RCEPでマレーシアが使えるようになりました。
マレーシアはTPPは署名しているのですが、こちらは発効するのかしないのか分からない状況。
その一方で、EUとのFTAを画策しているようです。
世界で有利に戦うためのコツ
いよいよ、RCEPが署名されました。
中国、韓国とのFTAとも言えるため、内容が気になる方も多いと思います。
ロジスティックでは、RCEPの輸出入に必要な部分を早速「FTA協定文を読み解く」シリーズに加えました。
協定の中で原産地規則、品目別規則他の必要な箇所をピックアップした書籍です。
日本語文の協定は、縦書き+漢数字+レイアウトが読みづらいのですが、それを読みやすくしたものです。また、RCEPのHSコード年次は2012となっているため、2017からの変換表もつけました。
価格は7,000+消費税
目次とサンプルページはこちらから
こらちのサイトから申し込めます。
今回のご購入者には以下の2つの特典を用意しました。
12月16日(水) 14:00からRCEPの協定解説のセミナーをご購入者だけ対象に行います。会場参加とWeb参加のどちらでもOK
本書籍には関税の譲許表が添付されていません。余りに多くのページがあるためで、これらを電子データにしてダウンロード出来るように致します。
どうぞ、お買い求めください。
いま、いくつかの企業のFTA監査をしています。
その際に経営陣の方とお話しすることが多いのですが、やはりん関心事はRCEPです。中国や韓国という大きなマーケットへのアクセスと、域内生産品を原産扱いできる累積の概念利用でサプライチェーンを再構築する可能性に関心がとても高いと感じています。
RCEPは、まだその内容が明確ではないですし、また、インドが抜ける可能性があることもあり、今後内容が明らかにならないと正確な話が出来ませんが、来年はRCEPで企業がバタバタしそうですね。
監査を受ける企業もRCEPの確実な対応をする必要があると感じ、その対策を打たねばとアクションを起しつつあります。
第37回FTA戦略的活用研究会でも話がありましたが、最終的な合意を迎えるのにどうやらやはりインドが障害になっているようです。
RCEPには中国も入っています。インドの一番の懸念は中国からの輸入が増え、輸入での赤字が拡大すること。かと言って、おいしいところだけを取ることは出来ません。
最近のインドの新聞では、即時撤廃率がインドで28%位。守りたいところですが、それは度の国も同じ事。特に中国はアメリカとの関係もあり、自由貿易の枠組はアジアで担保したいところです。
インドがネックで年内大筋合意が出来ない可能性もあり、前から言われていたことですが、「インドをRCEPから除外するのも仕方なし」という空気があるとのこと。
インド側も仲間はずれは嫌ですが、中国との貿易赤字も大きな問題。
そこで、ASEANや日本、韓国とのCEPAのアップグレードを画策しています。中国を除いて同等の成果が個別FTAで出れば、インドはRCEPに拘る必要がないので。
今後の交渉が楽しみです。
いよいよ4年目に突入したFTA戦略的活用研究会です。昨日は、東京国際フォーラムを出て3回目となり、日立ソリューションズさんの場所をお借りして品川で行いました。
参加は50名。最近15~20名くらい参加者増えましたね。
テーマは3つ
どれもとてもためになるお話しでした。
3つめの話では、財務省から日EUの検認の話と日米貿易協定の話を伺いました。
また、外務省からもRCEPの進捗を伺いました。
企業からもACFTAの運用上の問題点とその課題のシェア発表がありましたし。
とても有意義な研究会でした。
年内妥結の道筋示せず、RCEP交渉会合が閉幕
2018年5月10日
NNA Asia
https://www.nna.jp/news/show/1760586
相変わらず、交渉が難航しているようです。