トランプ関税で円安に振れた場合、どうなるでしょうか。関税分を相殺する円安となると輸入価格は実際に同じとなりますよね。
以下のような事が考えられます。
- 関税と同率の輸出国通貨安が起きれば、理論上の“ドル建て輸入価格”は戻るが、企業のマージン調整・仕向地通貨での値付け慣行などにより 完全な相殺は稀。
- 円安は 日本の輸出企業・観光産業には追い風、一方で 家計・輸入依存企業には逆風。
- 日銀・財務省は 物価上振れと実質所得低下のバランスに注意を向けており、場合によっては 為替介入や利上げで急速な円安を抑える可能性もある。
- 米国ではドル高が 国内製造業の競争力を削ぎ、関税収入と景気刺激という目標を相殺し得る。
結果的に、トランプ関税は結局何をやりたいのかという話になります。