セミナービデオをYouTubeに公開しました。
FTA-BPOセミナー008 「CTCルールの活用実態」
TSストラテジー株式会社代表取締役 藤森 陽子 氏
・FTA BPOチーム メンバー
セミナー日時
2025年6月18日(木) 14:00~15:00
YouTube
世界で有利に戦うための考え方
第10回目の無料セミナーのテーマは、「日インドCEPA:集まる関心と実務上の課題」です。
トランプ関税で先行きが見えない海外販売。その中で販売多角化にインドとの貿易への関心がかなり高まっています。
FTA活用のメリットも高く、日インドCEPAを活用することで関税を削減することが必須となっていますが、他国にはない運用等の課題も多いのがまた、日インドCEPA。
■■ 講師 ■■
株式会社ロジスティック 代表取締役 嶋 正 和 氏
■■ 開催日時 ■■
2025年8月25日(金) 14:00~15:00
■■ セミナー形式 ■■
Webでの開催のみ(Teams利用予定)
セミナーへのご参加は、実際にFTAを活用する企業に限定させていただきます。
お申し込みの後、ご参加頂く方にリンクをお送りいたします。
■■ 申込み ■■
このフォームにご記入の上、送信ボタンを押してください。
Webのみでの開催となります。ふるってご参加下さい。
弊社が行っているサービスでFTAーBPOではHSコード符番の正しさは、大きな売りのポイントでもあります。
その品質を支えてくれるHSコードの専門家は元税関でHSコードを長年担当してこらえた人々で私は絶大な信頼を寄せています。
そういった人でもHSコード符番に悩むことがあります。
HSコードの符番方法には基本的なプロセスがありますが、大事な要素には類注を読み解いて符番をすることがあります。
問題はその類注の日本語が分かりにくいこと。もともと日本語は構造的な言語ではないので、言葉のかかり具合が分かりにくいのです。
その際にはこの注を作り出したオリジナルの文章である英語を読むことになります。それにより内容の正確さをつかみ取り、HSコード符番を行うのです。
その英語でも分かりにくい場合が発生します。そうなると解釈の問題にもなります。
更に問題を悪くするのはオリジナルの文章がHSコードの後半の章ではフランス語だったりするのです。そうなると原点に立ち返っても読むことが難しくなります。
昨今は翻訳ツールも発展していますが、正しく翻訳できているかわからない事もあります。
そういったところで悩んでしまうのです。
こういう問題がありますから、AIを活用したHSコード符番ツールが正しいかどうかは、最終的には人間の判断が必要になる気がしています。
新たに、BPOの仕事が始まりました。
キックオフのミーティングで進め方などいろいろと話をしましたが、話が進むにつれ、担当者の表に出せない悩み、苦悩が語られました。
この仕事とは関係ないですが、原産地証明として成立していない事例や、不十分な情報で対応している場合など。特に自己証明が可能となる日EUやCPTPPなどは、問題が即座に表面化しないので、問題の先送りになります。
また、FTAの業務を行うと社内で相談できる人がおらず、結果として問題となってしまうことが少なからずあります。
問題点は社内で簡単に打ち明けられるものではありません。自分の評価に影響を与えますし、アドバイスよりは叱責が先に来るかもしれません。それで問題が解決擦ればいいですが、方法が分かる同僚や上司がいないのがFTA。困ったものです。
上司にしても、問題点やリスクは報告してもらいたいものです。関税削減だけを上司や経営陣が求めているわけではなく、問題点の早期報告と早期解決をしたいものです。
責任を取るのは彼らですから。
私たち外部のプロは100%問題を回避できると断言できるわけではありませんが、問題点を修正する努力をし、また解決できない問題点の対処方法を企業の上司や経営陣に客観的に報告し、状況の理解と経営判断をしてもらうことを行っています。
弊社には、FTAの抱えている問題点を明確にする、無料FTA診断サービスがあります。
一度そちらを受けてみて、企業のヘルスチェックをされては如何でしょうか。