ジェトロによる、「日EU経済連携協定(EPA)
~日EU・EPAの企業にとっての意義と新たなビジネス機会」が7月31日に催されます。
私は参加申込みをしました。
定員は150名とのこと。
多分人気セミナーになると思うので、お早めに申し込んだ方がいいですよ。
・ もうアウトかもしれません。
世界で有利に戦うためのコツ
日本とEUのEPAが大枠合意となりそうです。
日本に取ってのメガFTA(と言ってもASEANとのFTAが既にありますが)
「大筋合意」ではなく、「大枠合意」。
TPPが頓挫したのでなんとかしたい気持ちが、合意レベルを変えることで現れていますが、とにもかくにも自由貿易の火を消すことなくここまで来たことはうれしい限りです。
メディアは、「ワインの値段が下がる」とあおっていますが、ボトル1本100円も関税はさがりませんから、消費者の実売価格には殆ど影響ないと思います。
これから出てくるであろう情報や協定文書を読み込む必要がありますが、とても楽しみにしています。
GEFでのセミナーだけではなく、FTA戦略的研究会でも早速取り上げていく予定です。
第16回Global Edge Forum の無料セミナーを名古屋で開催します。
今回は、株式会社日立ソリューションズとの共催です。テーマは、グローバルサプライチェーンとFTA活用です。
名古屋は、セミナーの要望が多く、今回は日立ソリューションズさんとニーズがマッチし、行う運びとなりました。
■ テーマ ■
第16回GEF無料セミナー
「世界を相手に勝ち抜くためのグローバルサプライチェーン戦略とは」
~FTAの活用に向けての備え~
■ 日時 ■
2017年6月23日(金)13:30~16:30
■ 場所 ■
名古屋ルーセントタワー 16階
株式会社日立ソリューションズ
名古屋市西区牛島町6-1 名古屋ルーセントタワー
■ スケジュール ■
13:30~14:20: 特別講演
「グローバル競争時代におけるFTAの活用指南」
株式会社ロジスティック 代表取締役 嶋 正 和
14:20~15:00: セッション1
「揺れ動く国際情勢の中で高まるグローバルサプライチェーン全体最適化の重要性」
日立ソリューションズ 経営企画本部 渡邉 浩一
15:10~15:50: セッション2
「貿易実務のコンプライアンス強化と業務効率化」
日立ソリューションズ ビジネスプラットフォーム本部 鹿野 拓也
15:50~16:30: セッション3
「法令リスク回避のための厳格な輸出管理」
日立ソリューションズ ビジネスプラットフォーム本部 床谷 圭太
■ 定 員 ■
50名
■ 費 用 ■
無料
■ お申し込み ■
こちらから
6月から開始したFTA関連コンサルティングのプロジェクトが一つの区切りを迎えました。
FTAの証明などで問題もあり、今後の世界戦略でもFTAは不可欠な企業での対応を強化するプロジェクトでした。
担当者の認識、証明書類の作成方法等担当者の意識とスキルが向上したことは素晴らしいことです。日本でトップクラスの対応能力が出来たと思っています。
その一方で、私が重要と考えているFTAの会社組織の横断的対応、経営者の理解もかなりのレベルに到達したと思っています。
生産・開発、調達、営業、経理、コンプライアンスなどの組織が関与しないと対等としては不十分ですし、経営者は検認を含めたコンプライアンスを理解することはプロジェクトの大きな論点です。
それ以外にも、サプライヤの認識向上、サプライチェーンへのFTA適用など企業の意識はかなり深まりました。
全てがパーフェクトにはなりませんが、ここまで頑張った事務局の方々には感謝をします。
やりがいのあるタフで楽しいプロジェクトでした。
以前に、商工会議所がFTA(EPA)での企業登録をした企業に、証拠書類をだだしく作るように気をつけると事を趣旨としたメールを送られました。
その第二弾かどうかわかりませんが、経済産業省の世耕大臣名でランダムに検認に似た証拠書類の確認要求が出ています。
同じ業界であるとか、同じ地域でということではないようで、確かにランダムのようです。
提出書類は、原産地判定番号を明確にしてそれに関する証拠書類と関連するインボイスの提出。
証明が不十分であった場合のペナルティは記載されていません。しかし、たぶん駄目な場合は、「企業の良心に従って行動してください。」となるのではないかと思います。
私の顧客は十分な証拠書類を用意していると思いますので、問題ありませんが、知っている限り、証拠不十分な会社は世の中には多くあります。どうなりますでしょうか。
宣伝となりますが、このようなことで戸惑うことのないように当社の無料FTA監査をお受けになることをお勧めします。
私の顧客のところでサプライヤー様向けのFTA説明会を開きました。
目的は、企業と同じレベルの原産地証明をしてもらうことにあります。企業が原産地証明の品質を向上させたところで、サプライヤーの証明(サプライヤー証明や同意通知)が駄目でしたら、検認の際に大きな問題になります。
できるだけわかりやすい説明会とその後のフォローが大切であることを過去の経験から痛感しており、今回もその経験を生かして行ったつもりです。そうしないとちゃんとした証明を行ってもらえないことが多いためです。
一方、このお客様には多くの納品先から、サプライヤー証明や同意通知をもらうべく、「データを下さい」的な要望が来ます。
彼らが要求している情報だけでは不十分なことが多いと感じます。これにより原産地証明が出来ていると考えている企業が多いことは正直怖いことです。
日頃、サプライヤーの原産地証明に関する認識を上げることが必要と感じていますが、その阻害要因になっているものの一つは、サプライヤーの顧客にもあるのです。
GEF(Global Edge Forum)から分化したFTA戦略的活用研究会。
9月21日にスタートしました。
詳しくはココをご覧下さい。
TPPなどは成立するのか危ぶむ声もありますが、企業としてはこのチャンスを活用すべく対応する必要があります。
研究会がその一助になればと思っています。
この研究会では、以下の3つを狙っています
かなり大きな夢ですが、不可能ではないと思っています。少なくとも今のままでは日本企業がFTAを有効に使う事が出来ないだろうという危機感を持っています。