FTA活用の本を出します。 その3: 第2章の内容

本の第2章の項目は以下の様なものです。

  • 第2章 FTAの基礎
    • 2-1 FTAとは何か
      • 2-1-1 FTAの定義
      • 2-1-2 FTAが包含するもの
      • 2-1-3 FTAはこう考えるとわかりやすい
      • 2-1-4 なぜ日本ではEPAと呼ぶのか
    • 2-2 FTAを突き進めるとどこに行き着くのか
      • 2-2-1 FTAの発展段階
      • 2-2-2 世界の経済ブロック
    • 2-3 FTAのメリット、デメリット
      • 2-3-1 FTAのメリット:経済発展のドライバー
      • 2-3-2 FTAを大きく推進させた韓国
      • 2-3-3 FTAのメリット:関税削減で海外と戦う企業の武器になる
      • 2-3-4 FTAのデメリット:自由競争がもたらす「適者生存」
    • 2-4 日本のFTA
      • 2-4-1 日本で活用できるFTA
      • 2-4-2 日本のFTA: 発効待ちのFTA
      • 2-4-3 日本のFTA: 交渉中のFTA
      • 2-4-4 日本のFTA: 交渉中断?

内容がFTAの具体的な項目に移り、特に世界のFTA動向から日本から使えるFTAについて解説しています。

この点は以前の出版書籍から大きく変化したところなので、大幅に手が入っています。

FTA戦略的活用研究会の2018年8月度の日時と会場

FTA戦略的活用研究会の2018年8月度の日時と会場が決まりました。

日時: 2018年8月22日(水) 14:00〜

場所: 東京国際フォーラム ガラス棟会議室G502

金曜日にできずに申し訳ありません。

【ロイターより】米、NAFTA自動車部品調達比率75%要請 段階的に引き上げ

米、NAFTA自動車部品調達比率75%要請 段階的に引き上げ

2018年5月1日

ロイター

https://jp.reuters.com/article/us-nafta-idJPKBN1I12C7

より細かな部品調達率設定をアメリカ側が行っているようです。

FTA活用の本を出します。 その2: 第1章の内容

今度のFTA活用本の第1章は以下の様な内容です。

  • 第1章 FTAと戦略的活用
    • 1-1 日本のFTAが迎えた大きな転機
    • 1-2 (ポイント1) 企業のサプライチェーンが変わる
    • 1-3 (ポイント2) FTAとコンプライアンス

この本のまとめを記しています。

経営陣の方に読んで頂きたく、忙しい方達は、この第1章だけでも読んでもらうようにコンパクトにまとめました。

もし関心を持ってもらえたら、関連の章を読んでもらえる様な作りです。

FTA活用の本を出します。 その1

5年前にFTA活用本を出しました。(その前にも出しています。これはその改訂版)

いろいろな人に使って頂きました。外務省や経済産業省ではFTA(EPA)を担当したときの最初に読む本として手渡されるとのことで、光栄の至りであると同時に、情報が古いことをなんとかしないとと思っていました。

新しい本は6月頭に出す予定です。

前回と違い、本の値段は3700円+消費税。合計で3996円と少々値段が上がりますが、その分ページ数も280ページ、HSコード特定に関する記述など多くの有益な情報を記したつもりです。

内容に関してはまた別の日に。

流通経路ですが、三省堂や紀伊國屋などの一般流通は考えておらず、Amazonにも流すとして少量しか考えていません。(売切れぼめんです)

メインは、セミナーにお越しの方に販売する形にしようかなと現在は思っています。使う人のお顔を見て、お売りしたいと。

【日経新聞より】 RCEP、年内合意のハードル高く タイはTPPに関心 ASEAN、同床異夢の貿易交渉

【日経新聞より】 RCEP、年内合意のハードル高く タイはTPPに関心 ASEAN、同床異夢の貿易交渉

2018年4月27日

日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29825500V20C18A4FF8000/

16カ国での合意は大変と言うことがよく分かります。

【共同通信より】 メキシコ、TPPを承認 米国除く11カ国で初めて

【共同通信より】 メキシコ、TPPを承認 米国除く11カ国で初めて

2018年4月27日

共同通信

https://this.kiji.is/362151205721719905?c=39546741839462401

TPPが発効に向けて動き出しました。

【ニュース】FTA、農業・投資に拡大 EU・メキシコ大筋合意 保護主義への対抗強調

【ニュース】FTA、農業・投資に拡大 EU・メキシコ大筋合意 保護主義への対抗強調

2018年4月23日

日本経済新聞

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20180423&ng=DGKKZO29697040S8A420C1FF8000

第20回 FTA戦略的研究会を4月20日に行いました。テーマは「日EU EPAの原産地規則を読み込む」それと、イハラニッケイ化学工業からのFTA活用事例発表でした。

第20回 FTA戦略的研究会を4月20日に行いました。

テーマは「日EU EPAの原産地規則を読み込む」それと、イハラニッケイ化学工業さんからのFTA活用事例発表でした。

企業事例は、いろいろなことが分かるのでとても為になるものでした。イハラニッケイ化学工業さん、ありがとうございました。

日EU EPAの原産地規則を読み込むセッションは私が行いました。

日EU EPAの原産地規則とPSRを小冊子にして皆さんに配りました。(それでも80ページ前後ありました。)現在、Legal revision前なので正式版と日本語版は少々待たねばなりませんが、この領域はそれほど変わるわけではないので、今から考えても何の問題もありません。

私も読み込むことで大変勉強になりました。疑問点もありましたが、企業の方の解釈や、外務省、経済産業省、ジェトロの方の参加で多面的に解釈ができ、およそ全体像は皆さん把握できたのではないのかと思います。

とても有意義な時間でした。

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