経済産業省委託事業の一環で、広島にてEPA活用セミナーにて講演を行いました。
広島商工会議所の協力もあり、また、マツダさんの素晴らしいEPA活用事例のプレゼンテーションありと、素晴らしいセミナーとなりました。
昨今、TPP関連で日本のあちこちでセミナーがあります。その中でも秀逸だったと言って頂けたのはうれしいものです。
名刺交換も多くの方が来られ、また、個別相談にも都合5社が参加。盛況でした。
世界で有利に戦うためのコツ
先日、とある会社の方が相談に来られました。
本当に困っていらっしゃるようでした。本業は社長の秘書兼ドライバーだそうです。
誰もやる人がいないので、自分がしなければならないとのこと。
熱心な人なので、いろいろ説明しました。また、今度、原産地証明の取り方の寄り詳しいセミナーをするので案内をしたところ、来られるとのこと。
この企業は決して小さくありません。が、企業の管理職以上は、片手間仕事と思っていらっしゃるのでしょうね。誰でも簡単にできると。
決して簡単な仕事ではありません。また、間違うと企業のコンプライアンスに関わる問題です。確かに、専任者を置くだけのコンスタントな業務量が無いかもしれません。が、やる限りはちゃんとしなければ、大きなしっぺ返しが来ることも企業は理解すべきです。
社長の秘書であるなら、そのことをちゃんと社長に伝えてほしいと申し上げました。(伝えて理解してもらうことがそんな簡単なことでは無いことを知ってはいますが)
小生が主催しますGlobal Edge Forum(GEF)では、第9回目のセミナーを2月25日に開催します。
今年はFTAでもメガFTAが多く表に出てきます。TPP、日EU、RCEP(ASEAN10カ国と日中韓ほか3カ国)、日中韓。これらが締結、発効されますと日本からFTA対象国への輸出割合が20%だったものが、80%にまで跳ね上がり、海外ビジネス上でFTAは避けて通ることができないものになります。
また、メガFTAは「累積」という仕組みがあります。これが企業のサプライチェーン(調達~製造~販売)の仕組みを大きく変える可能性があり、日本企業はそれに対する準備が必要となります。
それに加え、TPPでは「自己証明」という商工会議所を経ない原産地証明をする必要があり、企業の管理体制によっては、証明が不十分だと、遡って課税+追徴課税+輸入者との関係悪化+輸出先の税関での通関への影響といったリスクとなりますし、企業のコンプライアンス上の問題となる可能性大です。
GEFでは、こういったFTAの課題へのソリューションをご紹介することになりました。
テーマ:「FTAプロフェッショナル・サービス」
ホームページはこちら
・FTA原産地証明アウトソーシングサービスとFTA原産地証明プロセスの妥当性監査
-株式会社ロジスティック
・FTA原産地証明の自動化システム
-トムソン・ロイター
・サプライチェーンの最適化によるコストマネジメントソリューション
-株式会社日立ソリューションズ
浜松にて、2016年1月18日に外務省・浜松商工会議所共済のセミナー「メガFTA時代の到来とTPPの活用」がありました。
そこで、小生が講演をしてきました。
13:30~ 開会・冒頭挨拶 衆議院議員 城内 実 氏
13:40~ 「TPPがもたらすメガFTA時代」 外務省経済連携課長 岩本 桂一 氏
14:35~ 「TPPが変える企業のグローバル戦略」 株式会社ロジスティック 嶋 正和 氏
15:30~ パネルディスカッション「メガFTA時代の国際ビジネスを考える」
・ モデレータ 大阪商工会議所 麻野 良二 氏
・ 三井物産株式会社 貿易・物流管理部
輸出入貿易管理室 マネージャー 武田 ゆかり 氏
・ ヤマハ株式会社 物流システム部 企画担当次長 河田 敏幸 氏
17:15~ 懇親会
150名の参加者がいらっしゃいました。浜松は本当にFTAでは活発なエリアです。