第32回GEFセミナーを開催しました。「日米物品貿易協定を理解する」

2019年11月5日に東京国際フォーラムで第32回GEFセミナー「日米物品貿易協定を理解する」を開催しました。

100名の方にご参加いただきました。もう少し大きな部屋が用意できればいいのですが、賃料が急激に跳ね上がるので、無料セミナーにするには限度があります。

シアター形式で机がない方は大変申し訳ありませんでした。

新しい試みとして、弊社書籍を買われた人は前のテーブル席と読みやすい資料をご用意しました。今回は、日米物品貿易協定のメリットのある業種一覧もお付けしました。無料で行うことの限度を解消し、頻度多いセミナーの実現とのバランスをどうとるかの試みです。

Youtubeライブも実施、50のアクセスがありました。

内容は財務省の酒井室長、TSストラテジーの藤森さんが、表面的にわかりにくい協定文を丁寧に説明していただきました。

協定といっても正直、明確にかかれていないことが多く、アメリカの法律にゆだねるといった内容が多くあり、何がわかっていて、何がわかっていないかも話していただきました。

私の方からは、活用メリットのある産業を示させていただきました。アメリカの関税は必ずしも小さくなく、対象となれば活用のしがいがあります。

それをHS2桁ごとに、対象の輸出金額比率、関税、原産地規則を示した一覧表をご覧いただき、どう対処すべきかを簡単にお話ししました。

細かい表でしたので、後ろからは見ずらかったと存じます。

開催者が言うのも何ですが、内容の濃いセミナーにはなったかと思います。

両名の許可を得て、このビデオを1週間配信します。

YouTubeのアドレスは以下です。11月13日までの公開です。

https://www.youtube.com/watch?v=VIUsAUPb4GM

RCEPのゆくえ

RCEPは合意ができず、再協議となりました。

すべての案ができあがったのに、インドがちゃぶ台返しをしたせいです。

インドにとっては、中国以外協議参加国との間ではFTAがあるので、今回の話は中国とのFTAという側面も強くあります。

それにしてもこのタイミングでのちゃぶ台返しは、政治的ポーズでしょうかね。

・抵抗したんだよという国内向けの

2020年2月までを次の目標にしましたが、頑張ってほしいものです。

TPPの交渉を思い出します。

会社の合併と原産地証明

企業の合併は昨今は珍しくなくなりました。

その企業合併は、ことFTAの原産地証明で余分な仕事を生じさせています。

第三者証明において商工会議所に企業を登録します。

存続企業は企業登録番号がある限り、過去の証明は有効に活用できます。

企業名が変更となっても、この企業の登録番号がある限り問題ありません。

問題なのは非存続企業。

その企業が原産判定申請した商品の判定番号は失効しますから、新ためて一から原産判定を行わなくてはいけません。

折しも、現在の原産判定では証拠書類の全数チェックを商工会議所はおこなっていますのでとても手間です。

日立オートモーティブと本田系3社の経営統合の記事を拝見して、本当に大変だと感じた次第です。

昨日、東京でGEFのセミナーを行いました。

月末ということもあり、事前に5名の欠席のお知らせをちょうだいしましたが、そのほかの方はほぼ皆様来られました。

ご参加、ありがとうございました。

今回はLIVEではないもののセミナー映像を撮影しましたので、近いうちにYOUTUBEにアップしたいと思います。

同じ内容では、今回は東京二回目です。大阪ではすでに終了。

あとは来月の名古屋です。

VAでの原産証明における証拠書類

商工会議所の指摘でなるほどと思ったことを一つ。

エクセルシートなどでVAの計算書を作る人が多いと思いますが、小数点などが四捨五入されて自動合計されますね。

表面的な数字を足すと、エクセルでの合計と違うことがあります。

0.3+0.3+0.3

整数だけを見せるエクセルだと

0+0+0=1

になりますね。合計が0.9なので1が合計に記されます。

ですが、資料を見る側からすれば合計は0になるはず。

この点を指摘され、合計は、見えている数値を別途合計して記すように指導されました。

若いコンサルタントが不用意にワークシートの結果を見せ、内部で指摘される基本的なところです。

考えなしに計算シートを使ってはいけないという例です。

気をつけましょう。

本日、浜松商工会議所で講演をしました

本日、浜松商工会議所主催のセミナーで話をしてきました。

浜松は本当に集客がすごいですね。

土地柄もあるのでしょうが、約90名の方が集まられました。

私の話は基本的なところが主体で、実際の証明のプロセスは税関の方がお話になりました。

輸出型の大きな企業が多いこともあり、熱気はさすがといわざるを得ません。

GEFを東京で開催しました

月曜日に大阪で行ったGEFのセミナーを今日は東京で行いました。

ほぼ満席です。

ありがたいことです。な

東京ですので、FTA戦略的活用研究会のメンバーも何人かいらっしゃいました。

質問も多くありました。

 

本日、GEFセミナーを大阪で開きました

本日、GEFセミナーを大阪で開きました。

最新の情報をお伝えし、課題点を申し上げました。質問も多く、また、弊社のFTA監査サービスを受けたいという会社も少なからずあったのはうれしいです。

資料に入れていなかったのですが、非特恵の原産地証明書にはCTHでの証明が必要であることを念のために申し上げました。

これがショックだった参加者も多くいて、改めて非特恵の証明未対応が日本企業の問題であることを再確認しました。

日米物品貿易協定セミナー@東京

おかげさまで、満席となりそうです。

申込みが多数なので、会場を椅子席にしてキャパを増やさせて頂きました。

ご参加者には、ご不便をおかけしますが、できるだけ多くの人に聞いていただきたいためです。

お許しください。

日米物品貿易協定のセミナー開催概要が決まりました

アメリカとの物品協定の署名がなされました。すでに協定文書も公開され、来年1月1日は発効するといわれています。この協定では輸入者申告が採用されます。対象産品が少ないこと、準備する時間が短いことなどから、企業では戸惑いも多いと思われます。

Global Edge Forumでは、第32回目のセミナーとしてこの協定をいち早く取り上げます。協定交渉に参加された、財務省関税局経済連携室の酒井室長をお招きし、交渉の概要、今後の展望をお伺いします。

また、Global Edge Forumのメンバーである、TSストラテジーの藤森氏、そして私の方から企業として何に気をつけるべきかをできる限りお伝えしたいと思います。

なお、会場参加は申込みが短時間で満席になると想定されます。セミナーをYouTubeのLive配信でご覧頂けます。

当セミナーにおきましては、協定文が手元にあると便利です(英語版でなければいけません)。官庁サイトからダウンロード出来ますが、有償となりますが、書籍にして利便性を高めたものを用意しています。

日時: 2019年11月05日(火) 14:00~17:00

場所: 東京国際フォーラム G602
東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
・東京駅徒歩5分、有楽町駅徒歩1分

講演
「日米貿易協定の概要(仮)」
・財務省関税局経済連携室 室長 酒井 健太郎氏
「協定文を読み解く(仮)」
・TSストラテジー株式会社 代表取締役社長 藤森 陽子氏
「日米物品貿易協定の企業戦略への展開(仮)」
・株式会社ロジスティック 代表取締役 嶋 正和
費用   無料

申込み
ネットで申込みができます。
会場参加の募集を2019年10月16日11:00より行います。
・短時間で満員になることが予測されます。

YouTubeでのLive配信も予定しております。こちらもネットで申込みできます。
・こちらは、開始前日まで応募を受付けます。

日米物品貿易協定の協定文
協定文を書籍にしました。日本からの輸出で重要なのは英文の協定となり、その部分を書籍としました。
・基本的には官庁のサイトにある英語の協定文pdfと同じものになります。ご了承下さい。
・セミナーの際に手元にあるとセミナーがより理解出来ます。
・書籍に関して詳しくは、こちらから。
・ご予約頂けますと、セミナー当日お取り置き致します。
-現金での決済をお願いします。領収書をお出しします。