RCEPでマレーシアが使えるようになりました。
マレーシアはTPPは署名しているのですが、こちらは発効するのかしないのか分からない状況。
その一方で、EUとのFTAを画策しているようです。
世界で有利に戦うためのコツ
最近、転職の相談、人材採用の相談にのることが少なくありません。
通常の転職ならば、人材紹介会社などの本来の仕事でしょうが、FTAの造形があり、証明業務などに精通している方の紹介やそんな方を企業に紹介する事です。
FTAの関連業務に対する知識、能力は一般的な企業の中では余り認知されませんし、その能力が如何に優れていても、それだけで採用対象になることはあまりないのです。ですから、一般的な人材紹介会社で、そのような能力を必要とする会社を紹介することはほとんど見かけません。ニッチマーケットなのです。
翻って、FTA戦略的活用研究会。ここには、そういった知識、スキルを持った人が集まってきます。企業もFTAの原産地証明などに力を入れている会社も少なくありません。それ故に人材紹介の市場が自然と起こりうるのです。
私も何件か橋渡しをしました。(人材紹介業ではないので、紹介料はないのですが)またひとがいないかとの打診も受けています。
RCEPの高まりとともに、人の能力の認知と仕事としての受入が進めばいいなと考えています。
第65回FTA戦略的活用研究会 東京会場、無事に終了しました。
今回のテーマは、「第2回HSコード ワークショップ」です。 コロナの環境下ですが、会場参加のみとさせて頂きました。
参加希望者にまず、10問のHSコード特定問題をお送りします。 参加希望者はその問題に回答し、その解答用紙のコピーを参加証として受付に提出し、参加します。
講師は問題解説を進める際に解答用紙のコピーを基にして、参加者に解答とその根拠の説明を求めます。
かなり実践的な講座で、セミナーのように単に聞いていればよいというのではなく、参加者自身も時間をかけて解答する必要があります。大変に聞こえますが、このワークショップはとても評判がいいのです。
20名超の参加者がいらっしゃいました。今回の問題は前回に比べ難しかったのか、10問中6問が最高で複数名の方がいらっしゃいました。
トップ賞にシャンパンを用意しましたが、トップの方が多かったため、じゃんけんでの決着に。
この後、講評会を希望者と行い、意見交換をさせて頂きました。15名の参加を頂き、参加率がことのほか高かったです。
例えば、このような問題が出題されました。
問 次に掲げる物品のうち、有機化学品として関税率表第29類に属するものはどれか。(複数選択可)
1.エチルアルコール(単一なもの)
2.メチルアルコール(単一なもの)
3.メタン(単一なもの)
4.尿素(単一なもの)
5.核酸
次回のFTA戦略的活用研究会 東京会場は、4月15日(金)を予定しており、企業の事例発表とFTA運用上の課題を2月に引き続き行います。(かなりの量を積み残していましたので。)
Global Edge Forum無料セミナー開催(東京・大阪開催)のお知らせ
「今見えてきたRCEP利活用のポイントと検認リスク」
この度、セミナーを開催することとなりました。以下、ご案内です。
下記セミナー案内の書面はここからダウンロード出来ます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
RCEPが発効して2か月超。運用における様々な課題が既に起こっています。また、既存FTAでも輸入国による検認がとても増えており、企業のコンプライアンスリスクが大変高まっております。
FTAのメリットは計り知れないものがあり、また、RCEPによって需要の高い中国や韓国とのFTA利用のニーズが高まっている一方で、検認数の増加は企業に取ってコンプライアンスリスクに直面せざるを得ない状況となっております。実際、私が主宰しております「FTA戦略的活用研究会」で寄せられた運用の課題は看過できないものであり、皆様ともシェアすべき情報であると思っております。
このタイミングで、表記のセミナーをトムソン・ロイター様を主催者に招き、Global Edge Forumの共催にて上記の課題に対するセミナーを行うことになりました。官庁や関連団体が行うセミナーとは一線を画して、より実践的なものとすると同時に、トムソン・ロイター様のONESOURCEによるFTA実務支援が問題をどう解決してくれるかをご説明頂き、システムを実際に複数台用意してご参加者に体験して頂く機会を設けさせて頂きました。
コロナは充分に収束した時節とは申し上げられません。充分に配慮した上で、セミナー会場を設けた上で会場でのセミナー視聴の機会を設けるとともに、Webでも視聴できるように致しました。ぜひ、こぞってご参加賜りますようよろしくお願い申し上げます。
記
テーマ:
「最新動向を踏まえたRCEP利用のポイント」
TSストラテジー株式会社 代表取締役 藤森 陽子
「RCEP運用上の課題と、検認リスク」
株式会社ロジスティック 代表取締役 嶋 正和
「トムソン・ロイターの提案するONESOURCE:実際に体験してみよう」
トムソン・ロイター株式会社
- ONESOURCE紹介
- ONESOURCEの「Touch & Feel」触って見よう
主催:
トムソン・ロイター株式会社 共催: Global Edge Forum
会場:
(東京会場)
日時:
2022年3月23日(水)14:00~17:00
場所:
東京有楽町: 東京国際フォーラム会議棟 G610
・東京都千代田区丸の内3丁目5−1
https://www.t-i-forum.co.jp/access/access/
(大阪会場)
日時:
2022年3月25日(金)14:00~17:00
場所:
大阪駅前 ナレッジキャピタルカンファレンスルームC04
・大阪府大阪市北区大深町3−1 北館内 グランフロント大阪 http://www.kc-space.jp/accessmap/
対象:
FTAで原産地証明を行う輸出者及び生産者の企業の方、官庁関連の方
・ 該当されない場合は、お断りする場合があります
定員:
各会場: 40名、 Web: 対象の方を受付けます
参加料:
無料
お申し込み:
ネットでから申込可能です。
定員になり次第、申込を締め切らせて頂きます。
******************
下記セミナー案内の書面はここからダウンロード出来ます。
最近の業務で多いのは、検認対応支援ですね。
以前は検認に対する準備としての業務依頼が多かったのですが、ここ最近は検認が来たのでどう対応したらいいかというのが増えました。
やはり検認が増えているようです。
第三者証明のもの、自己証明のもの、タイプはいろいろあります。担当者は精神的に疲労している場合が多い。
当然、検認を受けても大丈夫な証拠書類を作成しておけば全く問題が無い。その準備を先ずはすべきでしょう。
検認が来た場合も、個人が対応するのではなく、企業として対応しないといけないのは明らかなのですが、現実は個人対応で、担当者は困り果て、疲れ果て、場合によっては折れてしまいます。
また、過去の証明に対して検認は来ますから、検認が来てから相談されても打つ手は限られています。
これから、RCEPの利用で中国、韓国からの検認が増えるでしょう。
備えあれば憂いなしです。過去の証明を見返してみるのも大事です。
ロジスティックでは、無料の「FTA監査」を行っています。もし不安でしたら、一度受けてみてはどうでしょうか。
ご希望があれば、お問い合わせからどうぞ。