FTA戦略的活用研究会も丸3年を迎えました。

昨日、FTA戦略的活用研究会は第36回目を迎え、丸3年が過ぎました。

これはひとえに、スピーカーや参加者に支えられての賜物です。とても嬉しく思います。

昨日は、通常の会場である東京国際フォーラムが改修工事中なので、TMI総合法律事務所の第会議室をお借りしての開催となりました。

スピーカーは、TMIの顧問の本田先生。テーマは、「スイスから見たEU Brexit」とても面白いお話でした。その後に、上野先生が安全保障貿易に関してお話をしていただきました。

また、メンバー間意見交換会では、ドイツ税関における吏員ボイスの際の日EU EPAの宣誓書の記載内容に関しての相談があったり、すでに発生している日EU の検認に関しても話がおよびました。

特に日EUの兼任はすでに4〜5件来ているようで(官庁の方が正確な数字を話していただけない)、いよいよ検認対策の重要性が出てきたという思いをメンバーと共有しました。

また、全体でのテーマとはなりませんでしたが、日特恵における原産照明に関して、一部のテーブルで盛り上がり、今後、会のトピックとして取り上げることになりました。

参加企業も増え、毎回のメンバーも50人を超えるようになりました。また、会の後の懇親会も今までは25名程度だったのですが、昨日は場所が六本木ということもあるのか、39名。懇親会参加率もかなり高くなっています。

30名でとっておいBBQの店だったので、狭く、また小雨がたまに降る環境でしたが、逆に密な混信ができたかと思います。

参加希望企業もまだあり、今後も広がっていけるよう、頑張ります。

TMIさん、ご協力ありがとうございました。

プロジェクトの最終報告

昨日、プロジェクトの最終報告会がありました。代表取締役専務、2常務が出席され、経緯と結果報告をプロジェクト・メンバーが行いました。

  • 経営陣によるプロジェクトの支援とリーダーシップ
  • 課題点に対する迅速対応
  • 組織横断でのメンバー参画
  • FTAを担う事務局の人選

私が必要と思う体制が整ってのプロジェクトでした。

EUの検認が始まったと言われる中で、プロジェクトを終えられたのはとてもよかったと思います。

当然、短期的課題も完全払拭と言うわけではないので今後対処が必要です。

ですが、海外間FTAなどさらなる領域に企業の目が向いたことはいいことです。

担当の方は本当にお疲れさまでした。

名古屋でGEFセミナーを開きます。「TPPと日EU EPAから見えてきた日本企業の課題」

この度、9月に名古屋でGEFセミナーを開催します。
TPP11、日EU EPAが発効し、半年が経ちました。
FTA、EPAに対しての関心が高まり、活用が進む一方、新たな課題も表面化してきました。
GEFも第29回となります。

「TPPと日EU EPAから見えてきた日本企業の課題」と題して、一般のセミナーでは語られることのない、FTA活用でのポイントをお話し頂きます。
きっと皆様のお役に立つと思っておりますので、ふるってご参加頂ください。

主 催: 株式会社ロジスティック  共 催: 株式会社日立ソリューションズ

テーマ:
「TPPと日EU EPAから見えてきた日本企業の課題」

講演
・「TPPと日EU EPAから見えてきた日本企業の課題」
株式会社ロジスティック 代表取締役 嶋 正和
・FTA関連ソリューションのご紹介
株式会社日立ソリューションズ

開催日 : 2019年 9月 10日(火)
場所: TKPガーデンシティ
PREMIUM名古屋ルーセントタワー16階 会議室N
名古屋市西区牛島町6-1
名古屋駅から 徒歩7分 地下道ルーセントアベニューから直結
時 間 : 14:00~17:00(受付開始13:30~)
定 員: 60名(事前登録制)
費 用: 無料

お申し込みはこちら

セミナー案内状もあります。そちらにご記入の上、FAXまたはメールしていただいても結構です。

昨今のFTA原産地証明担当者の苦悩

お盆も終わり、皆さんも仕事を始められたかと思います。

当方は、手が付いていなかった、以下の本の作成を終えました。

  • HS2012
  • 日スイスEPA
  • 日チリEPA

既存FTAでは、ペルー、ブルネイ、モンゴルを残すのみとなりました。

また、EPAデスクでの対面相談が今日あります。

その中で、「今までの証明パターンで日本商工会議所はOKだったのに、厳しくなってダメだと言われた。何が悪いのか。」という相談がありました。

担当者が直さなければならない点も確かにありましたが、「厳しくなった」でダメになっている部分も確かにあり、「それでは今までの証明はダメなのか」という問いに答えられていません。

もう少し、明示的にしないと、税務調査的なもののようになっていますね。