FTA活用の本を出します。 その3: 第2章の内容

本の第2章の項目は以下の様なものです。

  • 第2章 FTAの基礎
    • 2-1 FTAとは何か
      • 2-1-1 FTAの定義
      • 2-1-2 FTAが包含するもの
      • 2-1-3 FTAはこう考えるとわかりやすい
      • 2-1-4 なぜ日本ではEPAと呼ぶのか
    • 2-2 FTAを突き進めるとどこに行き着くのか
      • 2-2-1 FTAの発展段階
      • 2-2-2 世界の経済ブロック
    • 2-3 FTAのメリット、デメリット
      • 2-3-1 FTAのメリット:経済発展のドライバー
      • 2-3-2 FTAを大きく推進させた韓国
      • 2-3-3 FTAのメリット:関税削減で海外と戦う企業の武器になる
      • 2-3-4 FTAのデメリット:自由競争がもたらす「適者生存」
    • 2-4 日本のFTA
      • 2-4-1 日本で活用できるFTA
      • 2-4-2 日本のFTA: 発効待ちのFTA
      • 2-4-3 日本のFTA: 交渉中のFTA
      • 2-4-4 日本のFTA: 交渉中断?

内容がFTAの具体的な項目に移り、特に世界のFTA動向から日本から使えるFTAについて解説しています。

この点は以前の出版書籍から大きく変化したところなので、大幅に手が入っています。

FTA戦略的活用研究会の2018年8月度の日時と会場

FTA戦略的活用研究会の2018年8月度の日時と会場が決まりました。

日時: 2018年8月22日(水) 14:00〜

場所: 東京国際フォーラム ガラス棟会議室G502

金曜日にできずに申し訳ありません。

第20回 FTA戦略的研究会を4月20日に行いました。テーマは「日EU EPAの原産地規則を読み込む」それと、イハラニッケイ化学工業からのFTA活用事例発表でした。

第20回 FTA戦略的研究会を4月20日に行いました。

テーマは「日EU EPAの原産地規則を読み込む」それと、イハラニッケイ化学工業さんからのFTA活用事例発表でした。

企業事例は、いろいろなことが分かるのでとても為になるものでした。イハラニッケイ化学工業さん、ありがとうございました。

日EU EPAの原産地規則を読み込むセッションは私が行いました。

日EU EPAの原産地規則とPSRを小冊子にして皆さんに配りました。(それでも80ページ前後ありました。)現在、Legal revision前なので正式版と日本語版は少々待たねばなりませんが、この領域はそれほど変わるわけではないので、今から考えても何の問題もありません。

私も読み込むことで大変勉強になりました。疑問点もありましたが、企業の方の解釈や、外務省、経済産業省、ジェトロの方の参加で多面的に解釈ができ、およそ全体像は皆さん把握できたのではないのかと思います。

とても有意義な時間でした。

FTA戦略的活用研究会: 2018年7月度の日程が決まりました

FTA戦略的活用研究会の2018年7月度の日程が決まりました。

日時: 2018年7月20日(金) 14:00~17:00

場所: 東京国際フォーラム 502号

ご予定ください。

第19回 FTA戦略的活用研究会を行いました。

3月16日(金)に第19回 FTA戦略的活用研究会を行いました。

テーマは3つ

  1. HSコードの考え方: 日本関税協会 宮崎氏
  2. HS Classifier サービスの概要とデモ: トムソン・ロイター 箱田氏
  3. RCEPの原産地規則のあり方討議: メンバーによる問題提起と討論

HSコードはFTAの原産地証明で大変大切です。宮崎さんの説明はとても為になります。事例として、食器洗いのスポンジで、皆さんにHSコード符番の練習をしてもらいました。大変面白いないようだったと思います。

それに呼応して、トムソン・ロイターのサービスHS Classifierをご紹介頂きました。対話形式でのHSコード特定ができ、また、その決定ワークフローを支援するシステムです。今までいつも説明ばかりで、デモがなかったので今回はデモを中心にお話し頂き、わかりやすかったと思います。ちなみにロジスティックでもこのデモは行えます。

最後のRCEPですが、業界ごとに省庁からどのような原産地規則が望ましいかのヒアリングがあり、そういった情報を交換しました。協議の中で原産地規則がどのような方向で話されているか、例えばインドはCTC&VAなのか等。

また、原産地証明書発行がどうなるか(ように協議しているか)の話も出、大変有意義な回となりました。

次回は、4月20日となります。

2018年3月度のFTA戦略的研究会は、HSコード解説の講義とRCEPの原産地規則に関する討議です

2018年3月度のFTA戦略的研究会は、

  • HSコード解説の講義
    • 元日本関税協会の宮崎氏によるHSコードの考え方概要です
  • RCEPの原産地規則
    • RCEPの原産地規則に対して、メンバ-から協議したいことがあるということで、時間を設けます

を予定しています。

お忙しいとは存じますが、メンバーの方のご参加をお待ちしております。

本日は、第18回FTA戦略的活用研究会でした

本日は月例の第18回FTA戦略的活用研究会でした。

今回のテーマは

「原産地証明方法:一体何が正しいのか」

です。原産地証明の悩み所をシェアし合うことで、より正しい証明が出来るようにすることを目的としたグループディスカッションを行いました。

オープニングは当方からの問題提起で、その後3~4人のグループに分れて討議し、最後にグループによる発表という従来の講演形式から形態を変えたものとしました。

様々な意見が出ました。ただ全体の総括としては、

  • 第三者証明で課題があっても、商工会議所に出向き、討議を尽くすことで解決する
  • 今後主体となる自己証明が課題。第三者証明では商工会議所や経済産業省がガイドラインを出してくれているからそこを頼れば良かったが、自己証明はそのよりどころがない。企業で内容を判断することになるがそれが出来るかどうか。本研究会では自己証明が対象となるFTAの共通の見解を作れるといい

と言うことになりました。

確かにそうです。いい指摘点を頂きました。

今後、FTA戦略的活用研究会はその領域に重点を置いていきたいと思います。

 

FTA戦略的研究会にご関心のある企業の方は、以下からお問い合わせ下さい。

第17回目のFTA戦略的活用研究会では、FTA検認に関するセッションでした

1月19日に第17回FTA戦略的活用研究会を行いました。

テーマは、FTAの検認です。

企業に取ってFTAの検認がどのようなものであるかを、商工会議所や、経産省、自己証明で関与される税関の見方。また、企業はどのようなことを考えなければならないか等の意見交換を行いました。

今現在で、FTA検認に関しての一番中身の濃い研究会だったと思います。

  • 年間に何件くらいあるのか
  • どのような形で企業に知らされるのか
  • どのようなものを要求されるのか
  • 自己証明になると何がどのように変わるか、プロセスは?(日EU、TPPではどう違う?)

これらの疑問にメンバーが答え、また、企業の中で検認経験企業からのコメントももらいました。

参加者が自分の専門領域から様々意見を言い合う、FTA戦略的研究会ならではの研究会になったと思います。

2018年1月度のFTA戦略的活用研究会

明日で、今年も終わりですね。

来年のFTA戦略的活用研究会(2018年1月19日開催)は、

「FTA検認ロールプレイ」

を行います。検認が来た場合、どのようなことが起こるのか。どう対処をすればいいかをロールプレイの形で行います。

今までなかった内容です。メンバーの方はご期待ください。

 

FTA戦略的活用研究会のメンバーでない方

この会は、メンバーシップをとっております。ご関心のある方はお問い合わせください。

第16回FTA戦略的活用研究会を実施しました。

2017年12月15日に第16回FTA戦略的活用研究会を行いました。

講演は、SGHグローバル・ジャパン株式会社の

「インドのGST改革とインド物流のついて」

佐川急便グループはエクスポランカ買収からインド物流の改革を進めていらっしゃいます。インドの物流現状をより具体的にお話し頂け、また、参加者の多くの企業がインドへの戦略を深めていることから多くの質問が出ました。

企業のFTA活用事例は、長瀬ビジネスエキスパートからご発表いただきました。

185年の歴史のある商社である長瀬産業。商社のFTA活用あり方でメンバー企業との間で様々な意見が交換されました。

第16回FTA戦略的活用研究会風景
第16回FTA戦略的活用研究会風景です。様々な意見が交わされました、

この研究会の真の醍醐味は、この後のメンバー間意見交換会です。

場所を移し、2時間行いました。新しい人もいらっしゃるので、改めて自己紹介をした後で、意見交換を行いました。

プロが集まり、互いが切磋琢磨すると同時に、相談できる仲間となっていることがなによりもうれしい成果です。

PS. ライブ放送を予定していましたが、機材のトラブルで今回は出来ませんでした。申し訳ありません。原因は特定できたので、次回は問題ないと思います。