今やっているAIのHS Code Finder2ですが、商品説明用の写真、ファイルを追加できるようにしました。
例えば、このような写真だけを示してHSコードを問いました。


こんなように、単なる魚の写真で魚の品種を特定、それを元にHSコードを推論します。
有能ですね。
世界で有利に戦うための考え方
今日、なにげにYouTubeを見ていましたら、HubSpotの代表が話をしていらっしゃいました。
Googleの検索結果は60%リンクはクリックされないとのこと。
AIエージェントが探してきて、結果まで表現してくれるのでクリックする必要がないとのこと。Google広告が意味をなさないことを言っています。Googleもその現状に危機感を持っていて、早急なシフトを行っていてその一つがAIだそうです。
今まで、少なくない金額をGoogle広告に出していました。
今後は意味が薄くなるのは明らかです。
またSEO(Search Engine Optimization)が大事だったのですが、今後はAIOだそうです。
ホームページだけではなく、マルチのSMSを使って、総合的なマーケティングAIエンジンに情報を拾ってもらうように対応するべきだと、代表はおっしゃっていました。
難しい時代ですね。
ロジスティックのAIを使った、HSコード符番ツールを作成中であることをお話ししました。
企業が作るAIを用いたHSコード符番ツールは、
・ 企業の対象の材料、商品に限定
・ 企業の持つ情報を用いて、HSコードを符番
・ (多分)ピンポイントでHSコードを提示
するものであると感じています。
立場の違いがあるので、同じものを作ること、特にピンポイントでHSコードを特定するのは、初手では難しいと考えています。
私が作るのは、
・ 広くHSコードをカバー
・ 曖昧な検索から始まって、可能性のあるHSコードを提示。その妥当性もAIにより提示
・ より正しくHSコードを特定するためのポイントを提示
するものにしています。
例えば、「ガスケット」を調べると、現段階ではこのような答えを出します。
4016.93 (加硫ゴム製ガスケット・ワッシャーその他のシール)
ご提示いただいた情報が「ガスケット」という一般名のみのため、材質・用途・構造が不明です。代表的なゴム製であれば上記コードである可能性が高いものの、次のような条件で別コードになる点にご留意ください。
主な材質・構造 | 代表6桁HSコード | 補足 |
---|---|---|
プラスチック(シリコーン樹脂など) | 3926.90 | “その他のプラスチック製品”として扱われた事例あり |
金属単体(鉄鋼・銅等)でワッシャー形状 | 7318.21(鉄鋼)7415.21(銅合金) | 座金(ワッシャー)として分類 |
金属+非金属の複合(メタルシート+非金属芯など) | 8484.10 / 8484.90 | 金属と他材質の複合品やセット品は 84.84 項へ |
アスベスト繊維を含むもの | 6812.99 など | 68類 “石綿製品” |
未加硫ゴムシート状(加工途中) | 4008.21 など | 素材の段階であれば 40.08 項のシートに該当する例 |
これらを教えていただければ、9桁統計番号まで含めてさらに的確なコードをご提案できます。
といった可能性を絞り込む答えを出してくれます。
問題はどの様に精度を上げるかですね。
使ってもらって、その精度を上げたいと思います。