本日、仕事を頂戴している会社の商品で、日本商工会議所に判定の申請をしていたものが軒並み判定が下りてほっとしています。
日本商工会議所の方も「人」です。
初めて見る証拠書類で初めて見る商品を理解し、その構造を理解し、判定基準に合致しているかどうかを理解する必要があります。
そういう方が分かるような書類にする必要があるのですが、なかなか簡単にできないことなのでしょう。
もう少し第三者の目で自己の証明がどう見えるかを検討して見てください。
スムーズに判定が下りるようになります。
世界で有利に戦うための考え方
簡単な商品の原産地証明は意外と厄介です。
特に部分品の証明の場合、部分品の部分品は基本的にHSコードが同じです。
CTCが使えません。
そうなると余り使いたくないVAを使わざるを得ません。
部分品ですから、それほどのマージンを取れていない場合、VAでも証明ができない。
そうなると材料である部分品の部分品を作っている企業にサプライヤ証明をお願いしなければならなくなります。
その企業がFTA(EPA)に知識があればいいのですが、そうではないケースが多いため時間と手間がかかります。
昨日、そのような場面に遭遇しました。
対策は考えていました。
顧客の甚大なる支援もあり、なんとお願いした当日に証明内容の確実な「サプライヤ証明」を捺印付きで取得できました。
そのついでに、原産判定を日本商工会議所に依頼。
なんとスムーズだったことか。
第23回のFTA戦略的活用研究会 大阪会場は9月6日(金)に行いました。
・ 開催が台風の影響で1週間伸びての開催です
・それでも参加者は16名。懇親会も12名と盛況でした
大阪会場は、企業からの問題点の投げかけをもらい、メンバーどうして協議することになりました。
今回の担当は、タイガースポリマーさん。
特に、HSコードの実運用上の問題が多いということで、4つの問題点を提起。参加者も積極的に討議に参加し、各社の経験などを出し合い、大変活発な討議となりました。
例えば、現地からのHSコード変更リクエストにどうするか、同じ国の税関で二つの違うHSコードを要求されたとか。
参加者全員が発言し、討議に加わったのがなによりうれしい。
今回、HSコードの内容が豊富だったので、次回は、オムロンさんからHSコード付番の体制のお話しをして頂くこととなりました。
■■ 第23回FTA戦略的活用研究会のご案内 ■■
第23回FTA戦略的活用研究会は以下の内容で開催します。
東京会場のメンバーでお越しいただける方は、歓迎いたします。
演題:FTA活用に関する問題点と解決方法の討議
・2月の研究会で企業の抱えるFTA活用の悩みをメンバーで話し合うことを行います。
・第1回目はその際に決まりましたタイガーズポリマーの方にお願いします
問題提起: タイガースポリマー株式会社
モデレータ; 株式会社ロジスティック
日時
2024年8月30日(金) 15:00~17:00
場所
大阪堂島アバンザ オムロン会議室
大阪市北区堂島1-6-20 堂島アバンザ
https://www.avanza.co.jp/access/
研究会後、懇親会を行います。
スポンサー企業の問題と、昨今の飲食店値上げにより、ご参加される場合、懇親会参加費を2000円お願いしております。
ご参加の方には、「会議参加費」として領収書をお出しいたします。
■■ 第94回FTA戦略的活用研究会のご案内 ■■
本来、企業プレゼンテーションを2社予定しておりました。
しかし、この段階で発表が難しいと連絡を頂き、無理を通すことも出来ないため、企業プレゼンテーションは延期させてください。
大変残念です。
第94回FTA戦略的活用研究会は、前回の声を反映して、スポンサーから皆様のご意見を頂く会とさせてください。
最近、ご意見を伺う会が多く、大変申し訳ございません。
以下の内容で開催したく思います。
FTAに関するサービスの要望
スポンサー企業が展開しているサービスで、特に以下の点でサービス内容の要望などをお伺いできればと存じます。
・ FTA原産地証明に関する教育サービス(セミナー、トレーニング、学習教材など)
・ FTAに関連するアドバイスサービス(情報提供、コンサルティングなど)
・ FTA原産地証明に関するIT関連サービス(原産地証明、HSコード、ワークフローなど)
上記に関して、無料、有料の考え方、有料の場合の決裁体制など
よりよいサービスのために、会の皆さんのお知恵を拝借させてください。
日時
2024年8月23日(金) 14:00~17:00
場所
東京国際フォーラム 会議棟G402
東京都千代田区丸の内3丁目5ー1
第7回FTA原産地証明試験が行われました。
今回は問題数を20問から15問に減らして、実施致しました。
合格点は変わらず85点としました。今回も残念ながら合格者が出ませんでしたが、84点を取られた方が3人いらっしゃいました。
また、弊社のWeb学習ツールで勉強されている方がその中の2名だったのが印象的でした。
学習ツールの為に申しますが、同一の問題はございません。2名の方の実力です。
平均点は45.8点。
最近の平均点が前回を除き50点前後なので、少々残念です。
今回、試験用のIDとPWをメールで送付したのですが、一部の方がメールが届かないとのお知らせを頂きました。その方々の会社のシステム・セキュリティによりはじかれている様で、また、アクセス先のURLもアクセス出来ない場合も少ないですがありました。
問題のあるサーバーを使っているわけではないので、次回以降はもう少し早めにアナウンスし、事前の対策を講じた方がいいと考えています。
ご不便をおかけした方々、申し訳ございませんでした。
試験結果は、試験終了と同時に結果と解答と共に提供されます。また、別途解説動画を取っており、そのリンク先もお出しいたしました。
より詳細の試験結果分析を作成し、お出しする予定です。
受験されたかた、大変お疲れ様でした。