新たな書籍の販売:「FTAのためのHSコード」HS2002版

特にアジアの国とのFTA原産地証明で、HSコードで困ったことはありませんか。

FTAの協定が定める原産地証明における使用HSコードはほとんどがHS2002です。

現在のHSコードが2017ですから、15年前に定められたHSコードで証明をしなければなりません。

どこを見ればそんな古いHSコードを知ることができるのか。現実的には税関のHPにある「実行税率表」の過去のものを見ることで分かることが出来ますが、いかんせん閲覧性が悪い。

また、現在のHSコードからHS2002にコンバートするのも一苦労です。

他の国はFTA協定のHSコードの年次アップデートしているのに、日本は放置のまま。既存の個別協定がいずれはHSの年次が現在、若しくは現在に近いものであるTPPやRCEPで置き換わると思って、であれば変えなくてもいいと国は思っているのでしょうか。

最近では、メキシコやベトナムではHS2002をシステムが使えなくなっているために、原産であることを受け付けてもらえないという「被害」も出ているとか。

HSコードの年次が固定されることで、いい面もあります。CTC(関税分類変更基準)での証明は、HSコードが固定されているため、部材のHSコードも、輸出産品のHSコードも普遍なので、証拠書類が変わらないこと。これがHSコードが変われば、新しい年次での原産地証明を行う必要があります。

そういった環境を踏まえて、皆様の利便性を考え「FTAのためのHSコード」表を作成しました。(FTAの為だけのもので、他にはもう役に立たないものと思います)

まずはHS2002をリリースします。

HS2002ベースで品目別分類が載っているのは当たり前として、その部注、項注、号注、備考をしっかりと掲載(HSコードの判断にはこれが肝心です)しています。また、HSコード決定で重要な「通則」も掲載。現在のHSコードからHS2002への変換を支援する対応表も掲載しました。

分厚くなったため、お値段が少々お高めですが、部門に1冊あれば証明がグンと楽になります。

ページ数: 350ページ
値段:   7,000円+消費税 (配送料:無料)

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FTAのためのHSコード HS2002版
FTAのためのHSコード HS2002版

FTA戦略的活用研究会に強力なメンバーが参加:原産地規則の大家、今川氏

先日のFTA戦略的活用研究会で、JASTPRO(一般財団法人 日本貿易関係手続簡易化協会)の今川氏に講演を行って頂きました。

テーマは、「WTO非特恵原産地規則の調和作業の経緯と現状」

いわゆるEPAではない原産地証明です。

研究会はFTAと名がつくように、「特恵」の原産地証明には力点を置いてきましたが、参加者にとっては「非特恵」もとても重要なものです。

実際、当時の参加者はとても多く、通常4人でテーブルを囲み、それが10程度あるのですが、無理矢理一人入って頂き、5人席となりました。

話はとても興味深いもので、今の非特恵原産地規則の現状(ハーモナイズできていないのが悲しい)がよく分かりました。

今川氏は私にとっては、(一方的ではありますが)原産地規則の師匠で、雑誌の連載を読み、勉強させて頂きました。

今後はJASTPROとして会合に継続的にご参加頂けるとのことで、強力なメンバーを得られたことを感謝しています。

今月末、来月月初のGEFセミナー、好評です

今週の火曜日から本格的にセミナーのお申し込みサイトを開始しました。

おかげさまで、3日で220名X2様のお申し込みを頂戴しました。(Live配信ご希望の方を含む)

8月31日の東京国際フォーラムでのご参加は2つも満席です。

9月3日のフォーラムでのご参加も残席がかなり少なくなっています。

Live配信は定員の制限がございませんので、まだまだお申し込みは頂けます。

会場でのご参加の場合は、お急ぎ下さい。

8月31日のセミナーの申込み、好評です

8月31日に予定しています以下のセミナー

・「FTA原産地証明アプローチと完全自己証明への備え」
・「日EU EPAの原産地規則を読み解く」

が大変好評で、正式アナウンスから半日経たずに定員になりそうな勢いです。

そこで、セミナーの日程を1日増やしました。9月3日にも同内容で行います。

もしよろしければご参加下さい。

https://global-scm.com/business/Seminar_Schedule.html

無料セミナー:「日EU EPAの原産地規則を読み解く」

第21回Global Edge Forumセミナー開催のお知らせ

「日EU EPAの原産地規則を読み解く」

日本とEUとのEPAも署名が終わり、あとは発効に向けての準備段階に入りました。来年そう遠くない時期にEPAの発効があると考えられています。企業もその準備に入らねばなりません。

日EUのEPAの特徴は、完全自己証明や協定内容が他のEPAとは趣が違うことなど様々あります。協定文内の原産地規則の章を読まずに、即座に証明する企業の方が多いですが、一度は目をすべきなのが原産地規則の章です。特にこの日EU EPAは是非目を通しておくべきでしょう。

ロジスティックでは、日EUだけではなく、日本のEPA協定の原産地規則、品目別規則が読みにくいという問題点を重視し、横書き、アラビア数字に書き直し、再編集した本を出版しています。今回はメガFTAの日EUの原産地規則、品目別規則を、短い時間ではありますが、講演という形で日EUの原産地規則を読み解きたいと思っています。

本を既にお持ちの方はぜひ、会場にお持ち下さい。日EU EPAの原産地規則の内容がよりよく分かるのではないかと思います。遠隔地の方、お時間が取れない方向けのYouTubeによるライブ配信も予定しております。別紙アドレスにて視聴可能ですので、ご利用下さい。

皆様のビジネスに必ずやお役に立つ内容と存じますので、ぜひ本セミナーにお越し下さいませ。 また、会社の方々にも是非ご案内くださいませ。

テーマ:              「日EU EPAの原産地規則を読み解く」

  •                             –  協定の構成
  •                             –  他のEPAと何が違うか
  •                             –  原産地証明の書式など
  •                             –  完全自己証明とは
  •                             –  検認はどう行われる

日時:                2018年08月31日(木)15:30~17:00

場所:                東京国際フォーラム G502

東京都千代田区丸の内3−5−1(東京駅から徒歩5分)

参加料:             無料

お申し込み:        ネットから申込可能です。

または、別紙の参加申込書をFAXもしくは、pdfをメールにて頂戴できますれば幸いです。

定員になり次第、申込を締め切らせて頂きます。お申し込みの方には後日ご案内をメールにてお送りいたします。

ネット配信:          ネット配信を行います。

本に関して:    HPから購入も出来ます。「FTA協定を読み解く」シリーズは以下のFTAで販売しています

日EU EPA原産地規則

日タイ、日インドネシア、日インド、日ベトナム、日マレーシア、日ASEAN

- その他のFTA、TPPなども近々発刊予定

また、当日サンプル本をご用意しております。また、購入できる本も何冊か用意しております。(消費税込:5,400円)