多くのFTAプロジェクトを行ってきました。
その多くで、原産判定を行い、原産としていましたが、原産で無いものが見つかり、別な方法でも原産と出来ない場合が少なくありません。
関税削減効果も小さくなく、割と多頻度で輸出している場合、困ったことになります。
コンプライアンス上、非を認め、原産としてきたのを取り下げるか、その判断をしてもらうまで原産地証明書取得を中断するか。
何より、FTAの原産地証明に関してミドルマネジメント以上が知らなさすぎるのが問題です。
最終的には彼らに判断してもらう事になります。
ちゃんと論点を整理して、代替案も考えて判断を仰ぎますが、企業内部ではなかなか難しい問いのだなと痛感します。
プロジェクトを行う以上、外部プロとしてはちゃんとしてもらいますが。