FTA戦略的活用研究会 第11回会合報告

昨年の9月に立ち上げたFTA戦略邸活用研究会も11回目となりました。

もう一年になりますね。

かなりの参加企業様に企業事例発表をして頂き、また、その道のプロの方にお話しをして頂きました。

第11回は、以下の内容でした。

★講演★

「エッセンシャル解説/GSCMのための国際税務のイロハ」
東京共同会計事務所 内山 隆太郎 代表 (東京共同のボス登場です!!)

1.    知っておくべき国際税務の勘どころ
・日本企業の税率連結実効税率はなぜ高いのか?
・大きな税金の無駄が発生するところ
・タックスマネジメントにおける正しい目標設定

2.    簡単なグローバルビジネスモデルでみる国際税務課題の鳥瞰図

3.    為替管理のやり方と税効率

4.    移転価格ポリシーと税効率

5.    グローバルSCM設計上の効果的な関税戦略

★企業発表★

旭化成株式会社

 

ご関心のある企業はぜひお越し下さい。

詳しい内容のリーフレットはこちらから。

 

FTA戦活研スタート

GEF(Global Edge Forum)から分化したFTA戦略的活用研究会。

9月21日にスタートしました。

詳しくはココをご覧下さい。

TPPなどは成立するのか危ぶむ声もありますが、企業としてはこのチャンスを活用すべく対応する必要があります。

研究会がその一助になればと思っています。

この研究会では、以下の3つを狙っています

  1. FTAを単なる関税削減ツールにするのではなく、企業のグローバル戦略に組み込む戦略エンジンであることを考える
  2. FTAが如何に大事かを経営陣に理解してもらう。戦略的重要性とコンプライアンスの問題の諸刃の刃であることを理解してもらう
  3. 国の側と企業の側の距離を縮め、企業に取って有効なFTAになるように国側にも理解してもらう

かなり大きな夢ですが、不可能ではないと思っています。少なくとも今のままでは日本企業がFTAを有効に使う事が出来ないだろうという危機感を持っています。