

FTA戦略的活用研究会の第12回研究会が8月25日に開催されました。

FTA戦略的活用研究会の第12回研究会が8月25日に東京国際フォーラムで開催されました。

ゲストの方もいらっしゃってかなり盛り上がった会でした。

会の内容は以下の様なものです。

  • 講演
    • 「原産地証明書の取消し」 TSストラテジー株式会社 藤森 陽子 氏
  • 企業のFTAの取り組み発表
    • 株式会社MORESCO
  • FTA戦略的活用研究会の1年とこれからの1年
    • 株式会社ロジスティック
  • 研究会メンバー意見交換会
    • 「レバンテ」(東京国際フォーラム2階)

この会は、企業の方の参加と、省庁・関連組織、その業界のプロからのご参加で成立しています。

企業の悩みに対して、様々な方からのご意見が飛び交う活発な会です。

講演の内容をふりかえりますと、

  • 財務省: TPP原産地規則について ー輸出の観点からー
  • ロジスティック: FTA原産地証明の企業実情
  • アールFTA研究所: 国際情勢に揺れ動くメガFTA交渉(第2章)
  • ジェトロ: AECの中でのAFTAとASEAN+1FTA
  • 日立ソリューションズ: 揺れ動く国際情勢の中で高まるグローバルサプライチェーン 設計の重要性
  • 外務省: 我が国のFTA戦略
  • トムソン・ロイター: Export Audits – FTA Origin Verification
  • 東京共同会計事務所: 日本企業が直面しているFTA活用での闇
  • ジェトロ: 日本企業の海外展開動向とFTA
  • トムソン・ロイター: Japan and Free Trade: Opportunities & Challenges
  • ロジスティック: FTAへの取り組み方 ~My idea, your idea~
  • 東京共同会計事務所: エッセンシャル解説/GSCMのための国際税務のイロハ
  • TSストラテジー株式会社: 原産地証明書の取り消し

この会も1年が経ちました。

メンバー企業のプレゼンテーションが一通り終わり、新たな取り組みを行うのと、新しいメンバーを現在募集しています。

  • この会は、参加者は必ず1度FTAに関するプレゼンをする事が参加条件になっています。

こちらに、会の案内書がありますので、ご参考にして下さい。

 

2年目の運用は楽しみでもあるのと、より内容の濃いものを期待されるので、頑張っていきます。

第17回Global Edge Forumセミナー:「海外の工場建設におけるグローバル戦略とは」

私が主催しているGEFセミナーの次回のセミナーが決まりました。

ぜひお越し下さい。

第17回Global Edge Forumセミナー開催のお知らせ

「海外の工場建設におけるグローバル戦略とは」
 ~日本式 コンストラクション・マネジメントの有効性~

多くの日本企業は海外に生産工場を構えるようになりました。しかし、その工場の建設は必ずしも成功しているわけではないようです。日本国内とは違い、法務、労務、規制など様々な事をカバーしなければいけないのが海外でのファシリティ建設です。

今回のGEFではその海外におけるグローバル・コンストラクション・マネジメントのあり方をグローバル戦略とどう照らし合わせるかに関して、日本を代表する企業の日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社の服部様、清藤様にお話しを頂きます。

日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社の様々な経験を具体例をもってお話しいただけると言うことですので、私も楽しみにしております。 皆様の海外戦略に必ずやお役に立つ内容と存じますので、ぜひお越し下さいませ。 また、この分野にご関心ある方、ご担当の片を是非お誘い下さいませ。

また、今回は、セミナーをYouTubeにてLive配信を実験的に行います。遠隔地、当日会社を離れられない方はぜひ、Live配信にてご参加下さい。お申し込みされた方に当日限定のURLをお伝えします。

 

テーマ:

「海外の工場建設におけるグローバル戦略とは」
~日本式 コンストラクション・マネジメントの有効性~

日時:

2017年8月9日(水)14:00~17:00

場所:

東京国際フォーラム G501
東京都千代田区丸の内3−5−1(東京駅から徒歩5分)

スケジュール:

14:00~14:10
開会のご挨拶

14:10~17:00
「海外の工場建設におけるグローバル戦略とは」
~日本式 コンストラクション・マネジメントの有効性~
日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社
取締役  服部 裕一氏
ディレクター 清藤 幹雄氏

参加料:

セミナー会場参加、YouTube Live配信閲覧、共に無料

定員:

80名

お申し込み:
ネットでHPから申込可能です。

または、参加申込書をFAXもしくは、pdfをメールにて頂戴できますれば幸いです。こちらからダウンロード出来ます

定員になり次第、申込を締め切らせて頂きます。お申し込みの方には後日ご案内をメールにてお送りいたします。以上

第16回Global Edge Forum の無料セミナーを名古屋で開催します。「世界を相手に勝ち抜くためのグローバルサプライチェーン戦略とは」

第16回Global Edge Forum の無料セミナーを名古屋で開催します。

今回は、株式会社日立ソリューションズとの共催です。テーマは、グローバルサプライチェーンとFTA活用です。

名古屋は、セミナーの要望が多く、今回は日立ソリューションズさんとニーズがマッチし、行う運びとなりました。

■ テーマ ■

第16回GEF無料セミナー
「世界を相手に勝ち抜くためのグローバルサプライチェーン戦略とは」
~FTAの活用に向けての備え~

■ 日時 ■

2017年6月23日(金)13:30~16:30
■ 場所 ■

名古屋ルーセントタワー 16階
株式会社日立ソリューションズ
名古屋市西区牛島町6-1 名古屋ルーセントタワー

■ スケジュール ■

13:30~14:20: 特別講演
「グローバル競争時代におけるFTAの活用指南」
株式会社ロジスティック 代表取締役 嶋 正 和

14:20~15:00: セッション1
「揺れ動く国際情勢の中で高まるグローバルサプライチェーン全体最適化の重要性」
日立ソリューションズ 経営企画本部 渡邉 浩一

15:10~15:50: セッション2
「貿易実務のコンプライアンス強化と業務効率化」
日立ソリューションズ ビジネスプラットフォーム本部 鹿野 拓也

15:50~16:30: セッション3
「法令リスク回避のための厳格な輸出管理」
日立ソリューションズ ビジネスプラットフォーム本部 床谷 圭太

■ 定 員 ■
50名

■ 費 用 ■
無料

■ お申し込み ■
こちらから

GEFでセミナーを行います。テーマは「トランプ政権下の国際貿易で勝ち抜くための米国・関税スキーム」

今回のGEFのテーマは、「トランプ政権下の国際貿易で勝ち抜くための米国・関税スキーム」

世界的に注目を集めるトランプ政権の下、現在まで米国間接税を軽減してきた1st Saleだけでなく、その他の米国・関税スキームを実現できるのか、更なる関心を集めています。米国政権の最新の動きに合わせてこれらのスキームを適用するためには、企業の従来の戦略を見直す必要が出てくる可能性もあります。

今回のGEFではそのトランプ政権下の国際貿易において、どう対応すべきかに焦点を当て、Sandler, Travis & Rosenberg (STR)の弁護士であるSally Peng氏にご講演を賜ります。

STRは北米・南米・アジアと欧州に事務所があり、関税・国際貿易を中心に世界トップレベルの法務アドバイザリーを行う事務所です。講演では様々な経験に基づいたお話しが聞けるものと存じます。

皆様のビジネスに必ずやお役に立つ内容と存じますので、ぜひお越し下さいませ。 また、会社の方で、この分野にご関心ある方を是非お誘い下さいませ。

また、今回は、セミナーをYouTubeにてLive配信を実験的に行います。遠隔地、当日会社を離れられない方はぜひ、Live配信にてご参加下さい。お申し込みされた方に当日限定のURLをお伝えします。

***************** セミナー情報 ****************************

■テーマ■
「トランプ政権下の国際貿易で勝ち抜くための米国・関税スキーム」
~1stsale・BAT・Non-resident Importer of Record~

■日時■
2017年6月7日(水)14:00~17:00

■場所■
東京国際フォーラム G402
東京都千代田区丸の内3-5-1(東京駅から徒歩5分)
https://www.t-i-forum.co.jp/general/access/

■スケジュール■
14:00~14:10
開会のご挨拶

14:10~17:00
トランプ政権下の国際貿易で勝ち抜くための米国・関税スキーム
~1stsale・BAT・Non-resident Importer of Record~
Sandler, Travis & Rosenberg (STR) 弁護士 Sally Peng氏

■参加料■
セミナー会場参加、YouTubeLive配信閲覧、共に無料

■定員■
80名

■セミナーへの案内書類■
ここからダウンロードできます。
http://bit.ly/GEF_015

■お申し込み■
ここからお申し込みできます。
http://www.global-edge-forum.com/Inquiry/GEF015_Registration.html
案内書類に添付されていますFAX申込書でも可能です。

定員になり次第、申込を締め切らせて頂きます。お申し込みの方には後日ご案内をメールにてお送りいたします。