表題のような質問を受けることがままあります。
結論から言えば、「わかりません。署名しないと発表されないのです。」としか答えられません。
ただ、類推はできます。
その国が結んでいる他の協定での条件を調べれば、その国がその商品に対して考えていることがおおよそわかります。原産地規則も同じですね。
必ずしも正確ではないので、イメージとして掴み、正式発表までは対応策を考えておけばいいのではないかと思います。
あ
世界で有利に戦うためのコツ
多くのFTAプロジェクトを行ってきました。
その多くで、原産判定を行い、原産としていましたが、原産で無いものが見つかり、別な方法でも原産と出来ない場合が少なくありません。
関税削減効果も小さくなく、割と多頻度で輸出している場合、困ったことになります。
コンプライアンス上、非を認め、原産としてきたのを取り下げるか、その判断をしてもらうまで原産地証明書取得を中断するか。
何より、FTAの原産地証明に関してミドルマネジメント以上が知らなさすぎるのが問題です。
最終的には彼らに判断してもらう事になります。
ちゃんと論点を整理して、代替案も考えて判断を仰ぎますが、企業内部ではなかなか難しい問いのだなと痛感します。
プロジェクトを行う以上、外部プロとしてはちゃんとしてもらいますが。
多くの方が勘違いしていますが、日本商工会議所によるFTA原産地証明の証拠書類確認は、証明の確約、保証をするものではありません。
不十分な点を指摘して下さいますが、日本商工会議所による保証を得たということにはなりません。
あくまで、証明の責任は企業にあることを忘れないでください。
検認に来た際に、日本商工会議所は支援して下さいますが、原産地判定を出したから責任をとるということはありません。
考えてみて下さい。
証明責任を日本商工会議所が取流ことになれば、どれだけのリスクを背負うことになるか。証明の背景などを詳しく見ることもできないのです。
あくまでも不備を指摘していただけるということと理解しましょう。
PS
ただ、?がつく指摘をされることもありますね。
遅くなりました。
本日、メンバー企業の方に7月17日(金)に開催します第45回FTA戦略的活用研究会の開催要項をメールにてお送りしました。
ご確認ください。
今回のテーマとスピーカーは以下の通りです。
サプライヤ証明書は、提出する側にとって面倒であり、かつメリッ
是非、調達・購買の方もご参加下さりますよう、ご紹介下さい。
1 サプライヤ証明を信用できるか?~証明品質を確保して、調達・購
・株式会社ロジスティック 代表取締役 嶋 正和
2 サプライヤー証明は面倒?FTA専門商社が提案するソリューショ
・ 小池産業株式会社
今回も、会場参加、Web参加共に申込みが必要となっております。
Web参加のURLは申し込まれた際の返信メールにアドレスを記載しておりますので、ご注意ください。
オープンセッションとした第44回FTA戦略的活用研究会、ご参加いただきありがとうございました。
久しぶりのセミナー、久しぶりのWeb配信。東京国際フォーラムのLANのスピードが安定せず、皆様には大変ご迷惑をおかけしました。また、セッティングの問題で、音声にハウリングが起こったようで、一部の方には大変ご迷惑をおかけしました。
会場には10名程度の方がいらっしゃっていただけました。FTA研の名物でもあるセミナー後の懇親会も、ソーシャル・ディスタンシングに気を遣って小一時間行いました。
セミナーにもあったのでインドのFTAの話など出ました。また、各社のテレワークの現状など大変興味深く拝聴できました。
研究会のビデオは1週間程度閲覧できるようにしておりますので、是非ご覧下さい。
その後、ネットから落とすようにします。
今年オリンピックが開催されないため、オリンピックで使われる予定であった東京国際フォーラムは7月から9月まで利用が可能となりました。今後も毎月ここでFTA戦略的活用研究会を行って参ります。
研究会のメンバーでない企業の方で、ご関心がおありの方は是非、お声をかけて下さい。
下記のメールアドレスからお問い合わせ下さい。