今回は以下のテーマでした。
「原産地証明書の電子化について(データ交換)」
概略: 日インドネシアEPAに基づく原産地証明書データ交換の取組が進められているところ、データ交換の意義、パイロット運用の概要、日本での輸入申告における利用方法、ご留意頂きたい点などについて解説頂きます
説明者: 財務省関税局原産地規則室長 近田春実 様
最近は参加できる方も増えて、41名の方がご参加されました。懇親会も26名。
大盛況でした。
次回は、2023年6月21日です。


世界で有利に戦うためのコツ
今年に入り、相談事の多くがFTAにおける検認になりました。
それも、RCEPでの中国、韓国の検認発生がまだ確認できていない現段階です。中国、韓国からの検認が始まるとどうなってしまうのか、考えると恐ろしいです。
ご存じの通り、検認は数年前のFTA利用に対してやってきます。それに対してちゃんとした証拠書類をあらかじめ準備し、しかるべき社内での組織対応が確立されていれば何の問題もありません。
しかし、それが出来ていないために、企業内でのバタバタが発生してしまう。過去のものなので、検認を想定した証拠書類もないし、組織も出来ていないため、対応に苦慮している企業が多すぎます。
比較的多く感じるのは、日タイEPAと日EU EPA。
タイは積極的に検認を行っています。まぁ、彼らの積極性はとある理由から発生しているのですが。この国は、一度検認で原産性を否認することがあると検認をたたみかけてきます。ですので、最初の検認が肝心。関税を取れるところから撮ってやろうというきがありありです。
また、EUでの検認ではイタリアが目立ちます。イタリアが多いのは正直意外でした。が、仲間内で話していて、「税金が足らないのでは」という声に、妙に納得してしまいました。
検認はその対応体制としかるべき証拠書類が整っていれば、恐れるものではありません。手際よく行えば、すぐに終わるものです。大半の日本企業がそうでないのは、FTAを利用したいがために、日本商工会議所からの原産判定を取ることばかりに意識がいっているためです。
FTAで大事なのは、検認対応から考える原産地証明を行う事。日本商工会議所の原産判定が下りることが目的とすると検認で大変な目にあいますよ。
ここから当社の営業になりますが、自社が検認対応できているかを確認できる「無料FTA監査サービス」を行っています。(遠方の企業の方には申し訳ないのですが、交通費、場合により宿泊が必要な場合は、宿泊費は頂戴します)、備えあれば憂いなしと言います。一度ご検討ください。
詳細は、こちらをご覧下さい。
FTAではRCEPも発効し、1年が経過しました。
RCEPの発効により、アメリカを除けば主要国とのFTAを締結した日本。ビジネス上でのFTAの活用はますます重要性を帯びています。
FTAを確実に戦略に取り込むには担当者の証明における力量が大事なのですが、その課題が明らかになりつつあります。経営陣のFTAに対する意識と増大する業務をいかに正確に効率化するためのITが課題になりつつあります。
今回のセミナーでは、トムソン・ロイター主催、Global Edge Forum共催にて、基本課題の講演と、企業の方にご登壇いただき、具体例をお話しいただく予定にしております。
ぜひ、こぞってご参加賜りますようよろしくお願い申し上げます。
以 上
記
テーマ:
「日本企業の原産地証明の課題:企業の実例から学ぶ」
「FTA:日本企業の原産地証明技量の問題」
ロジスティックでは原産地証明の力を試す検定試験を行っております。その中で課題となる点が見えて参りました。その点を踏まえて、「FTA予備校と称し、証明方法を予備校のようなスタイルでわかりやすく説明します。
株式会社ロジスティック 代表取締役 嶋 正和
「FTA対応: 企業プレゼンテーション」(Webでのビデオ配信では、このパートは含まれません。)
企業の実際のFTA利用の現状をお話しいただきます。
東京: 日本精工株式会社 様
大阪: 株式会社シマノ 様
「FTA効果試算ソリューション、FTA Analyzerのご紹介」
国別の取引経路や完成品の取引数量、及びHSコードに対して現時点での最適なFTAを導き出す、効果試算ソリューションをデモを含めてご紹介いたします。
トムソン・ロイター株式会社
セミナーの後、講演者を交え、茶菓での簡単な懇親会を予定しております。ぜひ、ご参加下さいますよう、お願い申し上げます。
日時:
東京:
2023年4月14日(金) 14:00~18:00
会場: 東京国際フォーラム 会議棟G402(東京、有楽町駅)
https://www.t-i-forum.co.jp/access/access/
大阪:
2023年4月12日(水) 14:00~17:00
会場: ナレッジキャピタル カンファレンスルーム B01(大阪駅)
http://www.kc-space.jp/accessmap/conference/
Web配信:
後日撮影したビデオをWeb配信します。但し、企業プレゼンパートは配信されず、会場のみです。
参加費用:
無料
お申し込み:
東京:
https://smoothcontact.jp/front/output/7f0000011cd53edf9bc545266562dc1
大阪:
https://smoothcontact.jp/front/output/7f0000011cd53edf9b5d02be1ab111e
Web配信は上記の会場どちらでも結構ですので、お申し込み下さい。後日アドレスをお送りします。
セミナー案内状:
以下からダウンロード可能です。
https://www.dropbox.com/s/kb14sggti1wi66k/GEF%20202304%20TR%E6%A1%88%E5%86%85%E7%8A%B6.pdf?dl=0
先日、以下のセミナーを催しました。東京、大阪で合計約200名の形が会場参加され、大変盛況だったものです。
テーマ:
【初心者向けFTA無料セミナー】 「原産地証明の基礎と検認:会社の責任、個人の責任」
講演内容:
「FTA原産地証明の基礎と見過ごしがちな問題点」
サプライヤー証明では、依頼する場合も、受ける場合も大きな課題点が存在します。正しく証明が出来ない場合、例え自社での証明が正しくとも他社の間違いで証明が破綻します。まず、基本的な証明に関してお話しした後にこの点に触れます。
TSストラテジー株式会社 代表取締役 藤森 陽子
「FTAの検認:企業の責任、個人の責任」
原産地証明で間違いがあるかどうかを相手国が確認する「検認」。輸出しない場合でも「サプライヤー証明」を顧客に提出している限り、検認時に責任を問われることがあります。原産性を証明出来ない場合、ペナルティを受けることになります。当然会社が受けるのですが、個人も社内で責任があります。具体的にどの様な事があるかをお伝えします。
株式会社ロジスティック 代表取締役 嶋 正和
(セミナービデオ:YouTubeでの公開となります。)
資料はそれぞれのビデオの概要欄のリンクからダウンロード出来ます。(同じファイルとなります。)
前半「オープニング」 & 「FTA原産地証明の基礎と見過ごしがちな問題点」
・ TSストラテジー 藤森
https://youtu.be/o4CpUioo0CM
後半 「FTAの検認:企業の責任、個人の責任」
・ 株式会社ロジスティック 嶋 正和
https://youtu.be/_W-xJqkh0-Q
第75回FTA戦略的活用研究会 東京会場で行いましたFTA原産地証明に関するテスト。4月に開始するFTA原産地証明 e-learningから30問を選択し、テスト形式で行いました。
テストにチャレンジしたのは23名。内、19名は当初予定していたようにオンラインでのテスト受験でした。
結果は、平均56点。
当方が想定しているよりも少々低い結果となりました。最高点も74点。テストが様々な点をカバーしているとはいえ、当方は合格点を85点としていたので、少々残念です。
経済産業省やジェトロが行っている簡単な部分の問題は皆さん解けていたようですが、現実問題として、原産地証明の業務で突き当たる問題に対しては残念ながら正答率が低かったようです。
このテスト問題は実践的な事柄をカバーしていることから、FTA戦略的活用研究会に参加されるFTAをよく熟知されている方でも、まだまだ知識と経験が不足しているということが明らかになったと思っています。
ここで皆さんにご提案があります。(半分営業モードですが)
1 FTAの運用現状をつまびらかにするFTA無料監査をお受けになりませんか。
企業として正しい知識をもって対処する知識が会社として備わっているかを一度弊社の「監査」を受けて棚卸をされては如何でしょうか。
検認などの問題が現実化する前に、現状を認識することをお勧めします
2 FTA原産地証明テストを受けてみませんか
「監査」まではいいから、このテストを受けてみたいという方、人数限定で同一のテストを行うことを計画しています。(新たにテストを起すことは考えていません)
自分や会社の仲間がどの立ち位置にあるのかを数字で知ることは大事なことです。
会社で最大4名まで同時に受けることを想定しています。
以上、2つのことにご関心がおありでしたら、こちらの問い合わせフォームからお問い合わせ下さい。
セミナーを多く主催しておりますが、一番困るのが、ご入力頂いたメールアドレスが間違っていること。
クロスチェックがかかるようにしてあるのですが、最近のPCの余計なお世話機能のせいで、最初に入力したものをコピーして確認欄に入力してくれています。
間違ったものを2度入力となるのですが、システム上は同じアドレスが2度書かれたことになるので、システムは間違いとは判断しません。
メールアドレスはインターネットを活用した場合の重要なアクセス先となります。
間違ったアドレスには、申込み完了メールや、Webでの聴講の場合のアクセス先、資料の送付が届かなくなります。
メールが届けられない場合の警告メールが来た場合、入力されたメールアドレスの単純なミスなどを推測し、訂正して再送を試みていますが、なにより、正しいメールアドレスをご記入頂くことが、双方の手間を省くこととなります。
自動入力機能の利用をされてもいいのですが、注意をもってご確認して頂く必要があります。
PS.
そういえば、氏名を入力する際に、自動入力機能を使われることで、正しく氏名が入力されていないことがあります。これも困りものです。
RCEPが発効して半年超。運用における様々な課題が既に起こっています。また、既存FTAでも輸入国による検認がとても増えており、企業のコンプライアンスリスクが大変高まっております。
FTAでの原産地証明において、企業の準備不足が相手国との間での検認のやりとりをより複雑にしています。GEFが主催し、トムソン・ロイター株式会社もスポンサーされているFTA戦略的活用研究会でのメンバーアンケートでも多くの企業が既に検認を受け、かつ、準備不足による対応の煩雑さが明らかになっています。
RCEPは既に日本における原産地証明書の発給件数で1番となりました。そのRCEPでの検認はまだ来ておらず、来年早々には特に中国や韓国により開始されるのではないかと考えられています。後、半年の間で検認に対応する為の対応方法、組織に関する論点、その際にシステムが果たせるコンプライアンス管理に関してセミナーを開始することに致しました。
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テーマ:
「FTA活用講座; FTAの検認に備える。検認事例から」
講演:
「検認を睨んだ原産地証明のありかた」
TSストラテジー株式会社 代表取締役 藤森 陽子
「RCEP運用上の課題と、検認リスク」
株式会社ロジスティック 代表取締役 嶋 正和
「システムを使用したFTAコンプライアンス管理」
トムソン・ロイター株式会社
- 原産地規則に則った解析結果にてFTA適用可否を正しく判定する、BOM自動解析機能。
- ログが自動で残る、日常のFTA業務オペレーション。
- 上記を含んだ、コンプライアンスを遵守しながらFTAを効率的に活用できるシステム管理の利点を
ご紹介いたします。
各回とも、セミナー後に、講師を交えた懇親会を予定しております。
主催:
トムソン・ロイター株式会社
共催:
Global Edge Forum
会場:
(東京会場)
日時:
2022年9月14日(水)14:00~17:00
場所:
東京有楽町: 東京国際フォーラム会議棟 G402
・東京都千代田区丸の内3丁目5.1
https://www.t-i-forum.co.jp/access/access/
(大阪会場)
日時:
2022年9月9日(金)14:00~17:00
場所:
ナレッジキャピタルカンファレンスルームB04
・大阪府大阪市北区大深町3.1 グランフロント大阪
http://www.kc-space.jp/accessmap/
対象:
FTAで原産地証明を行う輸出者及び生産者の企業の方、官庁関連の方
・ 該当されない場合は、お断りする場合があります
定員:
各会場:
40名
Web:
対象の方でしたらご参加OKです
参加料:
無料
セミナー案内文:
お申し込み: ネットでから申込可能です。
・ 東京会場: https://bit.ly/20220914Tokyo
・ 大阪会場: https://bit.ly/20220909Osaka
定員になり次第、申込を締め切らせて頂きます。
知り合いの会社(の米法人)にアメリカから検認が入ったようです。
お教え頂きました。
アメリカの場合、検認はアメリカ側の輸入者に来るので、日本側は矢面に立つことはないのですが、当然輸入者から情報提示を要求されます。
このシステムは少々面倒で、輸入者が輸出者の原産性証明情報にアクセスしてくるものになります。 今回の場合、米法人なので開示に対しては障壁は低いと言えるでしょうが、相手が独立資本である場合、少々厄介です。 輸入者からの情報要求にどれだけ応えるのか。
また、第三者証明のように頼りになる人たちもいません。 (コンサル契約を民間としていたら別ですが。)
本当に検認が増えました。
特に今後のFTA業務は検認も想定した業務で対応する必要がありますね。